公開日 2011/11/03 18:03
<TIAS>アクシス、独B.M.C製品フルラインナップや参考出展多数 − Dan D'Agostinoのプリメイン、AyreのA/Dコンバーターなど
11月3日より東京・有楽町の国際フォーラムで開催されている「2011 東京インターナショナルオーディオショウ」。本稿では、発売前となる製品の展示や参考出展がみられるアクシスのブースレポートをお届けする。
■Dan D'Agostinoの「MOMENTUM」プリメイン、Ayreの192/24対応A/Dコンバーターが参考出展
米Dan D'Agostinoからは、既にモノラルパワーアンプが発売されている「MOMENTUM」シリーズ(関連ニュース)の新製品として、プリアンプのモックが出展されている。ゼロフィードバックデザイン、セパレート・パワーサプライを採用したモデルとなり、来年のCESで正式発表が予定されている。
さらに、米Ayreからも、USB-DAC「QB-9」の対となる192/24対応A/Dコンバーター「QA-9」が参考出展されている。出力はUSB、AES/EBUを備える。こちらも来年CESでの正式発表が予定されており、価格はQB-9と同価格帯の90万円前後を予定しているという。
■新ブランドB.M.Cから、フルラインナップ登場
11月から取り扱い開始となった独B.M.Cブランドからは、D/Aコンバーター+プリアンプ、CDベルトドライブプレーヤー、ステレオパワーアンプ、プリアンプ、MCフォノプリアンプいったラインナップが一挙に出揃っている。
各製品とも、フォードバックレスで低歪率と広帯域を実現する独自の回路コンセプト「Load Effect Free(LEF)パワーアンプ回路」、低入力インピーダンスによって電源ソースをダイレクトにパワー増幅ステージへ送る「Current Injection(CI)電源駆動テクノロジー」、アッテネーターを不要とし、ソースのエネルギーロスをきたさない可変ゲイン方式「DIGM」という、B.M.C製品の三大特徴を備えている。
D/Aコンバーター+プリアンプ「DAC1 PRE HR」は、192/24のUSB入力に対応するモデルで、32倍/128倍スイッチャブル・オーバーサンプリング機能を搭載している。入力はS/PDIF4系統に加え、Superlinkを装備する。スイッチャブルSCRを備えており、S/PDIF入力を96kHzにアップサンプリング可能。Flat/Pulseスイッチャブル・デジタルフィルターも備える。価格は567,000円(税込)。オプションとして、アナログプリアンプ・モジュールを搭載可能で、プリアンプセクションにも同様のCI回路とLEF出力を搭載する。
CDベルトドライブプレーヤー「BDCD1.1」は、最新のベルトドライブメカニズムを採用したモデルで、価格は525,000円(税込)。DAC1と同じく、S/PDIF入力4系統のほかにSuperlinkを装備しており、データと3つのクロックの分離伝送によって最短距離でDAC1との接続を可能とし、ジッターの低減を図る。
ステレオパワーアンプ「S1」は、上述のDAC1からの電流出力をダイレクトにパワーステージに送り込めるCI入力機能を備えている点が特徴。DAC1との光リンクによって、本機に搭載されたDIGMゲインマネージメント機能を起動させ、ボリュームコントロールをDAC1から行うことができる。内部構成はLEF回路の採用により、入力ソースの電流変換ステージと最終出力ステージのみというショートシグナルパスを実現した。XLR/RCA入力を各1系統ずつ備えている。2kWの大電力トランスを搭載しており、出力は200W×2を実現した。価格は682,500円(税込)。
プリアンプ「C1」は、信号ロスをきたさないボリューム方式DIGMゲインマネージメントを搭載する。入力はXLR×2系統、RCA×3系統を装備。内部構成は、S1と同じく入力ソースの電流変換ステージと最終出力ステージのみとしている。出力もS1と同じ200W×2。価格は714,000円(税込)。入力切替機能を備えており、本体には入力切替やボリューム調整などを操作できる専用リモコンが付属する。
MCフォノプリアンプ「MCC1」は、出力段をLEFクラスA回路で構成している。最終段出力を一種のカスコード接続に近似のものとし、増幅された音楽信号が様々な電気的影響を受けないように工夫している。また本機の出力は、上述のDAC1プリ入力に接続することで電流駆動となり、同じくS1などのCI入力にも電流のまま伝送される仕組みとなる。周波数特性は20Hz〜20kHz±0.25dBで、入力インピーダンスは<3Ω、出力インピーダンスは100Ω。本体寸法は435W×91H×350Dmm。価格は336,000円(税込)となる。
■Dan D'Agostinoの「MOMENTUM」プリメイン、Ayreの192/24対応A/Dコンバーターが参考出展
米Dan D'Agostinoからは、既にモノラルパワーアンプが発売されている「MOMENTUM」シリーズ(関連ニュース)の新製品として、プリアンプのモックが出展されている。ゼロフィードバックデザイン、セパレート・パワーサプライを採用したモデルとなり、来年のCESで正式発表が予定されている。
さらに、米Ayreからも、USB-DAC「QB-9」の対となる192/24対応A/Dコンバーター「QA-9」が参考出展されている。出力はUSB、AES/EBUを備える。こちらも来年CESでの正式発表が予定されており、価格はQB-9と同価格帯の90万円前後を予定しているという。
■新ブランドB.M.Cから、フルラインナップ登場
11月から取り扱い開始となった独B.M.Cブランドからは、D/Aコンバーター+プリアンプ、CDベルトドライブプレーヤー、ステレオパワーアンプ、プリアンプ、MCフォノプリアンプいったラインナップが一挙に出揃っている。
各製品とも、フォードバックレスで低歪率と広帯域を実現する独自の回路コンセプト「Load Effect Free(LEF)パワーアンプ回路」、低入力インピーダンスによって電源ソースをダイレクトにパワー増幅ステージへ送る「Current Injection(CI)電源駆動テクノロジー」、アッテネーターを不要とし、ソースのエネルギーロスをきたさない可変ゲイン方式「DIGM」という、B.M.C製品の三大特徴を備えている。
D/Aコンバーター+プリアンプ「DAC1 PRE HR」は、192/24のUSB入力に対応するモデルで、32倍/128倍スイッチャブル・オーバーサンプリング機能を搭載している。入力はS/PDIF4系統に加え、Superlinkを装備する。スイッチャブルSCRを備えており、S/PDIF入力を96kHzにアップサンプリング可能。Flat/Pulseスイッチャブル・デジタルフィルターも備える。価格は567,000円(税込)。オプションとして、アナログプリアンプ・モジュールを搭載可能で、プリアンプセクションにも同様のCI回路とLEF出力を搭載する。
CDベルトドライブプレーヤー「BDCD1.1」は、最新のベルトドライブメカニズムを採用したモデルで、価格は525,000円(税込)。DAC1と同じく、S/PDIF入力4系統のほかにSuperlinkを装備しており、データと3つのクロックの分離伝送によって最短距離でDAC1との接続を可能とし、ジッターの低減を図る。
ステレオパワーアンプ「S1」は、上述のDAC1からの電流出力をダイレクトにパワーステージに送り込めるCI入力機能を備えている点が特徴。DAC1との光リンクによって、本機に搭載されたDIGMゲインマネージメント機能を起動させ、ボリュームコントロールをDAC1から行うことができる。内部構成はLEF回路の採用により、入力ソースの電流変換ステージと最終出力ステージのみというショートシグナルパスを実現した。XLR/RCA入力を各1系統ずつ備えている。2kWの大電力トランスを搭載しており、出力は200W×2を実現した。価格は682,500円(税込)。
プリアンプ「C1」は、信号ロスをきたさないボリューム方式DIGMゲインマネージメントを搭載する。入力はXLR×2系統、RCA×3系統を装備。内部構成は、S1と同じく入力ソースの電流変換ステージと最終出力ステージのみとしている。出力もS1と同じ200W×2。価格は714,000円(税込)。入力切替機能を備えており、本体には入力切替やボリューム調整などを操作できる専用リモコンが付属する。
MCフォノプリアンプ「MCC1」は、出力段をLEFクラスA回路で構成している。最終段出力を一種のカスコード接続に近似のものとし、増幅された音楽信号が様々な電気的影響を受けないように工夫している。また本機の出力は、上述のDAC1プリ入力に接続することで電流駆動となり、同じくS1などのCI入力にも電流のまま伝送される仕組みとなる。周波数特性は20Hz〜20kHz±0.25dBで、入力インピーダンスは<3Ω、出力インピーダンスは100Ω。本体寸法は435W×91H×350Dmm。価格は336,000円(税込)となる。