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公開日 2009/04/02 17:29
NEC、USB2.0より約40倍速い超高速通信技術を開発
HD動画の転送に最適
NECは、機器間の超高速通信を可能にする回路技術とLSIを新たに開発。伝送ケーブルで起きる信号波形の歪みを補正することで、USB2.0に比べて約40倍の実効速度を実現した。
2時間のハイビジョン動画コンテンツの場合、USB2.0を用いて伝送した場合の転送時間は約14分、次世代規格であるUSB3.0を用いた場合は約80秒。今回開発した通信インターフェースを用いた場合、転送時間は約22秒になるという。
またこの技術は、安価で信号が歪みやすいケーブルでも超高速通信が行えるのが特徴。さらに、HDDに比べ非常に速い転送速度を持つSSDの能力を活かすことも可能となる。
従来の受信技術では波形の歪みを完全に補正していたが、本技術では、意図的に一定量の歪みを残した状態で信号を受信する。さらに歪みを残した状態の信号でも正確に受信できるように、歪み波形の状態を従来の2値ではなく3値で判別する新規入力データ判別回路と、これに用いる判別タイミング信号の生成回路を開発。受信信号のタイミング制御による波形補正が可能となり、約2倍の動作速度を実現した。
また、通常は1つの入力データに対して毎回補正処理を行うのに対し、本技術では、4つの入力データごとに1回だけ補正処理を実行。この回路を4つ並列に時間をずらして動作させることで1つの回路が動作する時間が長くなり、より複雑な補正処理が行えるという。これらの工夫により、安価な伝送ケーブルで生じる複雑な波形歪みの補正にも対応ができるという。
2時間のハイビジョン動画コンテンツの場合、USB2.0を用いて伝送した場合の転送時間は約14分、次世代規格であるUSB3.0を用いた場合は約80秒。今回開発した通信インターフェースを用いた場合、転送時間は約22秒になるという。
またこの技術は、安価で信号が歪みやすいケーブルでも超高速通信が行えるのが特徴。さらに、HDDに比べ非常に速い転送速度を持つSSDの能力を活かすことも可能となる。
従来の受信技術では波形の歪みを完全に補正していたが、本技術では、意図的に一定量の歪みを残した状態で信号を受信する。さらに歪みを残した状態の信号でも正確に受信できるように、歪み波形の状態を従来の2値ではなく3値で判別する新規入力データ判別回路と、これに用いる判別タイミング信号の生成回路を開発。受信信号のタイミング制御による波形補正が可能となり、約2倍の動作速度を実現した。
また、通常は1つの入力データに対して毎回補正処理を行うのに対し、本技術では、4つの入力データごとに1回だけ補正処理を実行。この回路を4つ並列に時間をずらして動作させることで1つの回路が動作する時間が長くなり、より複雑な補正処理が行えるという。これらの工夫により、安価な伝送ケーブルで生じる複雑な波形歪みの補正にも対応ができるという。