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公開日 2011/08/23 13:05
ソニー、スカパー! HDチューナー内蔵のBDレコーダーを発売
重複録画を避ける専用アルゴリズムも
ソニーは、スカパー! HDチューナーを本体に内蔵したBDレコーダー「BDZ-SKP75」を10月22日に発売する。価格はオープンだが11万円前後での販売が予想される。
地上/BS/110度CSデジタルチューナー2系統に加え、スカパー!HDチューナーも内蔵したレコーダー。あわせて3番組同時録画が行える。内蔵HDDは500GBで、USB-HDD録画にも対応している。
■スカパー!HDチューナー内蔵で様々な動作制限を解消
従来、同社のレコーダー中上位機種は、LAN接続によるスカパー! HD録画に対応していたが、DRモードのみの録画となったり、おまかせ・まる録やおまかせチャプター、ダイジェスト再生が使えない、またEPGはチューナー側のものを使用する必要があるなど、様々な動作制限があった。
今回、本体内にスカパー! HDチューナーを内蔵することで、様々なメリットが生まれる。レコーダーのAVCエンコーダーが利用でき、AVC長時間録画が行えるほか、番組表もチューナーのものがそのまま使用できる。おまかせ・まる録や番組表一発予約、気になる検索やMy! 番組表、毎回録画、おでかけ転送ファイルの同時作成も、地上/BSなどと同様に行えるようになった。
USB-HDDにスカパー!HD番組を録画することも可能で、また、おまかせチャプターやダイジェスト再生なども利用できるなど、これまでのLAN接続では不可能だった操作が行えるようになった。
■重複録画を回避するスカパー! HD専用アルゴリズムを装備
さらに録画機能では、スカパー専用アルゴリズムを搭載。スカパー!HDでは人気シリーズの同一話が複数回放映されることが多いが、本機では番組タイトルをもとにして、再放送などの重複録画を自動で避けるアルゴリズムを備えた。
しかも、たとえば第1話の途中から録画を開始し、再放送で第1話が再び放映される場合は、再放送の第1話を最初から録画する機能も装備。第1話に限らず、第2話から録画した場合でも、第1話を自動録画するのだという。
なおこれらのアルゴリズムはスカパー!HD専用となり、そのほかの放送では適用されない。
■外付けUSB-HDD録画に対応
外付けUSB-HDDへの録画に対応した。最大2TBのHDDを接続でき、登録できるUSB-HDDは最大10台まで、同時に接続できるHDDは1台のみ。なお、それぞれのHDDに名前を付けることもできる。
内蔵HDDとUSB-HDDの録画番組はダビング/ムーブが可能。またUSB-HDD内の番組の追いかけ再生や録画中の別番組再生、おまかせチャプターの付与、ダイジェスト再生、タイトル編集などは、内蔵HDDと同様に行える。内蔵スカパー!HDチューナーの番組をUSB-HDDに録画することもできる。
USB-HDDへの録画はいくつか動作制限がある。USB-HDDへ録画した番組は、録画した機器でのみ再生が可能なのは他社製品と同様。またUSB-HDDへの複数番組の同時録画、x-おまかせ・まる録での自動録画、リモート録画、CATV LAN録画などは行うことはできない。さらにUSB-HDDからBD/DVDへ直接ダビングすることも不可となっている。
そのほかUSB-HDDから直接おでかけ転送することや、USB-HDD上のコンテンツを、ソニールームリンク(DLNA)で配信することも行えない。
■AVCエンコーダーは、「インテリジェントエンコーダー3」
AVCエンコーダーは上位機と同様、「インテリジェントエンコーダー3」を搭載。従来からある「新ダイナミックVBR」「ジャンル別エンコーディング」「ビジュアルアテンション」といった機能に加え、新たに画像解析機能「シーン解析エンコーディング」を加えた。
