<山本敦のAV進化論 第30回>
「スマホでハイレゾ」の実力とは? ドコモの “ハイレゾ対応” スマホ一斉比較テスト
お風呂やゲレンデでもハイレゾが聴けるスマホ
サムスン「GALAXY S5 ACTIVE」
■音まわりのプロフィール
基本的な機能はシリーズのフラグシップモデルである「GALAXY S5」と共通でありながら、米国国防総省の調達基準「MIL規格」に対応したタフネス・スマホ。防水防塵はIPX5/7、IPX6Xに対応。本体に付いた汚れを水道水で洗い流すことができ、温度耐久性も高いのでスキーやスノボなどウィンターレジャーのお供にもよさそうだ。見方を変えれば「お風呂からゲレンデまで」様々な生活シーンでハイレゾが聴ける、初めてのオーディオプレーヤーということになる。
ハイレゾ再生の基本仕様は「GALAXY Note Edge」に比べ0.5世代前の内容であり、「ミュージック」アプリで96kHz/24bitまでのWAV/FLAC形式のファイルがイヤホン端子から再生できる。インターフェースの見やすさ・使いやすさはEdgeと同レベルで、再生ファイルの詳細も画面から確認ができるほか、「マルチウィンドウ表示」にも対応する。
音まわりの機能では「Adapt Sound」や「Sound Alive」は搭載するが、「K2HD」は非対応。USB端子からのデジタル出力には対応しているが、ハイレゾ再生時のステータスをnano iDSDのインジケーターで確認したところ、96kHz/24bit以上のファイルを再生してもランプが44.1kHz/48kHzのファイル再生時に点灯する緑色になるので、どうやらダウンコンバート再生になるようだ。もっともポタアンが使えて、音楽再生の幅が広がるのは大歓迎だ。
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