• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/05/14 08:30

<OTOTEN>fidata、未発表LAN/USBケーブルを出展。自社開発のOpenHome対応操作アプリの試作も

ネットワークオーディオサーバー「HFAS1-X」などをデモ
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
OTOTEN 2017」にて、アイ・オー・データ機器は、同社が手がける“fidata”ブランドのネットワークオーディオサーバーを出展。fidataブランド初のLANケーブルとUSBケーブル、さらには“おそらく国産初”になるというOpenHome対応のコントロールアプリ試作版も出展された。

fidataのブース

fidata初のLANケーブル/USBケーブルを参考出展

fidata「HFLCシリーズ」は、Cat-A6仕様のオーディオ用LANケーブル。RJ-45コネクターには、日本テレガードナー製の「MFP8」RJ45シールドプラグ(金メッキ仕様)を採用する。

「HFLCシリーズ」

日本テレガードナー製のLAN端子を搭載

導体は、無酸素銅(OFC)に銀メッキを施した26AWG導体をツイストペアごとにセパレートして用いた同心円断面ケーブル(直系7mm)を採用。取り回しやすさにも配慮したという。

「HFU2シリーズ」は、USB2.0 High Speed仕様のオーディオ用USBケーブル。オリジナルのアルミ削り出しUSB端子ホルダーを採用し、その重量によってコネクター部の微振動を抑制するという。USBコネクターは金メッキ仕様となる。

「HFU2シリーズ」

アルミ製の端子カバーもオリジナルだ

ケーブルは、無酸素銅の導線に銀メッキを施した専用の24AWG導体を、電源ラインと信号ラインにそれぞれ独立して配置した、直系7mmの同心円断面ケーブルとなる。こちらも取り回しにも配慮されている。

なお、LANケーブルとUSBケーブル共に、日本国内の指定工場で全数検査実施のもと製造していることも特徴となる。いずれも価格や発売時期は未定だが、年内の発売を目指しているという。

自社開発のOpenHome対応のコントロールアプリ試作を参考出展

ネットワークオーディオの愛好家には要注目なのが、今回参考出展されたOpenHome対応コントロールアプリの試作だ。本アプリはアイ・オー・データが自社開発したもので、同社によれば「おそらく国産初のOpenHome対応アプリになるのでは」とのことだった。

「fidata APP」の開発試作。画面左がサーバーのブラウズ、右が再生リストとなる

fidataのネットワークオーディオサーバーは、USB出力対応によりUSB-DACと組み合わせて「ネットワークトランスポート」としても使うことができる。しかし、その操作に用いるコントロールアプリについては、DLNAやOpenHomeに対応した汎用アプリを使う必要があった。そのため、コントロール面は他社製のアプリに左右される要素も多かった。

アルバムアート一覧を全画面で表示することも可能

サーバーをブラウズした楽曲リストから、右の再生リストへ楽曲をドラッグ&ドロップする

アイ・オー・データは、コントロールアプリの開発に着手。今回試作を参考出展するに至ったという。なお現時点のものは「開発用試作であり、仕様やデザインはまだ改善・変更されていく。来場者の反応や意見も反映させていきたい」とのことだった。

ただ、今回出展されたアプリは完成版が今から期待できるものだった。OpenHome対応をベースに、サーバーのブラウズ、アルバムアートの表示、プレイリストへの追加など思いつく基本機能はカバーしている。

再生中の画面

加えて、同社が手がけるCDリッピング用ドライブ「CDレコ」で確立した独自データベースを元に、アーティスト情報やディスコグラフィー、関連ニュースを「日本語で」表示できる機能も実装されていた。この独自データベースは、CDジャーナル誌との協業によって作られたもので国内アーティスト情報も充実する。

楽曲リストの「i」ボタンを押すと、楽曲の関連データが表示可能

アーティストプロフィールやディスコグラフィーに加えて、CDジャーナルから引用した関連ニュースも表示可能

また、メタデータの編集機能も搭載予定という。今回の試作アプリではWAVファイルのみをブラウザから編集できるというかたちだったが、最終的にはアプリにタグ編集機能を組み込むかたちになるという。

メタデータの編集機能も搭載予定

繰り返しになるが今回出展されたアプリは開発試作ということで、具体的なリリースの目処は未定とのことだ。しかし、現時点でも機能は非常に充実しており、今後の続報に期待したい。

トップエンド「HFAS1-XS20」をはじめネットワークオーディオサーバーをデモ

もちろんfidataのブースでは、今年発売されたネットワークオーディオサーバーの新モデル「HFAS1-XS20」、従来からのラインアップ「HFAS1-S10」「HFAS1-H40」が用意。それぞれを比較して試聴することができた。

上から「HFAS1-XS20」「HFAS1-S10」「HFAS1-H40」

「HFAS1-XS20」の筐体内部

ネットワークプレーヤーと組み合わせたサーバー機能に加えて、USB-DACとの組み合わせによるトランスポート機能のデモも行っていた。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX