• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/11/13 19:52

<Inter BEE>オーディオテクニカ、最大20ch対応の2.4GHzワイヤレスシステム/FitEarのヘッドホンが “量産仕様” に

マイクの音質も聴き比べられるヘッドホン/イヤホン特設コーナー
編集部:成藤正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
音や映像、通信技術の展示会イベント「Inter BEE 2024」が、本日11月13日(水)から15日(金)にかけて千葉・幕張メッセにて開催されている。本稿では、今年新たに発売した会議用システムなどを出展するオーディオテクニカブースや、ヘッドホン/イヤホンブースの模様をお伝えする。

「Inter BEE 2024」

■最大20chを同時使用できるワイヤレスシステム「System 20 PRO」


オーディオテクニカは、会議用システムやマイクロフォンを軸に出展を行っている。注目製品として、今年9月に発売したワイヤレスシステム「System 20 PRO」をピックアップ。4ch受信機の「ATW-R1440」を核に、身につけられるボディパックタイプの送信機「ATW-T1401」、マイクスタンド型送信機「ATW-T1407」、ハンディマイク「ATW-T1402」、デスクマイク「ATW-T1406」などを組み合わせる、2.4GHz帯のワイヤレスシステムだ。

オーディオテクニカの「System 20 PRO」

送信機およびマイクは4種類をラインナップ

ATW-R1440は1台で4つの送信機(マイク)とペアリングできる上、5台連結により最大20chの同時使用が可能という拡張性も備えている。Windows/mac用ソフトウェア「ワイヤレスマネージャー」により、各機器の通信状況やバッテリー残量の管理などを一括して行うことも可能だ。

このほか、イマーシブオーディオ収録マイク「BP3600」や、約50万円の音楽収録用コンデンサーマイク「AT5047」といった同社の技術を惜しみなく投入したマイクも、昨年から引き続き展示されている。

「BP3600」

「AT5047」(写真中央)

■プロ向けヘッドホン/イヤホンの玄関口「EXPERIENCE X-Headphone」


ヘッドホン/イヤホン専門の体験コーナー「INTER BEE EXPERIENCE X-Headphone」にもオーディオテクニカは出展。同社製マイクで収録した音を、USBミキサー「AT-UMX3」とモニターヘッドホン「ATH-M50x」を通して直接聴き比べられる、マイクも手掛ける同社ならではのシステムを設置していた。

声の収録に適した「AT2040」、全世界200万本以上を販売した「AT2020」など、マイクの個性をダイレクトに体験

USBミキサー「AT-UMX3」

同じくINTER BEE EXPERIENCE X-Headphoneコーナーに出展したアユートは、Ultrasone “Signatureシリーズ” モニターヘッドホン、qdc、Maestraudioのイヤーモニターなど、取り扱い製品の中でも特にプロフェッショナル向けの製品をセレクトした。昨年から引き続きの出展だが、それまでイヤモニに興味がなかった方や学生が訪れ、製品について知ってもらえる場になっているという。

アユートブースでは、Ultrasone「Signature FUSION」など選りすぐりのプロ向けモデルを用意した

スタックスは、今年5月に静電型ヘッドホンの新しいエントリーモデルとして発売した「SR-X1」、および専用アンプ(ドライバーユニット)「SRM-270S」を中心に、現行製品をフルラインナップ。来場して製品の写真を撮影、SNSに投稿すると、オリジナルラベルのエナジードリンクをプレゼントするキャンペーンを行っていた。

エントリークラスの静電型ヘッドホン「SR-X1」

来場して製品写真をSNSに投稿すると、オリジナルラベルのエナドリをプレゼントしている

ジェネレックジャパンが取り扱うAustrian Audioも、マイク/ヘッドホンによるオーディオテクニカ同様の聴き比べを展開。ヘッドホンは、密閉型最上位「Hi-X60」、開放型最上位「Hi-X65」などを取り揃える。

マイク/ヘッドホンの両方を手掛けるAustrian Audioも、マイクの音質をモニターヘッドホンでダイレクトに聴き比べられる展示を行った

■FitEar初のモニターヘッドホンが量産仕様で登場


FitEarは、同社初のヘッドホン「FitEar Pro Audio Monitor-1(FEHP-M1)」を参考出展した。昨年のInter BEE 2023で初登場した試作機が、実際に製品として販売される量産仕様にまで磨き上げられたもの。チューニングなど大きな変更を行った訳ではないが、価格などの調整が完了すれば、すぐにでも生産を開始できる段階にあるそうだ。

FitEar初のヘッドホン「Monitor-1」の量産仕様が登場

■FOSTEXのニアフィールドモニター「NF06」にアクティブモデル


フォステクスは、現在開発中の製品として、パッシブ型モニタースピーカー「NF06」にアンプを搭載したアクティブ型モデル「NF06A」を参考出展した。

パッシブモニター「NF06」(右)のアクティブ型モデル「NF06A」(左)

「NF06A」のアンプは、スピーカー背面に取り付けられるデザインになるそうだ

アンプを搭載することで音楽スタジオへの導入を容易にするだけでなく、アンプからドライバーユニットまでフォステクスが一貫して音作りを行ったモデルとして、オーディオファンにも楽しんでもらえるのではとスタッフは語っていた。価格は1台あたり50万円を切る程度を見込んでいるとのこと。

ネットワークオーディオ用スピーカーとしても人気だという、19mmトゥイーターと100mmウーファーを搭載したアクティブスピーカー「NF04R」も設置

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX