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公開日 2014/05/20 16:16
シャープ、新4K AQUOS & AQUOS 4Kレコーダー発表会 - 「4K元年に新たな扉開く」
4K対応製品の販売構成比も強化目指す
既報のとおり、シャープは新4K AQUOS「UD20ライン」(関連ニュース)と4K試験放送「Channel 4K」を録画できる“AQUOS 4Kレコーダー”「TU-UD1000」(関連ニュース)を発表した。
本日同社は発表会を開催。デジタル情報家電事業本部 液晶デジタルシステム第一事業部の戸祭正信事業部長が登壇した。地上デジタル放送のスタート時(2003年12月)にも、開始に先駆けて地デジチューナー内蔵の液晶テレビを発売(2003年6月)し、2004年8月にはフルHDパネル搭載モデルを発売した実績を紹介した同氏。「“フルHDパネル+地デジ内蔵”から10年を経て、4K元年となる2014年は、4Kネット配信と試験放送に対応したテレビをリリースし、4Kへの扉を開く」と意気込む。
今年6月2日からは次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による無料4K試験放送「Channel 4K」(関連ニュース)が、10月からはNTTぷらら「ひかりTV」にて有料4K VOD配信がスタートする予定となっている。これまでPCなどパーソナルなラインナップが多かった4K対応製品だが、この流れをうけ、今年はテレビやレコーダーなどのラインナップを強化。シャープの50型以上モデルの売上において、4K対応液晶テレビの販売構成比を20%以上にすることを目指す。クアトロン プロも含めた場合は、販売構成比50%以上を狙うという。
さらに今年は地上デジタル放送が全国でスタートしてから約8年を迎え、買い換えニーズが高まる年だと説明。「買い換えのサイクルはテレビは8年くらい、レコーダーは5年くらいだと言われている。2006年は液晶テレビがかなりの台数売れた年で、昨年末以来、更なる大画面・高画質/音質テレビへの買い換え需要が伸びている。これからの課題は、買い換えを検討しているユーザーに向けて、これまでとは違う特徴を持つ4K対応製品をいかに訴求するかということ。これをうまく提案できれば、4K市場も伸長すると考えている。AQUOSは『UD20ライン』や『TU-UD1000』で、高精細で臨場感溢れる4Kの世界をいちはやく家庭に紹介する」と語った。
以下、会見で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q. ワールドカップの開幕日は6月12日からだが、6月25日以降の発売というスケジュールにした理由を教えてほしい。また、そもそもワールドカップの4K試験放送が実施できるか微妙という話もあるが。
A. 実際に発売される製品を放送波で検証して作り込む必要があるためだ。6月2日のNexTV-Fによる試験放送開始日から、検証と作り込みを行う。ワールドカップが4K放送されるかどうかは、我々もはっきりと聞いていないが、6月25日の発売に対し、製品の開発スピードはできるだけ前倒しで進めていきたいと考えている。
