公開日 2010/02/22 09:54
音もインテリアに!生活に寄り添う音楽を楽しめるパイオニア「ACCO」を体験
お気に入りの曲を聴いて元気が沸いたり、窓辺から聞こえてくる爽やかな風の音に癒されたり。音や音楽は気分を、そして空間を演出する力があるもの。パイオニアから昨年12月に登場した「ACCO(アッコ)」。ACCOとは「Acoustic」と「Condition」の造語で、「"音”のある、気持ちいい暮らしの創造」をコンセプトに、「音もインテリア」にしてしまおうという新感覚の製品です。そこで今回編集部は、西新宿の新宿パークタワー内・リビングデザインセンター「OZONE」のなかに常設展示されている「パイオニア・ビルトイン・オーディオ・ギャラリー」で、ACCOのある生活を体感してきました。※ちなみに、ここは「ACCO」を中心とした住宅設備向けオーデイオの専用のショールームなのでコンポやカーナビなど他の商品は置いていません。
■まずはACCOの製品をおさらい
ACCOは単品購入して設置するようないわゆるオーディオシステムではなく、住まいにビルドインして使用する製品。音源選択などの操作を行うインウォールアンプと、3種類ラインナップされた天井埋め込み型スピーカーから構成されています。
アンプは多彩な再生ソースに対応しているのがポイント。まずiPodを付属のドックにサクッと挿して使えるし、ステレオミニジャックからiPod以外のDAPや携帯電話とも接続可能です。LAN端子も搭載していて、インターネットラジオに接続すれば世界の15,000を超えるラジオ局のなかから好きなものを選んで楽しめます。
そして特徴的なのが「サウンドスケープ機能」。パイオニアがこちら(Sound Lab.)のように世界各地のさまざまな場所で収集した環境音を50種類用意していて、好みの音楽とミックスして楽しめるのです。もちろん、音楽単体/環境音単体で聴くことも可能。
スピーカーは取付穴サイズ125mm/200mm/防滴&1台でステレオ再生可能な200mmの3種類。こちらの特徴は「迷惑レス」。建物の構造体に不要な振動を伝わりにくくするISOマウント技術と、背面カバーを二重にしたダブルバックチャンバー構造を組み合わせて、振動や天井裏への音もれなどの迷惑要因を低減することができるのです(同様の他製品と比較するとなんと周波数帯域によって最大13分の1まで低減できるそう)。
今回ショールームで体験してみて、編集部が魅力を感じたのはこちらの4点! それでは順番に見ていきたいと思います。
■インテリアに自然になじむシンプルなデザイン&設置性
リビングキッチンゾーンに設置されているのは、アンプと取付穴サイズ125mm/200mmのスピーカー。アンプは思ったよりコンパクトで、シンク横のスペースの良いアクセントになっている感じ。IHヒーターをイメージしたというブラックの操作パネル部は、フラットなタッチセンサー式ボタンなので見た目もシンプルなうえ、掃除もしやすそうです。ディスプレイ部は再生しているソースごとにバックライト色が変わるので、遠目からでも「あ、いま●●をかけてるんだな」と分かります。どのソース/どのスピーカーが再生中なのかなどもアイコンで分かりやすく表示されるので、機械に苦手意識のある女性でも使いやすそうだなと思いました。
スピーカーはダウンライトと並べて設置されているのですが、一見では見分けがつかないほど溶け込んでいます。それも一般的なダウンライトとマッチするデザインを採用しているから。ちなみにスピーカーはペインタブル対応で壁紙に合わせた色に塗装することもできるそう。
1台のアンプには、2つのスピーカーを接続することが可能です。スピーカーを少し離れた場所に1つずつ設置したときはモノラルミックスで再生できるし、L/Rどちらか一方だけOFFにすることも可能。2つのスピーカーを1部屋に設置してステレオで広々した音場を楽しむこともできるし、セパレートしてそれぞれの場所で楽しむこともできます。例えば「リビングとキッチンに1台ずつスピーカーを設置。食事の準備が済んだらキッチン側のスピーカーだけ消して、リビングのみにモノラルミックスで音楽を流すとか。こういう使い方を希望される方は多いんですよ」(嶋崎さん)とのこと。好みに合わせていろいろ選べるんですね。
インターネットラジオは好みの局登録も可能。ちなみにLAN端子を備えていますがDLNAには非対応です。この理由をACCOの開発を担当したパイオニアの濱田さんに訪ねると「施工を簡単にするため」と説明してくれました。「ACCOはインストーラーの専門的知識がない、照明など電気工事技師の方が設置するのをメインとして考えています、DLNAに対応すると、設置の際、他の機器との接続確認作業が煩雑になってしまうんですね。"シンプルで簡単に取り付けられる"こともACCOの特徴のひとつ。施工費の削減にも役立つんです」だそうです。
バスルームゾーンでは、防滴スピーカーとアンプの提案。ちなみにアンプ部は防滴仕様ではないので脱衣所などに配置するのがよさそうです。一日の疲れを癒すバスルームで好きな音楽や環境音をかけながら浴槽に浸かれば、体も心もさらに癒されそう。
■天井から降り注ぐ音が空間と自然にマッチ
実際に音を聴いてみると、ACCOの音はまさしく「降ってくる」感じ。ふわっと自然な広がりがあります。長時間流していても聴き疲れなんてしなさそう。空間に自然に溶け込んで、さりげなく寄り添ってくれる印象です。
■「サウンドスケープ機能」で自宅が一瞬で別世界に
ショールームでぜひ体験していただきたいのが「サウンドスケープ機能」です。同梱された環境音は波の音、小鳥の声、森のささやき、都会の雑踏などバラエティに富んでいるのですが、音が流れるだけでその空間がパッと「別世界」になってしまうのです。これも「降ってくる」ような自然な音が空間に馴染むからなんだろうなあと感じます。小鳥のさえずりで目覚めれば、何かと気ぜわしい朝もゆったりした気持ちで過ごせそうだし、休日に波音で満たされたリビングで本を読めばちょっとしたリゾート気分になれそう。これは、かなり癒されます…! 日常の空間を音で演出すると、見慣れたインテリアさえ違った雰囲気を帯びて、毎日を新鮮な気持ちで暮らせそうです。
「環境音はCDと同等のWAVデータで収録しています。やっぱり自然音は帯域が広いため、少し音が悪いだけでも違和感を覚える方が多いですから」と語る濱田さん。ちなみにSound Lab.からのダウンロードは「現状非対応なのですが、将来的には対応できるかも知れません」とのことです。
■消費電力が低いから地球にも優しい
長時間使っていると気になるのが電気代ですが、ACCOは消費電力が14Wのため、1日18時間使っても消費電力は0.252kWh。電気代で言うと約5.54円です。1ヶ月でも約166円、1年でも2,022円。環境にもお財布にも優しいですね。
■まずはACCOの製品をおさらい
ACCOは単品購入して設置するようないわゆるオーディオシステムではなく、住まいにビルドインして使用する製品。音源選択などの操作を行うインウォールアンプと、3種類ラインナップされた天井埋め込み型スピーカーから構成されています。
アンプは多彩な再生ソースに対応しているのがポイント。まずiPodを付属のドックにサクッと挿して使えるし、ステレオミニジャックからiPod以外のDAPや携帯電話とも接続可能です。LAN端子も搭載していて、インターネットラジオに接続すれば世界の15,000を超えるラジオ局のなかから好きなものを選んで楽しめます。
そして特徴的なのが「サウンドスケープ機能」。パイオニアがこちら(Sound Lab.)のように世界各地のさまざまな場所で収集した環境音を50種類用意していて、好みの音楽とミックスして楽しめるのです。もちろん、音楽単体/環境音単体で聴くことも可能。
スピーカーは取付穴サイズ125mm/200mm/防滴&1台でステレオ再生可能な200mmの3種類。こちらの特徴は「迷惑レス」。建物の構造体に不要な振動を伝わりにくくするISOマウント技術と、背面カバーを二重にしたダブルバックチャンバー構造を組み合わせて、振動や天井裏への音もれなどの迷惑要因を低減することができるのです(同様の他製品と比較するとなんと周波数帯域によって最大13分の1まで低減できるそう)。
今回ショールームで体験してみて、編集部が魅力を感じたのはこちらの4点! それでは順番に見ていきたいと思います。
■インテリアに自然になじむシンプルなデザイン&設置性
