公開日 2011/11/03 20:53
<TIAS>タイムロード、CHORD「QBD76HD」をデモ − APRIL MUSICプレジデント・Lee氏に聞く「DP1」の魅力
注目のUSB-DAC内蔵プリアンプが登場
イベント会場「ガラス棟4階」にブースを構えるタイムロードは、CHORD ElectronicsやRAIDOH ACOUSTICSのHiFiコンポーネントの試聴デモを中心に、April MusicのUSB-DAC内蔵プリアンプ「EXIMUS DP1」の試聴コーナーなどを設けている。
■USB192/24入力対応を実現したCHORDのDAC「QBD76HD」
メインステージでは今夏国内導入を始めたCHORD ElectronicsのDAコンバーター「Quarter Back DAC76HD(QBD76HD)」によるハイレゾ音源の再生デモが行われている。
本機は2008年に発売された「QBD76」をベースに、192kHz/24bitまでのUSB入力に対応した。QBD76に搭載されていたBluetooth機能は省略され、代わりにHDデータ専用のバルク転送方式を採用したUSB2.0ポートで192kHzデータ入力を行う。HD再生のための専用USBケーブルも付属される。
メインステージのリファレンスには、CHORDのフラグシッププリアンプ「CPA 8000」、パワーアンプ「SPM 1200E」や、APRIL MUSIC“Stelloシリーズ”のCDプレーヤー「CDA500」、プリメインアンプ「Ai500」などの製品が用意されている。本日のイベントではRAIDOH ACOUSTICS「Ayra C-2」による音出しのデモが行われていた。
RAIDOH ACOUSTICSからは、スピーカー“Ayra”シリーズ「Ayra C-1」のハイグロスフィニッシュバージョンや、「X Monitor」などブックシェルフモデルも紹介されている。
■APRIL MUSICプレジデント Lee氏に聞く:新製品「DP1」の魅力
APRIL MUSICでは、音展やヘッドホン祭にも出展されたUSB-DAC内蔵プリアンプ「EXIMUS DP1」が、今回のイベントにも展示されている。メインステージでのHiFi再生デモのほか、ULTRASONEのヘッドホンでも、その音を確かめることができる。
今回、会場でAPRIL MUSIC社のプレジデント、Simon K. Lee氏に本機の開発背景を聞くことができた。
同社ではコンパクト・多機能でありながら、優れたオーディオ再生能力を持たせた製品を“EXIMUS”シリーズとしており、本機もそのシリーズの一つ。内部は完全バランス設計とし、高品位なアナログ回路やオーディオパーツを厳選して搭載している。DACチップはバーブラウンの「PCM1974A」。ディスクリートのヘッドホンアンプ回路も備えている。
USB2.0レシーバーには、今夏発売されたUSB-DDC「Stello U3」(関連ニュース)にも搭載されている、32bit 500MIPSのカスタムXMOSを搭載。クロックはUSB専用として2基内蔵するほか、マスター制御用に1基の高級素子を搭載し、それぞれゴールドプレート処理を施すとともに、TCXO(温度補償水晶発振器)も搭載してジッターを抑制している。
「ボリュームには、音楽的なニュアンスを損なわないため、あえてアナログボリューム回路を採用している」とLee氏はコメント。音楽の持つニュアンスを大切にしながら音質を追い込んでいくのが、本機をはじめとした同社製品のコンセプトなのだという。また電源部にもアナログ的な音質を追求したというカスタムメイドのトロイダルトランスを搭載。筐体シャーシは同社がデザインを行い、アメリカで成形を行った高剛性なパーツが採用されている。
Lee氏はEXIMUS”シリーズの新製品として、「DP1」と筐体サイズを合わせたパワーアンプの開発を進めていることも教えてくれた。「DP1」は日本国内で11月末の発売を予定している。今後のAPRIL MUSICの展開にさらに注目が集まりそうだ。
■USB192/24入力対応を実現したCHORDのDAC「QBD76HD」
メインステージでは今夏国内導入を始めたCHORD ElectronicsのDAコンバーター「Quarter Back DAC76HD(QBD76HD)」によるハイレゾ音源の再生デモが行われている。
本機は2008年に発売された「QBD76」をベースに、192kHz/24bitまでのUSB入力に対応した。QBD76に搭載されていたBluetooth機能は省略され、代わりにHDデータ専用のバルク転送方式を採用したUSB2.0ポートで192kHzデータ入力を行う。HD再生のための専用USBケーブルも付属される。
メインステージのリファレンスには、CHORDのフラグシッププリアンプ「CPA 8000」、パワーアンプ「SPM 1200E」や、APRIL MUSIC“Stelloシリーズ”のCDプレーヤー「CDA500」、プリメインアンプ「Ai500」などの製品が用意されている。本日のイベントではRAIDOH ACOUSTICS「Ayra C-2」による音出しのデモが行われていた。
RAIDOH ACOUSTICSからは、スピーカー“Ayra”シリーズ「Ayra C-1」のハイグロスフィニッシュバージョンや、「X Monitor」などブックシェルフモデルも紹介されている。
■APRIL MUSICプレジデント Lee氏に聞く:新製品「DP1」の魅力
APRIL MUSICでは、音展やヘッドホン祭にも出展されたUSB-DAC内蔵プリアンプ「EXIMUS DP1」が、今回のイベントにも展示されている。メインステージでのHiFi再生デモのほか、ULTRASONEのヘッドホンでも、その音を確かめることができる。
今回、会場でAPRIL MUSIC社のプレジデント、Simon K. Lee氏に本機の開発背景を聞くことができた。
同社ではコンパクト・多機能でありながら、優れたオーディオ再生能力を持たせた製品を“EXIMUS”シリーズとしており、本機もそのシリーズの一つ。内部は完全バランス設計とし、高品位なアナログ回路やオーディオパーツを厳選して搭載している。DACチップはバーブラウンの「PCM1974A」。ディスクリートのヘッドホンアンプ回路も備えている。
USB2.0レシーバーには、今夏発売されたUSB-DDC「Stello U3」(関連ニュース)にも搭載されている、32bit 500MIPSのカスタムXMOSを搭載。クロックはUSB専用として2基内蔵するほか、マスター制御用に1基の高級素子を搭載し、それぞれゴールドプレート処理を施すとともに、TCXO(温度補償水晶発振器)も搭載してジッターを抑制している。
「ボリュームには、音楽的なニュアンスを損なわないため、あえてアナログボリューム回路を採用している」とLee氏はコメント。音楽の持つニュアンスを大切にしながら音質を追い込んでいくのが、本機をはじめとした同社製品のコンセプトなのだという。また電源部にもアナログ的な音質を追求したというカスタムメイドのトロイダルトランスを搭載。筐体シャーシは同社がデザインを行い、アメリカで成形を行った高剛性なパーツが採用されている。
Lee氏はEXIMUS”シリーズの新製品として、「DP1」と筐体サイズを合わせたパワーアンプの開発を進めていることも教えてくれた。「DP1」は日本国内で11月末の発売を予定している。今後のAPRIL MUSICの展開にさらに注目が集まりそうだ。