公開日 2016/11/08 18:48

キヤノン、“世界最小・最軽量”のレーザー光源採用4K/HDRプロジェクター

アプリ操作にも対応
編集部:小澤 麻実
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
キヤノンは、“パワープロジェクター”シリーズの新モデルとして、レーザー光源を使用した4Kプロジェクター「4K600STZ」を発売する。2017年4月上旬発売で、予想実売価格は798万円前後。HDRに対応するほか、4Kレーザープロジェクターで世界最小・最軽量を実現したのが大きな特徴だ。

4K600STZ

また、ランプ光源を採用した「4K501ST」も同時発表。こちらは11月15日発売予定で、予想実売価格は598万円前後となる。以下、各製品の詳細をみていこう。

「4K600STZ」は、4Kデジタルシネマ(4,096×2,160画素)を上回る4,096×2,400画素のLCOSパネルを搭載。筐体にはキヤノンのイメージング技術の粋を集めた製品群を象徴する「レッドライン」が施されている。

新開発のレーザー光源と独自の光学システム「AISYS(エイシス)」を組み合わせることで、筐体サイズ559W×201H×624Dmm、質量約26kgを実現。同社は4Kレーザー光源プロジェクターで世界最小・最軽量で持ち運びもできるサイズとアピールしている。

このレーザー光源は、は青色レーザーダイオードが発した光を黄色蛍光体デバイスに照射することで白色光を生成するというもの。蛍光体デバイスへの集光効率を高めつつ、適切な光密度で効率的に光の波長を変換できるため、少ない数のレーザーモジュールで6,000ルーメンの高輝度投写を可能にしたという。

また、HDRにも対応。色域もITU-R BT.2020をカバーする。HDMI端子は2系統搭載し、4K/60pの伝送やHDCP2.2にも対応する。

そのほか、映像の入力信号に合わせて自動で光源の出力を調整する「ダイナミックコントラスト」機能を搭載。ネイティブコントラスト比は4,000:1だが、最大10,000:1まで自動で切り替わるとのことだ。

広角ズームレンズには特殊光学材料を使用しており、4K映像を中心から周辺部まで鮮明に投写できるとのこと。最短2.2mの距離から100インチの投写が可能。フルHD映像の4Kアップスケーリング機能も備える。

IEEE802.11b/g/nのWi-Fiを内蔵。無料のiOSアプリ「Canon Service Tool for PJ」が用意されており、リモコン操作や設定したパラメーターの変更、プロジェクターの状態監視などを行うこともできる。


「4K501ST」も、4,096×2,400画素のLCOSパネルを搭載。筐体には「レッドライン」が施されている。

4K501ST

光源は400Wのランプ光源だが、独自の光学システム「AISYS」は本機も搭載。5,000ルーメンの輝度と、470W×175H×533.5Dmm、約18kgという小型筐体を実現した。同社はランプ光源搭載4Kプロジェクターとしては世界最小&クラス最軽量としている。

レンズはズーム操作時も明るさの変動が少なく、広角端と望遠端で同等の明るさで投写が可能だという。

こちらも4K/60p伝送やHDCP2.2に対応。Wi-Fiは内蔵しない。


【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/050-555-90071

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 XREAL、XREAL Oneが入った「開運福袋2026」を12/11から販売。200セット限定
2 HARBETHの魅力は“声”にあり!色褪せぬエバーグリーンなサウンドを、あえてのアニソンで斬りまくる!
3 5万円で激変、“DCリニア電源”をどう使う?トップウイングの「DC POWER BOX」徹底使いこなし!
4 AVIOT、LDACにも対応した1万円切りの“ピヤホン9”「TE-U1-PNK」
5 mora、ハイレゾ配信12周年キャンペーン第2弾スタート。「ハイレゾ大使」には森口博子が就任
6 『続・太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』#2【後編】- かつしかトリオ『“Organic” feat. LA Strings』リリース記念インタビュー
7 AURAS東京、シアターの常識を覆すかんたん操作&美しいデザインの“エンターテイメント空間”をカスタムメイド
8 LG、リアルタイムAIプロセッサー搭載の4K有機ELテレビ「OLED C5M」
9 【Qobuzダウンロードランキング】ブルーノート東京、夏の風物詩!矢野顕子トリオのライブ盤が1位にランクイン
10 Bowers & Wilkins、「801 D4」を六本木ISETAN SALONEにて特別展示。12/25まで
12/12 10:48 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX