• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/09/20 13:15

テクニクス、オールインワン小型オーディオ “OTTAVA f”「SC-C70」

新自動音場補正「Space Tune」も
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
パナソニックは、Technics(テクニクス)ブランドの新製品として、オールインワンコンパクトオーディオシステム “OTTAVA f”「SC-C70」を10月20日に発売する。価格は100,000円(税抜)。

Technics“OTTAVA f”「SC-C70」

テクニクスではこれまで、OTTAVA(オッターヴァ)という愛称のオーディオシステム「SC-C500」を展開してきた。OTTAVAとはイタリア語で「Octave」を表し、豊かな音を遠くまで届かせられるオクターブ奏法から名前を付けた。

今回の「OTTAVA f」は「オッターヴァ フォルテ」と読む。フォルテはイタリア語の演奏記号で、強く、強い音の意。OTTAVAのデザインアイコンや遠くまで広がる音を継承しつつ、力強いサウンドで音楽を豊かに再生する意図を名前に込めた。

CDからハイレゾ、BT、Wi-Fiまで様々な音源に1台で対応

“OTTAVA f”「SC-C70」は、CDプレーヤー、USB A端子、光デジタル入力、アナログ入力(3.5mmステレオミニ)、FM/AMチューナーなどを搭載。Bluetoothによる再生にも対応している。

背面端子部

多彩な音源や入出力に対応

またWi-Fiも内蔵し、PC/NAS内の音源を再生できるほか、AirPlayでiOSデバイスやMacの音源をワイヤレス再生したり、インターネットを介してSpotifyを直接再生したりすることも可能だ。前面にはヘッドホン出力(3.5mm)も備え、イヤホン/ヘッドホンで音楽を聴くこともできる。

なおリモコンには番号ボタンが用意され、Spotifyのプレイリストや好みのインターネットラジオ、FMラジオ局などをプリセットしておくと、一押しで好みのサービスを聞くことができる。本体には番号ボタンはないが、「FAV」「SELECT」ボタンを使うことでプリセットしたコンテンツを再生可能だ。

本機のリモコン

再生可能なハイレゾファイルはFLAC/ALACなどのPCM系が192kHz/24bitまで、DSDは5.6MHzまで。

筐体前面には8cmウーファー×2、2cmシルクドームトゥイーター×2を搭載。また12cmのサブウーファーを底面に備えている。なおサブウーファーは独立駆動のバイアンプ構成となっている。またデュアルロングポートも備え、40Hz〜50kHzの広帯域再生を実現した。

筐体前面には8cmウーファー×2、2cmシルクドームトゥイーター×2を搭載

12cmのサブウーファーを底面に備えている

なお、トゥイーターの前面には逆ドーム形状フィンのアコースティック・レンズを備え、高域の指向性を確保している。

またSC-C70には、これまでテクニクスが培った高音質技術を継承。歪み、ノイズ、ジッターを抑えたフルデジタルアンプ「JENO Engine」を搭載しているほか、アンプの特性を最適化する負荷適合アルゴリズム「LAPC」も、トゥイーター+ウーファー用とサブウーファー用の2系統を備えている。

JENO EngineやLAPCといった、テクニクスでおなじみの技術も搭載

独自の音場補正機能「Space Tune」

独自の音場補正機能「Space Tune」も、Technicsの専用アプリから利用できる。iPhoneやiPadのマイクを利用するもので、対応するのはiOS版アプリのみ。まずは動画で設定の手順を確認して欲しい。



設置環境に応じた3つのモードを選択し、iPhoneやiPadのマイクを向けるとテストトーンを発信。これをマイクで読み取ってアプリ側でDSPパラメーターを解析し、それを本体側に転送するという仕組みだ。

「Space Tune」の概要

テクニクスアプリのメニュー画面

計測するのは周波数特性のみで、凸凹があった場合、これをDSPでなるべく平坦に近づける。

アプリでマイクのノイズレベルを計測する際、テクニクス製品のアイコンになっている針式のアナログメーター風表示になるなど、デザインやUIも洗練されている。

ノイズレベルの測定時にはアナログの針式メーターが動く

測定中のアニメーションも見ていて楽しい

なおAndroidは機種数が多く、マイク特性をあらかじめ調べることが困難なため、このSpaceTuneは、当面はiOSのみの展開となるという。

青色が計測した周波数特性、赤色がDSPで補正する周波数特性

シンプルさと機能美を演出したデザイン

デザイン面は、“OTTAVA”「SC-C500」のテイストを継承し、円形のCDドライブカバーを採用。CDが回っているところを見て楽しむことができる。天板はアルミフィニッシュとしてシンプルさと機能美を演出。また前面はルーバーデザインとして新味を出した。外形寸法は450W×143H×280Dmm。

CDドライブにはライトが仕込まれている

デザインの特徴

「買ったら1〜2万円」のオーディオボードを全員プレゼント

本機の発売に際して、オリジナルオーディオボードを購入者全員にプレゼントするキャンペーンが実施される。

10月20日から2018年1月19日のあいだ、SC-C70を購入し、CLUB Panaconicに愛用者登録し、キャンペーンに応募すると、テクニクスとオーディオボードメーカーが共同開発した5層構造のボードを全員にプレゼントする。応募期間は10月20日から2018年1月31日 17時まで。

プレゼントキャンペーンの概要

ボードの構造。5層構造になっている

オーディオボードはホワイトで、リビングにもなじむ色合い。「ふつうに買ったら1〜2万円のもの」(パナソニック関係者)とのことなので、期間中に購入したらぜひ応募しよう。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルネットオーディオプレーヤー
  • ブランドTECHNICS
  • 型番OTTAVA f
  • 発売日2017年10月20日
  • 価格100000
【SPEC】●定格出力:フロントスピーカー(L/R) 30W+30W(1kHz、T.H.D. 1.0%、6Ω、20kHz LPF、JEITA)、サブウーハー 40W(70Hz、T.H.D.1.0%、4Ω、20kHz LPF、JEITA) ●バージョン:Bluetooth Ver.2.1+EDR ●送信出力:Class 2(2.5mW) ●対応プロファイル:A2DP(SCMS-T対応)、AVRCP ●対応コーデック:AAC、SBC ●ヘッドホン:ステレオ(Φ3.5mm) ●USB:タイプA コネクタ ●対応USBメモリ容量:最大2TB ●イーサネットインターフェース:LAN(100 BASE-TX、10 BASE-T) ●AUX 入力:ステレオ(Φ3.5mm) ●デジタル入力:光デジタル入力(光角型端子) ●サポートフォーマット:LPCM ●電源:AC100V、50/60Hz ●消費電力:45W ●外形寸法:450W×143H×280Dmm ●質量:約7.8kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX