公開日 2018/11/13 06:30
ティアック×スウェーデンハウス、「良いものを長く」という思いで実現した異色コラボを体験
住宅成約で「WS-A70」をプレゼント
ティアックとスウェーデンハウスが、オーディオ分野で提携していることをご存じだろうか。具体的には、スウェーデンハウスのモデルハウスに、ティアック取り扱いのオーディオ機器が展示され、心地よい住空間+高音質オーディオを提案している。
開始から半年ほどが経ち、徐々に成果が出始めているという、この新たな試み。実際にモデルハウスを訪れ、空間を体験し、サウンドを聴いてきた。
まずはスウェーデンハウスについてかんたんに紹介しておこう。スウェーデンハウスは、1984年に設立された住宅メーカーだ。1970年代にスウェーデンの家造りを視察し、その住宅性能の高さに注目した同社の前身が、日本に現地の工法で実際に家を建て、様々な検証を行った。
その結果がとても良かったことから、住宅メーカーとして立ち上げたというのが、同社のはじまりだ。「それから30数年が経ちましたが、家の骨格自体は変わっていません」と語るのは、スウェーデンハウス(株)支店次長の久保友貴氏だ。
■30年以上前から三層ガラス窓を採用し続ける
さて、スウェーデンハウスは、設立当初から三層ガラス窓を用いている。寒い冬でも快適に過ごすためだ。
今でこそ日本でも、ペア(二層)ガラスが普及し、最近では三層ガラスもちらほら出てきているが、当時はペアガラスもほとんどない時代。「当時はオーバースペックじゃないかとも言われましたが、いまでは逆に時代が追いついてきた感があります」(久保氏)。
この三層ガラスは断熱だけでなく、遮音・防音にも効果覿面だ。音を32dBカットする性能を備えている。
さらにスウェーデンハウスは、壁や床も厚い。壁は120mmもあり、内部にはグラスウールが24K/m2も使われている。この壁は外音を、実に44dBもカットする。
そのほか、床も200mmの厚さがあり、16K/m2のグラスウールを充填。天井は300mm厚となっている。気密・断熱性に優れ、それが結果として遮音・防音にも寄与している。
なおこれらの部材は、すべてスウェーデンの工場で作られ、日本に運ばれている。このため品質が安定しており、部材と部材の継ぎ目などもしっかりとケアされているのだという。
■宿泊体験用の家にティアックのオーディオシステムを設置
所沢にある、実際のモデルハウスを訪れた。なおこの家は、無料で宿泊体験することもできる。
中に入ると驚いた。近くには幹線道路が走っているのだが、外の騒音が一切聞こえてこず、静寂に包まれている。まるでシェルターに入ったような安心感がある。
前述の久保氏とともに家の中を案内していただいた、設計グループ グループリーダーの山崎博幸氏も、「気密性の高さがスウェーデンハウスの特徴です」と顔をほころばせる。
さて、1Fのリビングに鎮座していたのは、エソテリック取り扱いのTANNOY「DC-10A」。1本95万円の高級スピーカーだ。これを、ティアックのハイレゾ対応ネットワークCDプリメインアンプ「NR-7CD」で鳴らしている。スピーカーの色合いと部屋の色調が見事に調和しているのだが、これは偶然なのだという。
「テレビと連動させているのもポイントです」と語るのは、エソテリックのTEACブランド担当である加藤丈和氏。テレビの光デジタル出力からNR-7CDに入力しており、テレビ放送の音をDC-10Aで鳴らすという贅沢なこともできるのだ。
モデルハウスに泊まった方は、このシステムによるサウンドを、心置きなく楽しめる。加藤氏は「もしお泊まりになる場合は、よく聴かれるCDなどを持ち込んでいただけたら、クオリティをご確認いただけると思います」と語る。
■成約でティアックこだわりの一体型オーディオ「WS-A70」をプレゼント
2Fにもティアックの注目製品が置かれている。木と布がテーマのスタイリッシュな一体型オーディオ「WS-A70」である。
本機はNR-7CDに続く、NEW VINTAGEシリーズの第2弾製品。キャビネットは「180度円形曲げ処理」を施している。また突板には高級感のある天然のウォルナットを採用し、これにオイル仕上げを施している。
またスピーカーグリルは交換可能で、「NUNO」(株式会社布)製テキスタイルを纏ったスピーカーグリルを別売りで購入できる。