シーン解析エンコーディングでは、入力信号の画像解析とビジュアルアテンションの解析結果、エンコーディングのフィードバック情報を解析し、シーンを特定。「人物」「風景」「動き」「夕景」「夜景」「人物+夜景」「マクロ」などの各シーンに最適なエンコーディングを適応的に行うものだ。
■映像回路は「CREAS 4」を搭載
映像回路は、BDZ-AT750/AT350Sに先行して搭載された「CREAS 4」を採用した。
「CREAS 4」では、「HDリアリティー エンハンサー」や「Super Bit Mapping for Video」、精度を高めた「新I/P変換」などのほか、新たに超解像処理に対応。超解像の効果は3D映像に対しても適用できる。なお、3D映像の高画質化については映像コンテンツに3D識別信号が入っていることが条件となる。具体的には、BS11の放送にはこの識別信号が埋め込まれている。
3D映像の高画質化に対しては「おまかせ画質モード」も搭載。液晶/プラズマ/プロジェクター/有機ELといったモニターの種類と、リビングおまかせ/シアターおまかせ/パワフルおまかせという画質モードの中から好みのものを選択しておくと、再生している映像素材を識別して最適なモードに自動調整する。
さらに、画質モードの「おすすめカスタム値」に「BDシネマ3D」を追加。3D画質をカスタマイズして追求したいユーザーにも配慮している。
■無線LANに対応。「Chan-Toru」でスマホ連携も
ネットワーク系機能では、USB無線LANアダプターに対応し、別売りオプション「UWA-BR100」を利用することで、IEEE802.11b/g/a/nでの無線伝送が行える。
ソニールームリンク機能も備え、DLNAサーバー機能やレコ×トルネにも対応している。なお、DLNAプレーヤー機能やDTCP-IPムーブには非対応となっている。
またVODサービスではアクトビラ ビデオ・フルやアクトビラ ビデオ・ダウンロード、TSUTAYA TVなどに対応している。
そのほかスマートフォン連携では、8月5日にバージョン3.0へ機能向上させた「Chan-Toru」に対応。iPhoneやAndroidスマートフォンでラテ欄形式のEPGを閲覧できるだけでなく、本機では録画タイトルの概要や番組詳細、ファイルサイズなど詳細が閲覧できるようになったほか、録画タイトルの編集、HDD容量の確認なども行えるようになった。
またChan-Toruは、PCやタブレットなど向けの、2タブ構成のユーザーインターフェースのものも新たに用意。より見やすくし、使い勝手を高めている。
■AVCHD Ver 2.0対応。高速起動も継承した
カメラ連携機能では、「AVCHD Ver. 2.0」規格に対応。AVCHD 3DとAVCHD Progressiveをサポートすることで、3D動画や60p動画をHDD/BDへ取り込むことが可能になった。取り込んだ映像は、HDD/BD上でカット編集やタイトル結合/分割、プレイリスト作成などが可能。また、MPO形式の3D静止画の取り込みにも対応している。
そのほか高速起動機能では、「0.5秒瞬間起動」や「番組表一発予約」などを従来機から引き続き搭載している。
■モノリシックを基調にブラックで高級感を演出
本体デザインは、同社のほかのレコーダーと同様、モノリシックデザインが基調となっている。カラーリングは若干異なっており、本体もブラックで、下部のフロントパネルもアルミブラックで、ブラック×ブラックの組み合わせによりシックな印象と高級感を演出している。
またリモコンは、AT系のものをベースにしながら、「スカパー! HD」ボタンを新設したほか、「お好みチャンネル」ボタンも追加されている。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
地上/BS/110度CSデジタルチューナー2系統に加え、スカパー!HDチューナーも内蔵したレコーダー。あわせて3番組同時録画が行える。内蔵HDDは500GBで、USB-HDD録画にも対応している。
■スカパー!HDチューナー内蔵で様々な動作制限を解消
