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公開日 2005/09/20 18:05

ソニー、高性能フルデジタルアンプと自動音場補正機能を搭載したフラグシップAVアンプ

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TA-DA9100ES
ソニーマーケティング(株)は、ソニーの新しいAVアンプのフラグシップモデルとなる「TA-DA9100ES」を12月21日に発売する。価格は税込で682,500円。

高度な自動音場補正機能を搭載。新しく開発したステレオマイクロフォンを付属し、独自開発のテストトーンを使って高精度かつ高速な音場補正を実現する。各スピーカー有無判定、各チャンネルのバランス・ゲイン調整、距離設定などのほか、高精度32ビット精度の高音質グラフィックイコライザー(1/3オクターブ型31バンド)を用いた周波数特性補正などを約30秒という短時間で設定および補正する。


本機のリアパネル

フロントパネル内端子部
調整後には、全てのスピーカー特性をフラットにする「フラット・モード」、前方スピーカーの特性を基準にして、サラウンドスピーカーの特性を合わせ込む「フロント・リファレンス」、同社が設計環境に使っている大きな部屋のゆったりした音場感を再現する「エンジニア・リファレンス」から、ユーザーの好みに応じた音場特性を選択できる。

さらに、高級アンプ用に新開発されたフルデジタルアンプ「32bit S-Master PRO」を搭載。“S-Master”は、入力信号を完全デジタル領域で処理し、スピーカーを直接駆動できるD/Aコンバーター。D/Aコンバーターをそのままパワーアンプとして動作させることで、アナログアンプに存在していたひずみを排除する。


本機の内部構造
“S-Master PRO”の特長として挙げられる“パルスハイト・ボリューム”は、パルスの高さを変えて音量を調整する機能。デジタル領域でデータやパルスの構成を一切操作しないことにより、情報量の欠落がなく、小音量時から大音量まで高音質を維持する。またアナログアンプ方式の位相特性をデジタル領域の演算で再現する“DCフェーズリニアライザー”も同社独自の機能である。

また本機ではi.LINK端子を搭載しており、同日発表されたプレーヤー「DVP-NS9100ES」との通信も可能だ。双方向同期伝送方式であるH.A.T.S.を搭載することによって、プレーヤーのオーディオデータ読み出し、レートをアンプ側からコントロールできる。これにより過不足なく一定のフロー速度でデータが伝送でき、音質を害するジッターが理論的にゼロにできるという特長がある。さらにHDMI端子を入力2系統、出力1系統装備し、1080Pまでの信号に対応する。

そのほかにも9.1chサラウンドシステムへの対応を実現し、合計6本のサラウンドスピーカーシステムを使用したサラウンド環境を構築することができる。マルチチャンネル入力および2chアナログ入力のデジタル変換には、A/DSD変換を採用。ビデオアップ/ダウンコンバーター機能も充実させている。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
お客様ご相談センター 
TEL/0570-00-3311

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドSONY
  • 型番TA-DA9100ES
  • 発売日2005年12月21日
  • 価格¥682,500(税込)
【SPEC】●定格出力(20-20kHz、4Ω):220W×7ch ●実用最大出力(JEITA、4Ω):320W×7ch ●高調波ひずみ率:フロント0.15%以下(4/8Ω負荷)220W+220W/200W+200W、(20Hz〜20kHz) ●周波数特性:アンプブロック:10Hz〜50kHz ±3dB ●SN比:LINE 100dB(サラウンド、EQ全てOFF) ●映像系機器(音声&映像)入力:8系統 ●映像系機器(音声&映像)出力:3系統 ●映像モニター出力:2系統 ●HDMI入出力:入力2系統、出力1系統 ●コンポーネント映像入出力:入力3系統、出力1系統 ●D端子入出力:入力3系統(D4)、出力1系統(D4) ●S映像入出力:入力8系統、出力3系統 ●S映像モニター 出力:2系統 ●デジタル入出力:入力 光7系統・同軸5系統、出力 光2系統 ●オーディオ入力:PHONO(MM)1系統、LINE系4系統 ●オーディオ出力:REC OUT2系統 ●i.LINK:2系統(オーディオのみ) ●マルチチャンネル入力:2系統(7.1ch+7.1ch) ●消費電力:400W ●外形寸法:430W×238H×480Dmm ●質量:28.5kg
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