この木と布にこだわったWS-A70は、製品コンセプトがスウェーデンハウスと非常にマッチしているように感じた。美しさと性能にこだわっており、「良いものを長く使う」という考え方に共通点があるのだ。
WS-A70は185,000円(税抜)と、一体型オーディオとしては決して安価な製品ではない。だが、その音質と機能は一級品だ。同軸2ウェイスピーカー2基をICEpower製のClass-Dパワーアンプで鳴らすという本格的な構成だ。さらにWi-Fi/有線LAN、 AirPlay、 Bluetooth(SBC/AAC)、 USBメモリー、ステレオRCA、光デジタルなどの多彩なソースに対応している。
なお現在、スウェーデンハウスの住宅を成約すると、もれなくこの「WS-A70」がプレゼントされるキャンペーンも行われている。スピーカーグリルも選べるので、インテリアに合わせたデザインのWS-A70を置いて、良いデザインと良い音を楽しめることになる。
■非常に高いスウェーデンハウスの防音性能
続いて、スウェーデンハウスの防音性能を確かめてみた。1Fのリビングに置かれたDC-10Aを、かなり大きな音で再生する。普通の家では、近隣への音洩れが気になり、出すのをためらうほどの音量だ。
大音量を流したまま、外に出てみる。道路の真ん中あたりに行くと、「何か鳴っているな」程度にしか聞こえなくなる。うるさいとは一切感じない。そこからさらに数メートル離れると、ほとんど無音になった。ひょっとして再生が止まったのではないかと家に入ると、爆音が鳴り響いている。
特別な防音設備を施した家ではないのに、ここまで周囲への音洩れが少ないとは、正直驚いた。これであれば、夜に大きめの音量で音楽を再生しても、近隣に迷惑がかかることはなさそうだ。
防音性能が高いため、ピアノ教室の先生がスウェーデンハウスを購入することもあるという。音洩れを気にせずに楽器演奏を楽しみたい方にも、スウェーデンハウスはオススメだ。
◇
スウェーデンハウスとティアック。両社が接近し、提携を行っているのは、決して偶然ではない。お話を伺っていると、「お客様に。本当に良いものを届けたい」という想いを、両社が共有していることがよくわかった。
前述のように、スウェーデンハウスは全国各地にモデルハウスがあるほか、宿泊体験も行える。そして所沢にある宿泊体験施設には、ティアックが誇る最新オーディオシステムも置かれている。住宅購入を検討している方は、スウェーデンハウスで良い空間、良い家、そして良い音に触れてみてはいかがだろうか。
開始から半年ほどが経ち、徐々に成果が出始めているという、この新たな試み。実際にモデルハウスを訪れ、空間を体験し、サウンドを聴いてきた。
まずはスウェーデンハウスについてかんたんに紹介しておこう。スウェーデンハウスは、1984年に設立された住宅メーカーだ。1970年代にスウェーデンの家造りを視察し、その住宅性能の高さに注目した同社の前身が、日本に現地の工法で実際に家を建て、様々な検証を行った。
その結果がとても良かったことから、住宅メーカーとして立ち上げたというのが、同社のはじまりだ。「それから30数年が経ちましたが、家の骨格自体は変わっていません」と語るのは、スウェーデンハウス(株)支店次長の久保友貴氏だ。
■30年以上前から三層ガラス窓を採用し続ける
さて、スウェーデンハウスは、設立当初から三層ガラス窓を用いている。寒い冬でも快適に過ごすためだ。
今でこそ日本でも、ペア(二層)ガラスが普及し、最近では三層ガラスもちらほら出てきているが、当時はペアガラスもほとんどない時代。「当時はオーバースペックじゃないかとも言われましたが、いまでは逆に時代が追いついてきた感があります」(久保氏)。
この三層ガラスは断熱だけでなく、遮音・防音にも効果覿面だ。音を32dBカットする性能を備えている。
さらにスウェーデンハウスは、壁や床も厚い。壁は120mmもあり、内部にはグラスウールが24K/m2も使われている。この壁は外音を、実に44dBもカットする。
そのほか、床も200mmの厚さがあり、16K/m2のグラスウールを充填。天井は300mm厚となっている。気密・断熱性に優れ、それが結果として遮音・防音にも寄与している。
なおこれらの部材は、すべてスウェーデンの工場で作られ、日本に運ばれている。このため品質が安定しており、部材と部材の継ぎ目などもしっかりとケアされているのだという。
■宿泊体験用の家にティアックのオーディオシステムを設置
所沢にある、実際のモデルハウスを訪れた。なおこの家は、無料で宿泊体験することもできる。
中に入ると驚いた。近くには幹線道路が走っているのだが、外の騒音が一切聞こえてこず、静寂に包まれている。まるでシェルターに入ったような安心感がある。
前述の久保氏とともに家の中を案内していただいた、設計グループ グループリーダーの山崎博幸氏も、「気密性の高さがスウェーデンハウスの特徴です」と顔をほころばせる。
さて、1Fのリビングに鎮座していたのは、エソテリック取り扱いのTANNOY「DC-10A」。1本95万円の高級スピーカーだ。これを、ティアックのハイレゾ対応ネットワークCDプリメインアンプ「NR-7CD」で鳴らしている。スピーカーの色合いと部屋の色調が見事に調和しているのだが、これは偶然なのだという。
「テレビと連動させているのもポイントです」と語るのは、エソテリックのTEACブランド担当である加藤丈和氏。テレビの光デジタル出力からNR-7CDに入力しており、テレビ放送の音をDC-10Aで鳴らすという贅沢なこともできるのだ。
モデルハウスに泊まった方は、このシステムによるサウンドを、心置きなく楽しめる。加藤氏は「もしお泊まりになる場合は、よく聴かれるCDなどを持ち込んでいただけたら、クオリティをご確認いただけると思います」と語る。
■成約でティアックこだわりの一体型オーディオ「WS-A70」をプレゼント
2Fにもティアックの注目製品が置かれている。木と布がテーマのスタイリッシュな一体型オーディオ「WS-A70」である。
本機はNR-7CDに続く、NEW VINTAGEシリーズの第2弾製品。キャビネットは「180度円形曲げ処理」を施している。また突板には高級感のある天然のウォルナットを採用し、これにオイル仕上げを施している。
またスピーカーグリルは交換可能で、「NUNO」(株式会社布)製テキスタイルを纏ったスピーカーグリルを別売りで購入できる。
この木と布にこだわったWS-A70は、製品コンセプトがスウェーデンハウスと非常にマッチしているように感じた。美しさと性能にこだわっており、「良いものを長く使う」という考え方に共通点があるのだ。
WS-A70は185,000円(税抜)と、一体型オーディオとしては決して安価な製品ではない。だが、その音質と機能は一級品だ。同軸2ウェイスピーカー2基をICEpower製のClass-Dパワーアンプで鳴らすという本格的な構成だ。さらにWi-Fi/有線LAN、 AirPlay、 Bluetooth(SBC/AAC)、 USBメモリー、ステレオRCA、光デジタルなどの多彩なソースに対応している。
なお現在、スウェーデンハウスの住宅を成約すると、もれなくこの「WS-A70」がプレゼントされるキャンペーンも行われている。スピーカーグリルも選べるので、インテリアに合わせたデザインのWS-A70を置いて、良いデザインと良い音を楽しめることになる。
■非常に高いスウェーデンハウスの防音性能
続いて、スウェーデンハウスの防音性能を確かめてみた。1Fのリビングに置かれたDC-10Aを、かなり大きな音で再生する。普通の家では、近隣への音洩れが気になり、出すのをためらうほどの音量だ。
大音量を流したまま、外に出てみる。道路の真ん中あたりに行くと、「何か鳴っているな」程度にしか聞こえなくなる。うるさいとは一切感じない。そこからさらに数メートル離れると、ほとんど無音になった。ひょっとして再生が止まったのではないかと家に入ると、爆音が鳴り響いている。
特別な防音設備を施した家ではないのに、ここまで周囲への音洩れが少ないとは、正直驚いた。これであれば、夜に大きめの音量で音楽を再生しても、近隣に迷惑がかかることはなさそうだ。
防音性能が高いため、ピアノ教室の先生がスウェーデンハウスを購入することもあるという。音洩れを気にせずに楽器演奏を楽しみたい方にも、スウェーデンハウスはオススメだ。
スウェーデンハウスとティアック。両社が接近し、提携を行っているのは、決して偶然ではない。お話を伺っていると、「お客様に。本当に良いものを届けたい」という想いを、両社が共有していることがよくわかった。
前述のように、スウェーデンハウスは全国各地にモデルハウスがあるほか、宿泊体験も行える。そして所沢にある宿泊体験施設には、ティアックが誇る最新オーディオシステムも置かれている。住宅購入を検討している方は、スウェーデンハウスで良い空間、良い家、そして良い音に触れてみてはいかがだろうか。