従来、同社のレコーダー中上位機種は、LAN接続によるスカパー! HD録画に対応していたが、DRモードのみの録画となったり、おまかせ・まる録やおまかせチャプター、ダイジェスト再生が使えない、またEPGはチューナー側のものを使用する必要があるなど、様々な動作制限があった。
今回、本体内にスカパー! HDチューナーを内蔵することで、様々なメリットが生まれる。レコーダーのAVCエンコーダーが利用でき、AVC長時間録画が行えるほか、番組表もチューナーのものがそのまま使用できる。おまかせ・まる録や番組表一発予約、気になる検索やMy! 番組表、毎回録画、おでかけ転送ファイルの同時作成も、地上/BSなどと同様に行えるようになった。
USB-HDDにスカパー!HD番組を録画することも可能で、また、おまかせチャプターやダイジェスト再生なども利用できるなど、これまでのLAN接続では不可能だった操作が行えるようになった。
■重複録画を回避するスカパー! HD専用アルゴリズムを装備
さらに録画機能では、スカパー専用アルゴリズムを搭載。スカパー!HDでは人気シリーズの同一話が複数回放映されることが多いが、本機では番組タイトルをもとにして、再放送などの重複録画を自動で避けるアルゴリズムを備えた。
しかも、たとえば第1話の途中から録画を開始し、再放送で第1話が再び放映される場合は、再放送の第1話を最初から録画する機能も装備。第1話に限らず、第2話から録画した場合でも、第1話を自動録画するのだという。
なおこれらのアルゴリズムはスカパー!HD専用となり、そのほかの放送では適用されない。
■外付けUSB-HDD録画に対応
外付けUSB-HDDへの録画に対応した。最大2TBのHDDを接続でき、登録できるUSB-HDDは最大10台まで、同時に接続できるHDDは1台のみ。なお、それぞれのHDDに名前を付けることもできる。
内蔵HDDとUSB-HDDの録画番組はダビング/ムーブが可能。またUSB-HDD内の番組の追いかけ再生や録画中の別番組再生、おまかせチャプターの付与、ダイジェスト再生、タイトル編集などは、内蔵HDDと同様に行える。内蔵スカパー!HDチューナーの番組をUSB-HDDに録画することもできる。
USB-HDDへの録画はいくつか動作制限がある。USB-HDDへ録画した番組は、録画した機器でのみ再生が可能なのは他社製品と同様。またUSB-HDDへの複数番組の同時録画、x-おまかせ・まる録での自動録画、リモート録画、CATV LAN録画などは行うことはできない。さらにUSB-HDDからBD/DVDへ直接ダビングすることも不可となっている。
そのほかUSB-HDDから直接おでかけ転送することや、USB-HDD上のコンテンツを、ソニールームリンク(DLNA)で配信することも行えない。
■AVCエンコーダーは、「インテリジェントエンコーダー3」
AVCエンコーダーは上位機と同様、「インテリジェントエンコーダー3」を搭載。従来からある「新ダイナミックVBR」「ジャンル別エンコーディング」「ビジュアルアテンション」といった機能に加え、新たに画像解析機能「シーン解析エンコーディング」を加えた。
シーン解析エンコーディングでは、入力信号の画像解析とビジュアルアテンションの解析結果、エンコーディングのフィードバック情報を解析し、シーンを特定。「人物」「風景」「動き」「夕景」「夜景」「人物+夜景」「マクロ」などの各シーンに最適なエンコーディングを適応的に行うものだ。
■映像回路は「CREAS 4」を搭載
映像回路は、BDZ-AT750/AT350Sに先行して搭載された「CREAS 4」を採用した。
「CREAS 4」では、「HDリアリティー エンハンサー」や「Super Bit Mapping for Video」、精度を高めた「新I/P変換」などのほか、新たに超解像処理に対応。超解像の効果は3D映像に対しても適用できる。なお、3D映像の高画質化については映像コンテンツに3D識別信号が入っていることが条件となる。具体的には、BS11の放送にはこの識別信号が埋め込まれている。