Q. 4K試験放送は一日に数時間程度の予定と言われている。コンテンツの問題についてはどう感じているか?
A. コンテンツの内容については正式な案内がないので何とも言えない部分があるが、スポーツやドキュメントなど今後充実していくと考えている。2014年は『4K元年』。“ソフト”と“ハード”両輪で4K市場を盛り上げていきたい。
Q. 「UD20」ラインについて。UD1ラインから想定売価が下がっているようだが、値付けの戦略などについて教えてほしい。
A. 他社製品など、市場相場感を見ながら決定した。
Q. 売りの現場では4Kチューナーや4Kテレビの発売を望む声が多いが、なぜ「レコーダー」というかたちにしたのか?
A. 4K試験放送は、スタート直後から24時間放送するわけではないが、ユーザーの生活時間とのマッチングを考えるとタイムシフト機能も必要ではないかという結論にいたり、レコーダー機能を搭載した。
Q. 4Kテレビのシェア、シャープはどのくらい取りたいと考えているか。また、他社との差別化戦略は?
A. 昨年の4Kテレビの売上げは薄型テレビ市場全体の2%弱で、そのうち我々のシェアは1割強だった。2014年は、4Kテレビが市場全体の5%くらいにまで上がると見ている。我々はそのなかでボトムでも3割くらいのシェアを獲得したいと考えている。
Q. 増税にともなう反動減はどうなっているか。また、年末に向けての市場展望は?
A. 市場実売データを見ていると、3月は駆け込み需要のため前年比30%くらい上がっていた。それが4月で30%ほど落ちたが、直近だと10%落ちくらいまでに盛り返してきている。増税についてはあまり大きな影響がないまま今後ゆるやかに回復していくとみている。
本日同社は発表会を開催。デジタル情報家電事業本部 液晶デジタルシステム第一事業部の戸祭正信事業部長が登壇した。地上デジタル放送のスタート時(2003年12月)にも、開始に先駆けて地デジチューナー内蔵の液晶テレビを発売(2003年6月)し、2004年8月にはフルHDパネル搭載モデルを発売した実績を紹介した同氏。「“フルHDパネル+地デジ内蔵”から10年を経て、4K元年となる2014年は、4Kネット配信と試験放送に対応したテレビをリリースし、4Kへの扉を開く」と意気込む。
今年6月2日からは次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による無料4K試験放送「Channel 4K」(関連ニュース)が、10月からはNTTぷらら「ひかりTV」にて有料4K VOD配信がスタートする予定となっている。これまでPCなどパーソナルなラインナップが多かった4K対応製品だが、この流れをうけ、今年はテレビやレコーダーなどのラインナップを強化。シャープの50型以上モデルの売上において、4K対応液晶テレビの販売構成比を20%以上にすることを目指す。クアトロン プロも含めた場合は、販売構成比50%以上を狙うという。
さらに今年は地上デジタル放送が全国でスタートしてから約8年を迎え、買い換えニーズが高まる年だと説明。「買い換えのサイクルはテレビは8年くらい、レコーダーは5年くらいだと言われている。2006年は液晶テレビがかなりの台数売れた年で、昨年末以来、更なる大画面・高画質/音質テレビへの買い換え需要が伸びている。これからの課題は、買い換えを検討しているユーザーに向けて、これまでとは違う特徴を持つ4K対応製品をいかに訴求するかということ。これをうまく提案できれば、4K市場も伸長すると考えている。AQUOSは『UD20ライン』や『TU-UD1000』で、高精細で臨場感溢れる4Kの世界をいちはやく家庭に紹介する」と語った。
以下、会見で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q. ワールドカップの開幕日は6月12日からだが、6月25日以降の発売というスケジュールにした理由を教えてほしい。また、そもそもワールドカップの4K試験放送が実施できるか微妙という話もあるが。
A. 実際に発売される製品を放送波で検証して作り込む必要があるためだ。6月2日のNexTV-Fによる試験放送開始日から、検証と作り込みを行う。ワールドカップが4K放送されるかどうかは、我々もはっきりと聞いていないが、6月25日の発売に対し、製品の開発スピードはできるだけ前倒しで進めていきたいと考えている。
Q. 4K試験放送は一日に数時間程度の予定と言われている。コンテンツの問題についてはどう感じているか?
A. コンテンツの内容については正式な案内がないので何とも言えない部分があるが、スポーツやドキュメントなど今後充実していくと考えている。2014年は『4K元年』。“ソフト”と“ハード”両輪で4K市場を盛り上げていきたい。
Q. 「UD20」ラインについて。UD1ラインから想定売価が下がっているようだが、値付けの戦略などについて教えてほしい。
A. 他社製品など、市場相場感を見ながら決定した。
Q. 売りの現場では4Kチューナーや4Kテレビの発売を望む声が多いが、なぜ「レコーダー」というかたちにしたのか?
A. 4K試験放送は、スタート直後から24時間放送するわけではないが、ユーザーの生活時間とのマッチングを考えるとタイムシフト機能も必要ではないかという結論にいたり、レコーダー機能を搭載した。
Q. 4Kテレビのシェア、シャープはどのくらい取りたいと考えているか。また、他社との差別化戦略は?
A. 昨年の4Kテレビの売上げは薄型テレビ市場全体の2%弱で、そのうち我々のシェアは1割強だった。2014年は、4Kテレビが市場全体の5%くらいにまで上がると見ている。我々はそのなかでボトムでも3割くらいのシェアを獲得したいと考えている。
Q. 増税にともなう反動減はどうなっているか。また、年末に向けての市場展望は?
A. 市場実売データを見ていると、3月は駆け込み需要のため前年比30%くらい上がっていた。それが4月で30%ほど落ちたが、直近だと10%落ちくらいまでに盛り返してきている。増税についてはあまり大きな影響がないまま今後ゆるやかに回復していくとみている。