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公開日 2016/01/08 08:01
<CES>サムスン、量子ドット/IoT連携/Tizen OSなど'16年4Kテレビ最新戦略
ディスプレイ付き冷蔵庫も登場
サムスンは、米国ラスベガスで開催中の2016 International CESにて、現地時間5日にプレスカンファレンスを開催した。その目玉となっていたのは、「過去10年間、米国で50%以上のシェアを持ち続けている」という同社の薄型テレビ戦略だ。
同社では、昨年のCESで新たな立ち上げを発表した(関連ニュース)、液晶テレビの“SUHD”ブランドを推進している。今回のCESで発表したフラグシップモデル「KS9500」は、10bit入力の量子ドットパネルを組み合わせていることがキーワードの4Kテレビ(関連ニュース)。ベゼルレスデザインの湾曲型ディスプレイを採用している。同モデルは最低1,000nitの高輝度を持ち、UHD Allianceが規定した「ULTRA HD プレミアム」の基準を満たし、「ULTRA HD プレミアム」のロゴも取得している。
なお“SUHD”ブランドの中には、最大170インチの8Kテレビもラインナップしている。改めて、同社のテレビが上位モデルまで含め全て液晶方式のみで展開していくことを打ち出した格好だ。さらにUltra HDプレーヤー「UBD-K8500」も、米国での発売が改めて発表された。
また、サムスンによるテレビ製品のプレスカンファレンスにおいて、他社とは異なりユニークだと思われる点は、独自OS「Tizen」による“スマートTVの世界”を引き続き詳しくアピールしていることだ。
プレスカンファレンスでは、同社の「カスタマーエクスペリエンスラボ」によるユーザー体験向上の研究内容を披露し、スマートTV機能「SmartHub」による映像配信について紹介した。定着しているAmazonやNetflixの視聴シーンにおいても、ただ各アプリの画面を表示するだけではなく、画面下部にポップアップされるお勧め作品に直接飛べるといった作りこみがなされている。「SmartView」でテレビとスマートフォンを連動させる2画面視聴、放送とデータ連動による視聴などにも対応する。
サムスン独自の戦略として、同社の薄型テレビはIoTデバイス、そしてスマートホームともリンクしている。サムスン製品の「IoT」はオープンアプローチを採用しており、業界内の各種スマートデバイス規格への対応が基本となっているが、2016年の“SUHD”テレビに対しては「Smart Things Extend Adapter」を追加することで、テレビ画面上からスマートデバイスをコントロールする機能も提供していく。
今回のプレスカンファレンスでは白物家電についての発表も行われたが、なかでもユニークだったのが「FamilyHub」と呼ばれるスマート機能付きの冷蔵庫。冷蔵庫全面にフルHDの液晶ディスプレイを搭載しており、テレビ番組のミラー表示や音楽配信などの機能にも対応する。画面をノックするだけで内部を確認できたり、液晶画面からはMasterCardと連動したショッピングサイトにアクセスして生鮮食品を購入するなど、そのまま買い物をすることもできる。
また、薄型テレビ以外の発表でサムスンらしさが現れていたと思うのは、「GALAXY」関連の発表だ。サムスンが推し進めるのは「GALAXY Eco System」と名付けられたアプリやデバイスを交えた展開。特にNFCベースの決済システム「Samsung Pay」に力を入れている。「GALAXY」と一体化したVRディスプレイとして利用できる「GEAR VR」についても、「VRビデオ」として豊かな映像体験の提供を推進していく。
同社では、昨年のCESで新たな立ち上げを発表した(関連ニュース)、液晶テレビの“SUHD”ブランドを推進している。今回のCESで発表したフラグシップモデル「KS9500」は、10bit入力の量子ドットパネルを組み合わせていることがキーワードの4Kテレビ(関連ニュース)。ベゼルレスデザインの湾曲型ディスプレイを採用している。同モデルは最低1,000nitの高輝度を持ち、UHD Allianceが規定した「ULTRA HD プレミアム」の基準を満たし、「ULTRA HD プレミアム」のロゴも取得している。
なお“SUHD”ブランドの中には、最大170インチの8Kテレビもラインナップしている。改めて、同社のテレビが上位モデルまで含め全て液晶方式のみで展開していくことを打ち出した格好だ。さらにUltra HDプレーヤー「UBD-K8500」も、米国での発売が改めて発表された。
また、サムスンによるテレビ製品のプレスカンファレンスにおいて、他社とは異なりユニークだと思われる点は、独自OS「Tizen」による“スマートTVの世界”を引き続き詳しくアピールしていることだ。
プレスカンファレンスでは、同社の「カスタマーエクスペリエンスラボ」によるユーザー体験向上の研究内容を披露し、スマートTV機能「SmartHub」による映像配信について紹介した。定着しているAmazonやNetflixの視聴シーンにおいても、ただ各アプリの画面を表示するだけではなく、画面下部にポップアップされるお勧め作品に直接飛べるといった作りこみがなされている。「SmartView」でテレビとスマートフォンを連動させる2画面視聴、放送とデータ連動による視聴などにも対応する。
サムスン独自の戦略として、同社の薄型テレビはIoTデバイス、そしてスマートホームともリンクしている。サムスン製品の「IoT」はオープンアプローチを採用しており、業界内の各種スマートデバイス規格への対応が基本となっているが、2016年の“SUHD”テレビに対しては「Smart Things Extend Adapter」を追加することで、テレビ画面上からスマートデバイスをコントロールする機能も提供していく。
今回のプレスカンファレンスでは白物家電についての発表も行われたが、なかでもユニークだったのが「FamilyHub」と呼ばれるスマート機能付きの冷蔵庫。冷蔵庫全面にフルHDの液晶ディスプレイを搭載しており、テレビ番組のミラー表示や音楽配信などの機能にも対応する。画面をノックするだけで内部を確認できたり、液晶画面からはMasterCardと連動したショッピングサイトにアクセスして生鮮食品を購入するなど、そのまま買い物をすることもできる。
また、薄型テレビ以外の発表でサムスンらしさが現れていたと思うのは、「GALAXY」関連の発表だ。サムスンが推し進めるのは「GALAXY Eco System」と名付けられたアプリやデバイスを交えた展開。特にNFCベースの決済システム「Samsung Pay」に力を入れている。「GALAXY」と一体化したVRディスプレイとして利用できる「GEAR VR」についても、「VRビデオ」として豊かな映像体験の提供を推進していく。