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公開日 2024/02/02 19:42
パナソニック23年度3Q決算はオートモーティブがけん引し増収増益。脱炭素社会に向け欧州空調事業強化を継続
年間見通し全体は据え置く
パナソニック ホールディングス株式会社は、2023年度第3四半期の決算概要を発表。同社代表取締役 副社長執行役員 グループCFO 梅田博和氏が説明を行った。
2023年度第3四半期の連結業績は、売上高が2兆1,809億円で前年同期比101%。調整後営業利益は1,261億円で前年同期比147%、営業利益は1,275億円で前年同期比151%と、増収増益となった。
セグメント別売上高では、くらし事業で北米コールドチェーンと電材は堅調に推移し増収となったが、欧州を取り巻く環境悪化により空質空調は需要減、家電はアジア・中国を中心に減収となり、全体では減収に。顧客の自動車生産が回復したオートモーティブが増収。セグメント別の営業利益は、くらし事業で空質空調と家電の減販損があったが、コールドチェーンと電材の増販益やなど全体では増益となった。オートモーティブで固定費の増加・部材高騰影響が継続したが、価格改定・合理化などにより増益となった。
2023年度の年間業績見通しでは、2023年10月30日の公表値から変更はないが、セグメント別には修正があった。くらし事業では売上高を200億円、調整後営業利益を150億円、営業利益を160億円とそれぞれ下方修正した。コールドチェーンと電材が堅調だったが、欧州A2Wを中心とした空質空調を取り巻く環境悪化と海外家電の市況悪化が影響した。
オートモーティブでは、売上高を300億円、調整後営業利益を100億円、営業利益を100億円それぞれ上方修正。自動車生産が回復基調にあり、増販益が寄与したという。
くらし事業の分社別修正要因として、くらしアプライアンス社では、国内でビューティ家電、パーソナルケア家電は堅調を持続したが、市況の悪化や洗濯機等の下期におけるシェアの改善の遅れが挙げられた。空質空調社は欧州A2Wの需要の大幅な悪化、ルームエアコン、インドア・エア・クオリティの売上が想定を下回った。
くらし事業 空質空調社における欧州空調事業の状況として、「四半期ごとに成長は鈍化し、3Qは減収に転じた。主な要因はA2W事業環境の悪化。下期の市況改善を想定したが、需要の押し上げにはつながらず年間の総需要は前年を大きく下回る見込み」と説明。しかし「足元では市況が悪化しているが、脱炭素社会に向けた流れから、長期的に成長する事業領域と考える」とし、将来への事業強化の取り組みを継続するとした。
2023年度第3四半期の連結業績は、売上高が2兆1,809億円で前年同期比101%。調整後営業利益は1,261億円で前年同期比147%、営業利益は1,275億円で前年同期比151%と、増収増益となった。
セグメント別売上高では、くらし事業で北米コールドチェーンと電材は堅調に推移し増収となったが、欧州を取り巻く環境悪化により空質空調は需要減、家電はアジア・中国を中心に減収となり、全体では減収に。顧客の自動車生産が回復したオートモーティブが増収。セグメント別の営業利益は、くらし事業で空質空調と家電の減販損があったが、コールドチェーンと電材の増販益やなど全体では増益となった。オートモーティブで固定費の増加・部材高騰影響が継続したが、価格改定・合理化などにより増益となった。
2023年度の年間業績見通しでは、2023年10月30日の公表値から変更はないが、セグメント別には修正があった。くらし事業では売上高を200億円、調整後営業利益を150億円、営業利益を160億円とそれぞれ下方修正した。コールドチェーンと電材が堅調だったが、欧州A2Wを中心とした空質空調を取り巻く環境悪化と海外家電の市況悪化が影響した。
オートモーティブでは、売上高を300億円、調整後営業利益を100億円、営業利益を100億円それぞれ上方修正。自動車生産が回復基調にあり、増販益が寄与したという。
くらし事業の分社別修正要因として、くらしアプライアンス社では、国内でビューティ家電、パーソナルケア家電は堅調を持続したが、市況の悪化や洗濯機等の下期におけるシェアの改善の遅れが挙げられた。空質空調社は欧州A2Wの需要の大幅な悪化、ルームエアコン、インドア・エア・クオリティの売上が想定を下回った。
くらし事業 空質空調社における欧州空調事業の状況として、「四半期ごとに成長は鈍化し、3Qは減収に転じた。主な要因はA2W事業環境の悪化。下期の市況改善を想定したが、需要の押し上げにはつながらず年間の総需要は前年を大きく下回る見込み」と説明。しかし「足元では市況が悪化しているが、脱炭素社会に向けた流れから、長期的に成長する事業領域と考える」とし、将来への事業強化の取り組みを継続するとした。