公開日 2014/05/10 18:24
【ヘッドホン祭】beyerdynamic 90周年記念モデル「T 90 Jubilee」発表/「T 51 p」リモコン付モデルも
「Custom One Studio」は今夏発売
ティアックは10日、「春のヘッドホン祭2014」の会場で新製品発表会を開催した。
同社が取り扱う独beyerdynamicから、ブランド誕生90周年のアニバーサリーモデル「T90 Jubilee」など、テスラドライバー搭載ヘッドホンの新製品2機種が発表された。
■beyerdynamicの“90thアニバーサリーモデル”「T90 Jubilee」
2014年は、ドイツにbeyerdynamic社が創立されて90周年というアニバーサリーイヤー。これを記念し、全世界1,000台限定で販売されるのがオーバーヘッドホン「T90 Jubilee」だ。日本国内では200台がティアックから販売され、発売時期は7月下旬を予定。価格は本日時点で発表されなかったが「T90(オープン・想定売価55,000円前後)よりも少し高くなるが、できる限りお求めやすい価格に調整したい」(ティアック担当者)という。
本機は2012年に販売された「テスラドライバー」を搭載したオープン型ヘッドホン「T 90」(関連ニュース)をベースにしている。オーディオの基本性能はT 90のものをそのままに、外観デザインや商品パッケージの内容に変更を加えている。インピーダンスは250Ω。ケーブルは片出しの3mストレート型。
通常モデルからカラーリングを変更して、全体的に黒を基調とした。イヤーカップには高光沢のクロームリングをあしらう。スーパソフト・マイクロファイバー・イヤーパッドを採用して、快適な装着感を実現している。セミハードケースのほか、バイノーラル録音のソースを収録したリファレンスCDが付属する。製品の外箱には過去30〜40年間に展開してきたヘッドホンのアートワークをプリントしている。
■iPhone対応リモコン搭載「T51 i Premium Headphones」
今年の3月から販売が開始された密閉型オンイヤーヘッドホン「T 51 p」に、iPhone/iPad/iPod touch対応の3ボタン式マイク付コントローラーを搭載したモデル。発売時期は今夏から秋ぐらいを予定。価格も現状未定となっている。
本機も基本的なオーディオ性能は「T 51 p」(関連ニュース)に同じ。新開発の32Ωテスラドライバーが搭載されている。
ケーブルは左右両出しで、右側のケーブルにマイク付コントローラーが付いている。アップルの認証も取得しており、楽曲の再生や通話コントロール、ボリューム操作などが可能。iOS以外のスマートフォンやタブレットのリモコン操作も行える。ソフトケースや航空機アダプターなどが付属する。
■「Custom One Studio」は今夏発売
昨年の春のヘッドホン祭で発表され、昨年末の発売が予定されていたヘッドホン「Custom One Studio」(関連ニュース)の発売時期が今夏に決定したことも伝えられた。価格は検討中とのこと。
本機はスライダー機構で密閉と開放の音の違いを切り替えられたり、ハウジングカバーを着せ替えてデザインのカスタマイズが楽しめる「Custom One」シリーズのスタジオ仕様機。コンシューマーモデルで60Ωだったインピーダンスを、自宅だけでなくスタジオのデバイスにも対応できるよう80Ωに変更している。ケーブルは着脱式で取り回しの良いカールケーブルとした。
■3製品ともにヘッドホン祭会場で試聴が可能
発表会にはbeyerdynamic社のアジア地区担当ディレクター、マイケル・キンツェル氏が参加し、新製品の説明を行った。
キンツェル氏は「2006年にティアックを通じてbeyerdynamicの製品が日本市場に紹介され始めた当初、当社にとってのアジア市場の規模はわずか6%しかなかった。ところがその後2013年までのわずかな期間に30%にまで成長し、今では非常に重要な戦略地域だ。コンシューマーモデルのプレミアムヘッドホンは50%がアジアで販売されており、特に日本はフラグシップのT1が最も成功して、現在は全体の売上が5番目にのぼる大きなマーケット」と日本のヘッドホンファンに感謝の言葉を伝えた。
同社の企業コンセプトのひとつは「クラフトマンシップを追求した、ハンドメイド製法へのこだわり」であるという。キンツェル氏は今回発表の新製品についてもドイツでハンドメイドしているハイエンド機であるとしながら、完成度の高さをアピールした。
3製品ともに、明日まで「春のヘッドホン祭2014」会場13階に出展しているティアックブースで試聴できる。
なお、作年春の同イベントでコンセプトが公開された「Custom One Tesla」の無期限延期についてもアナウンスされた。本機はクラウドファンディングにより、カスタマーの声を集めながら新世代テスラドライバーを搭載するヘッドホンを開発するというプロジェクトだったが、このほどbeyerdynamic社よりプロジェクトの見合わせが伝えられた。ティアックの担当者は「お待ちいただいたお客様には大変申し訳ない」とコメントしていた。
同社が取り扱う独beyerdynamicから、ブランド誕生90周年のアニバーサリーモデル「T90 Jubilee」など、テスラドライバー搭載ヘッドホンの新製品2機種が発表された。
■beyerdynamicの“90thアニバーサリーモデル”「T90 Jubilee」
2014年は、ドイツにbeyerdynamic社が創立されて90周年というアニバーサリーイヤー。これを記念し、全世界1,000台限定で販売されるのがオーバーヘッドホン「T90 Jubilee」だ。日本国内では200台がティアックから販売され、発売時期は7月下旬を予定。価格は本日時点で発表されなかったが「T90(オープン・想定売価55,000円前後)よりも少し高くなるが、できる限りお求めやすい価格に調整したい」(ティアック担当者)という。
本機は2012年に販売された「テスラドライバー」を搭載したオープン型ヘッドホン「T 90」(関連ニュース)をベースにしている。オーディオの基本性能はT 90のものをそのままに、外観デザインや商品パッケージの内容に変更を加えている。インピーダンスは250Ω。ケーブルは片出しの3mストレート型。
通常モデルからカラーリングを変更して、全体的に黒を基調とした。イヤーカップには高光沢のクロームリングをあしらう。スーパソフト・マイクロファイバー・イヤーパッドを採用して、快適な装着感を実現している。セミハードケースのほか、バイノーラル録音のソースを収録したリファレンスCDが付属する。製品の外箱には過去30〜40年間に展開してきたヘッドホンのアートワークをプリントしている。
■iPhone対応リモコン搭載「T51 i Premium Headphones」
今年の3月から販売が開始された密閉型オンイヤーヘッドホン「T 51 p」に、iPhone/iPad/iPod touch対応の3ボタン式マイク付コントローラーを搭載したモデル。発売時期は今夏から秋ぐらいを予定。価格も現状未定となっている。
本機も基本的なオーディオ性能は「T 51 p」(関連ニュース)に同じ。新開発の32Ωテスラドライバーが搭載されている。
ケーブルは左右両出しで、右側のケーブルにマイク付コントローラーが付いている。アップルの認証も取得しており、楽曲の再生や通話コントロール、ボリューム操作などが可能。iOS以外のスマートフォンやタブレットのリモコン操作も行える。ソフトケースや航空機アダプターなどが付属する。
■「Custom One Studio」は今夏発売
昨年の春のヘッドホン祭で発表され、昨年末の発売が予定されていたヘッドホン「Custom One Studio」(関連ニュース)の発売時期が今夏に決定したことも伝えられた。価格は検討中とのこと。
本機はスライダー機構で密閉と開放の音の違いを切り替えられたり、ハウジングカバーを着せ替えてデザインのカスタマイズが楽しめる「Custom One」シリーズのスタジオ仕様機。コンシューマーモデルで60Ωだったインピーダンスを、自宅だけでなくスタジオのデバイスにも対応できるよう80Ωに変更している。ケーブルは着脱式で取り回しの良いカールケーブルとした。
■3製品ともにヘッドホン祭会場で試聴が可能
発表会にはbeyerdynamic社のアジア地区担当ディレクター、マイケル・キンツェル氏が参加し、新製品の説明を行った。
キンツェル氏は「2006年にティアックを通じてbeyerdynamicの製品が日本市場に紹介され始めた当初、当社にとってのアジア市場の規模はわずか6%しかなかった。ところがその後2013年までのわずかな期間に30%にまで成長し、今では非常に重要な戦略地域だ。コンシューマーモデルのプレミアムヘッドホンは50%がアジアで販売されており、特に日本はフラグシップのT1が最も成功して、現在は全体の売上が5番目にのぼる大きなマーケット」と日本のヘッドホンファンに感謝の言葉を伝えた。
同社の企業コンセプトのひとつは「クラフトマンシップを追求した、ハンドメイド製法へのこだわり」であるという。キンツェル氏は今回発表の新製品についてもドイツでハンドメイドしているハイエンド機であるとしながら、完成度の高さをアピールした。
3製品ともに、明日まで「春のヘッドホン祭2014」会場13階に出展しているティアックブースで試聴できる。
なお、作年春の同イベントでコンセプトが公開された「Custom One Tesla」の無期限延期についてもアナウンスされた。本機はクラウドファンディングにより、カスタマーの声を集めながら新世代テスラドライバーを搭載するヘッドホンを開発するというプロジェクトだったが、このほどbeyerdynamic社よりプロジェクトの見合わせが伝えられた。ティアックの担当者は「お待ちいただいたお客様には大変申し訳ない」とコメントしていた。