3D映像の高画質化に対しては「おまかせ画質モード」も搭載。液晶/プラズマ/プロジェクター/有機ELといったモニターの種類と、リビングおまかせ/シアターおまかせ/パワフルおまかせという画質モードの中から好みのものを選択しておくと、再生している映像素材を識別して最適なモードに自動調整する。
さらに、画質モードの「おすすめカスタム値」に「BDシネマ3D」を追加。3D画質をカスタマイズして追求したいユーザーにも配慮している。
■無線LANに対応。「Chan-Toru」でスマホ連携も
ネットワーク系機能では、USB無線LANアダプターに対応し、別売りオプション「UWA-BR100」を利用することで、IEEE802.11b/g/a/nでの無線伝送が行える。
ソニールームリンク機能も備え、DLNAサーバー機能やレコ×トルネにも対応している。なお、DLNAプレーヤー機能やDTCP-IPムーブには非対応となっている。
またVODサービスではアクトビラ ビデオ・フルやアクトビラ ビデオ・ダウンロード、TSUTAYA TVなどに対応している。
そのほかスマートフォン連携では、8月5日にバージョン3.0へ機能向上させた「Chan-Toru」に対応。iPhoneやAndroidスマートフォンでラテ欄形式のEPGを閲覧できるだけでなく、本機では録画タイトルの概要や番組詳細、ファイルサイズなど詳細が閲覧できるようになったほか、録画タイトルの編集、HDD容量の確認なども行えるようになった。
またChan-Toruは、PCやタブレットなど向けの、2タブ構成のユーザーインターフェースのものも新たに用意。より見やすくし、使い勝手を高めている。
■AVCHD Ver 2.0対応。高速起動も継承した
カメラ連携機能では、「AVCHD Ver. 2.0」規格に対応。AVCHD 3DとAVCHD Progressiveをサポートすることで、3D動画や60p動画をHDD/BDへ取り込むことが可能になった。取り込んだ映像は、HDD/BD上でカット編集やタイトル結合/分割、プレイリスト作成などが可能。また、MPO形式の3D静止画の取り込みにも対応している。
そのほか高速起動機能では、「0.5秒瞬間起動」や「番組表一発予約」などを従来機から引き続き搭載している。
■モノリシックを基調にブラックで高級感を演出
本体デザインは、同社のほかのレコーダーと同様、モノリシックデザインが基調となっている。カラーリングは若干異なっており、本体もブラックで、下部のフロントパネルもアルミブラックで、ブラック×ブラックの組み合わせによりシックな印象と高級感を演出している。
またリモコンは、AT系のものをベースにしながら、「スカパー! HD」ボタンを新設したほか、「お好みチャンネル」ボタンも追加されている。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドSONY
- 型番BDZ-SKP75
- 発売日2011年10月22日
- 価格¥OPEN(予想実売価格110,000円前後)
【SPEC】●HDD容量:500GB ●チューナー:地上デジタル(CATVパススルー対応)×2、BS・110度CSデジタル×2、スカパー!HD×1 ●記録対応メディア:HDD、BD-RE(Ver2.1、2×まで)、BD-RE XL(Ver3.0、2×まで)、BD-R(Ver.1.1/1.2/1.3、6×まで)、BD-R XL(Ver.2.0、4×まで)、DVD-RW(CPRM対応 Ver.1.1/1.2、6×まで)、DVD-R(CPRM対応 Ver.2.0/2.1、16×まで) ●入出力端子:HDMI出力×1、D端子出力×1、コンポジット映像入力/出力×1/1、S映像入力/出力×1/1、ステレオ音声入力/出力×1/1、光デジタル音声出力×1、USB×3、LAN×1 ●消費電力:42W ●外形寸法:430W×56H×283Dmm(突起部含む) ●質量:約3.6kg