リビングキッチンゾーンに設置されているのは、アンプと取付穴サイズ125mm/200mmのスピーカー。アンプは思ったよりコンパクトで、シンク横のスペースの良いアクセントになっている感じ。IHヒーターをイメージしたというブラックの操作パネル部は、フラットなタッチセンサー式ボタンなので見た目もシンプルなうえ、掃除もしやすそうです。ディスプレイ部は再生しているソースごとにバックライト色が変わるので、遠目からでも「あ、いま●●をかけてるんだな」と分かります。どのソース/どのスピーカーが再生中なのかなどもアイコンで分かりやすく表示されるので、機械に苦手意識のある女性でも使いやすそうだなと思いました。
スピーカーはダウンライトと並べて設置されているのですが、一見では見分けがつかないほど溶け込んでいます。それも一般的なダウンライトとマッチするデザインを採用しているから。ちなみにスピーカーはペインタブル対応で壁紙に合わせた色に塗装することもできるそう。
1台のアンプには、2つのスピーカーを接続することが可能です。スピーカーを少し離れた場所に1つずつ設置したときはモノラルミックスで再生できるし、L/Rどちらか一方だけOFFにすることも可能。2つのスピーカーを1部屋に設置してステレオで広々した音場を楽しむこともできるし、セパレートしてそれぞれの場所で楽しむこともできます。例えば「リビングとキッチンに1台ずつスピーカーを設置。食事の準備が済んだらキッチン側のスピーカーだけ消して、リビングのみにモノラルミックスで音楽を流すとか。こういう使い方を希望される方は多いんですよ」(嶋崎さん)とのこと。好みに合わせていろいろ選べるんですね。
インターネットラジオは好みの局登録も可能。ちなみにLAN端子を備えていますがDLNAには非対応です。この理由をACCOの開発を担当したパイオニアの濱田さんに訪ねると「施工を簡単にするため」と説明してくれました。「ACCOはインストーラーの専門的知識がない、照明など電気工事技師の方が設置するのをメインとして考えています、DLNAに対応すると、設置の際、他の機器との接続確認作業が煩雑になってしまうんですね。"シンプルで簡単に取り付けられる"こともACCOの特徴のひとつ。施工費の削減にも役立つんです」だそうです。
バスルームゾーンでは、防滴スピーカーとアンプの提案。ちなみにアンプ部は防滴仕様ではないので脱衣所などに配置するのがよさそうです。一日の疲れを癒すバスルームで好きな音楽や環境音をかけながら浴槽に浸かれば、体も心もさらに癒されそう。
■天井から降り注ぐ音が空間と自然にマッチ
実際に音を聴いてみると、ACCOの音はまさしく「降ってくる」感じ。ふわっと自然な広がりがあります。長時間流していても聴き疲れなんてしなさそう。空間に自然に溶け込んで、さりげなく寄り添ってくれる印象です。
■「サウンドスケープ機能」で自宅が一瞬で別世界に
ショールームでぜひ体験していただきたいのが「サウンドスケープ機能」です。同梱された環境音は波の音、小鳥の声、森のささやき、都会の雑踏などバラエティに富んでいるのですが、音が流れるだけでその空間がパッと「別世界」になってしまうのです。これも「降ってくる」ような自然な音が空間に馴染むからなんだろうなあと感じます。小鳥のさえずりで目覚めれば、何かと気ぜわしい朝もゆったりした気持ちで過ごせそうだし、休日に波音で満たされたリビングで本を読めばちょっとしたリゾート気分になれそう。これは、かなり癒されます…! 日常の空間を音で演出すると、見慣れたインテリアさえ違った雰囲気を帯びて、毎日を新鮮な気持ちで暮らせそうです。
「環境音はCDと同等のWAVデータで収録しています。やっぱり自然音は帯域が広いため、少し音が悪いだけでも違和感を覚える方が多いですから」と語る濱田さん。ちなみにSound Lab.からのダウンロードは「現状非対応なのですが、将来的には対応できるかも知れません」とのことです。
■消費電力が低いから地球にも優しい
長時間使っていると気になるのが電気代ですが、ACCOは消費電力が14Wのため、1日18時間使っても消費電力は0.252kWh。電気代で言うと約5.54円です。1ヶ月でも約166円、1年でも2,022円。環境にもお財布にも優しいですね。