公開日 2016/04/25 11:00
スティーブ・ハリス本人を直撃!オンキヨー “アイアン・メイデン ヘッドホン” 開発秘話
「ヘヴィーメタルに適したヘッドホンを」
あのヘヴィーメタルバンド「アイアン・メイデン」とコラボしたオンキヨーのヘッドホン「ED-PH0N3S」(関連ニュース)。同製品について、なんと世界ツアーで来日したスティーブ・ハリス氏本人から話を聞くことができた(国内ウェブ媒体では当サイト独占!)。“メイデン・ヘッドホン”開発に込められた想いやハイレゾについての思想を熱く語ってくれた模様を以下にレポートしよう。
− ライブ数時間前というタイミングなのにお時間をとっていただいてありがとうございます! さて、この製品が発表された際に「シンバルの音や中音域の表現にこだわった」というコメントを出されていましたが、その理由を改めて教えていただけますか?
スティーブ・ハリス氏(以下敬称略) シンバルがどうこうというより、中音域がしっかりしたヘッドホンがないと感じていたんだ。高価なものから安いモデルまで、様々なメーカーのヘッドホンを試したが、ダンスミュージック向けに重低音を重視したものばかりだった。だから、我々のようなヘヴィーメタルを聴くのに適したヘッドホンを作りたいと思ったんだよ。
− 中音域にこだわったのは、声の表現が重要だということですか?
スティーブ・ハリス ボーカルだけでなく、中音域にはものすごく多くの情報量が入っているということさ。中音域をヘッドホンがちゃんと表現できることで、今までまったく気づかなかったような音もちゃんと聴こえるようになるんだ。
− なるほど。中音域ということですと、歪んだギターが刻むバッキングのフレーズなどもその帯域ですね。
スティーブ・ハリス 例えばジェネシスの作品などは今まで何度も聴いているのに、このヘッドホンで聴くと新しいことに気付くんだ。まったく新しいアルバムを聞いているかのように感じられて、非常に興味深いね。
− ヘヴィーメタルやハードロックには、アイアン・メイデンに代表されるNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)のほかにも様々なジャンルがあります。開発にあたって、そのような点は意識されたりしましたか?
スティーブ・ハリス ジャンルがどうこうではなく、現在の多くのヘッドホンはいわゆるドンシャリで、重低音が重視されすぎている点がポイントだ。そこまで低域を重視しすぎる必要はなく、そこに割くリソースを削って、そのぶんの余裕を中音域に使ってあげることで、いろんなジャンルの音楽がキチンと聴けるようになるのではないかと思ったのさ。
− 開発にあたり、どんな曲をリファレンスに使っていたのですか?
スティーブ・ハリス まだマスタリングさえ済んでいない曲なんだ。まず右チャンネルから最初の楽器が鳴り、続いて左チャンネルから次の楽器、その後にボーカルが入ってくるといった具合に、冒頭の30秒間ですべての要素が聴き分けられる、理想的なトラックがあるんだよ。
− それは興味深いですね。リリースする予定がある曲なのですか?
スティーブ・ハリス いずれリリースするかもしれないが、今のところ具体的な予定はないね。
− 「ED-PH0N3S」を買ったファンはぜひ欲しくなる曲だと思いますよ。
スティーブ・ハリス もちろん今までにリリースしたアイアン・メイデンの曲も製品チェックに使っているよ。最新作「Book Of Souls」なら「Empire Of The Clouds」、そのほかのアルバムなら「Sill Life(Piece of Mind 収録)」や「Sign Of The Cross(Rock In Rio 収録)」などは、この「ED-PH0N3S」で聴くのに特にオススメだ。
<スティーブ・ハリス氏による「ED-PH0N3S」オススメ楽曲>
・Still Life (Piece of Mind)
・The Reincarnation of Benjamin Breeg (A Matter Of Life And Death)
・Sign Of The Cross (Rock In Rio)
・Empire Of The Clouds (Book Of Souls)
・2 Mins. To Midnight (Powerslave)
・Alexander The Great (Somewhere In Time)
・No More Lies (Dance Of Death)
・Edge Of Darkness (The X Factor)
・When The Wild Wind Blows (Final Frontier)
・Blood Brothers (Brave New World)
※順不同
− ライブ数時間前というタイミングなのにお時間をとっていただいてありがとうございます! さて、この製品が発表された際に「シンバルの音や中音域の表現にこだわった」というコメントを出されていましたが、その理由を改めて教えていただけますか?
スティーブ・ハリス氏(以下敬称略) シンバルがどうこうというより、中音域がしっかりしたヘッドホンがないと感じていたんだ。高価なものから安いモデルまで、様々なメーカーのヘッドホンを試したが、ダンスミュージック向けに重低音を重視したものばかりだった。だから、我々のようなヘヴィーメタルを聴くのに適したヘッドホンを作りたいと思ったんだよ。
− 中音域にこだわったのは、声の表現が重要だということですか?
スティーブ・ハリス ボーカルだけでなく、中音域にはものすごく多くの情報量が入っているということさ。中音域をヘッドホンがちゃんと表現できることで、今までまったく気づかなかったような音もちゃんと聴こえるようになるんだ。
− なるほど。中音域ということですと、歪んだギターが刻むバッキングのフレーズなどもその帯域ですね。
スティーブ・ハリス 例えばジェネシスの作品などは今まで何度も聴いているのに、このヘッドホンで聴くと新しいことに気付くんだ。まったく新しいアルバムを聞いているかのように感じられて、非常に興味深いね。
− ヘヴィーメタルやハードロックには、アイアン・メイデンに代表されるNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)のほかにも様々なジャンルがあります。開発にあたって、そのような点は意識されたりしましたか?
スティーブ・ハリス ジャンルがどうこうではなく、現在の多くのヘッドホンはいわゆるドンシャリで、重低音が重視されすぎている点がポイントだ。そこまで低域を重視しすぎる必要はなく、そこに割くリソースを削って、そのぶんの余裕を中音域に使ってあげることで、いろんなジャンルの音楽がキチンと聴けるようになるのではないかと思ったのさ。
− 開発にあたり、どんな曲をリファレンスに使っていたのですか?
スティーブ・ハリス まだマスタリングさえ済んでいない曲なんだ。まず右チャンネルから最初の楽器が鳴り、続いて左チャンネルから次の楽器、その後にボーカルが入ってくるといった具合に、冒頭の30秒間ですべての要素が聴き分けられる、理想的なトラックがあるんだよ。
− それは興味深いですね。リリースする予定がある曲なのですか?
スティーブ・ハリス いずれリリースするかもしれないが、今のところ具体的な予定はないね。
− 「ED-PH0N3S」を買ったファンはぜひ欲しくなる曲だと思いますよ。
スティーブ・ハリス もちろん今までにリリースしたアイアン・メイデンの曲も製品チェックに使っているよ。最新作「Book Of Souls」なら「Empire Of The Clouds」、そのほかのアルバムなら「Sill Life(Piece of Mind 収録)」や「Sign Of The Cross(Rock In Rio 収録)」などは、この「ED-PH0N3S」で聴くのに特にオススメだ。
<スティーブ・ハリス氏による「ED-PH0N3S」オススメ楽曲>
・Still Life (Piece of Mind)
・The Reincarnation of Benjamin Breeg (A Matter Of Life And Death)
・Sign Of The Cross (Rock In Rio)
・Empire Of The Clouds (Book Of Souls)
・2 Mins. To Midnight (Powerslave)
・Alexander The Great (Somewhere In Time)
・No More Lies (Dance Of Death)
・Edge Of Darkness (The X Factor)
・When The Wild Wind Blows (Final Frontier)
・Blood Brothers (Brave New World)
※順不同
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