• ブランド
    特設サイト
公開日 2012/07/11 12:47

着実な進化を遂げたECLIPSE「TD307MK2A」をデスクトップオーディオで活用!

音質がさらに向上したシリーズエントリー機
大橋伸太郎
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
■ECLIPSE TDシリーズが揃って進化した

ECLIPSE TDシリーズは2001年の導入以来、小改良を積み重ねて来たが、今年に入って主力のTD510、TD508がMK3に揃って発展した。

5シリーズのラインナップが一新した

エンクロージャーの容積がアップし、やや大型化。ドライバーや構造にも手が入り、登場以来最大の進化となった。それに先立ってフラグシップのTD712zが2009年にMK2へ進化しているから、ECLIPSE TDシリーズの多くがメジャーバージョンアップしたことになる。そうなると読者の皆さんは気になるに違いない。シリーズのベストセラーである3シリーズはどうなったのかと…。

ECLIPSE TDシリーズの各機種の性格を要約すると次のようになる。

5シリーズはコンセプトに最も忠実、タイムドメイン理論の音の魅力を純粋に楽しめるTDの原器。フラグシップの7シリーズは、タイムドメイン理論のパフォーマンスを最大限に拡張した、プログレードのリファレンスモニター。

最後に、3シリーズはこう言えそうだ。シンプルイズベスト。ECLIPSE TDシリーズのハイスピードで色付きのない音の魅力をコンパクトな筐体に凝縮し、幅広い層がタイムドメインにコンタクトできる製品だ。

■3シリーズにも「TD307MK2A」を投入

TD307MK2Aはタイムドメインの魅力を凝縮したECLIPSE TDシリーズのエントリーモデルだが、その一方で上位機種にない特長がある。小型軽量性を活かして様々なソリューション(設置性)が実現できるのだ。TD712zMK2はもちろん、TD510MK2、TD508MK3も床置きスタンド/ベースを使った通常設置を基本としている。しかしTD307MK2Aの場合、コンパクトな筐体をDIYでオンウォール、オンシーリング設置しているユーザーも多い。あらゆる空間で大きな音場表現力を発揮する稀有なスピーカーシステムなのだ。

3シリーズは最初からこの用途を考慮し、贅肉をギリギリまで削ぎ落として誕生した製品である。このためドライバーの口径を変えたり、エンクロージャーの容積を拡大することがなかなかしづらい。上位機種と比較して、モデルチェンジしづらい製品といえる。しかしこの初夏、上位機種と同じタイミングでマイナーチェンジによる進化が図られた。どこがどう変わったのか。注目の「TD307MK2A」についてみていこう。

ECLIPSE「TD307MK2A」(18,900円/ペア/(税込)。ブラック、ホワイト、シルバーの3色を用意する

さて、筆者の目の前にあるTD307MK2Aは一見した所、前世代機のTD307IIと変わりがない。事実、エッグシェル型のエンクロージャーの内容積も同一である。

次ページTD307MK2Aはどこがどう進化したのか?

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX