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公開日 2006/04/06 12:09

<更新>ビクター、「GENESSA」をさらに強化した液晶“EXE”を発売 − 重低音再生機能も搭載

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日本ビクター(株)は、液晶テレビ“EXE”の新製品としてフルハイビジョン・パネルを搭載した46V型など計3モデルを5月上旬より順次発売する。ラインナップは以下の通り。

 46V型 LT-46LH800 ¥OPEN(予想実売価格58万円前後)5月上旬発売
 37V型 LT-37LC85 ¥OPEN(予想実売価格38万円前後)5月中旬発売
 26V型 LT-26LC80 ¥OPEN(予想実売価格21万円前後)6月上旬発売


LT-46LH800

LT-37LC85

LT-26LC80
新ラインナップはそれぞれ、さらなる高画質化を図った映像処理専用LSI 新「GENESSA」、新開発の低音再生技術「MaxxBass」、操作を手助けする「音声案内/画面で見るマニュアル」などを新たに搭載したハイビジョン対応液晶テレビ。LT-46LH800は、同社液晶テレビとして最大サイズとなる46V型のフルHD対応モデル。またLT-37LC85は、残像の少ない動画再生を実現する「高速液晶ドライバー」搭載モデルだ。

各モデルとも地上/BS/110 度CSデジタル、地上アナログチューナーを搭載。HDMI端子は、46V型が2つ、37V/26V型は1つ搭載している。


ノイズ検出/除去に新アルゴリズムを採用

ノイズ除去レベルは4パターンから選択

共通の付属リモコン
今回ブラッシュアップを行った新「GENESSA」は、ノイズの検出/除去を行う「インテリジェントクリア」をバージョンアップ。これまでSD/HD共通だったノイズ検出アルゴリズムを独立化することで、ノイズ検出精度を向上した。検出は1/60秒毎に行われる。さらに、ノイズ除去を行うノイズリダクションもSD/HDそれぞれで独立制御することにより、コンテンツに最適な処理を行うことが可能となった。なおCPU性能も向上しており、ノイズ以外の画像の特徴検出精度も、14ビット処理によりさらなる向上を果たしている。


MaxxBassの解説

46V型に搭載したスピーカー

46V型のスピーカー部
「MaxxBass」は、内蔵のスピーカーで迫力のある低音再生を可能にする新技術。音響心理学の「Missing fundamental」に基づいて設計された技術で、再現したい低音の倍音成分を演算により出力することで、迫力ある重低音再生を実現する。同機能の効き目は、強い/弱い/オフの3段階から選択が可能だ。


はっきりステレオの技術イメージ

明るさ調整を行う「エコセンサー」は全機種に搭載
音声機能としては「はっきりステレオ」も新たに搭載。アクション映画など、大音量の爆発シーンと小音量の会話シーンなどが混在するコンテンツで有効な機能で、大きな音は抑え、小さな音はレベルを上げて再生し、バランスのとれた音量で視聴を楽しむことができる。


リモコンガイドによる「番組表」ボタンの解説

「画面で見るマニュアル」のインデックス画面

EPGの見方も確認できる
使いやすさを高めるため、新たに搭載したのは「音声案内」と「画面で見るマニュアル」の2つ。「音声案内」は、テレビ設置時の初期設定画面を人の声でナビゲートするほか、リモコンの各ボタンの役割を表示するリモコンガイド機能でも人の声を使って解説を行う。「画面で見るマニュアル」は、サポートセンターなどに問い合わせの多い各種機能の解説を行う機能。付属のマニュアルを見ることなく、様々な操作方法を簡単に確認することが可能だ。


「高速液晶ドライバー」の詳細
LT-37LC85が搭載した「高速液晶ドライバー」は、動きの早い映像などで起こる残像感を抑える技術。60コマ/秒の映像の各コマ間に補完画像を挿入し、120コマ/秒とすることで、くっきりした映像表現を実現している。



松島 副カテゴリー長

同社の各テレビ製品の位置付け
本日同社は製品発表会を開催。出席したディスプレイ事業グループ ディスプレイカテゴリー 副カテゴリー長の松島芳樹氏は、世界のディスプレイ市場について「08年度には1.9億台のうち約3分の1が液晶となると予想している。今年はワールドカップなどでデジタル化が加速し、買い換え、買い増しの需要が高まるだろう」と語り、「高画質化、大型化、ユーザーライクな機能の3つで差別化を図っていく」と同社の方針を説明した。またデバイス別の製品の棲み分けについては、「液晶、D-ILAを中心に展開していくが、PDPの販売も継続して行っていく」と説明した。最後に同氏は今後の製品開発について「常に最高画質の画を追求し、数値やスペックを超えた感性的な部分を大事にしていきたい」と意気込みを語った。

発表会で行われた質疑応答の主な内容は以下の通り。

Q.高速液晶ドライバーはどういう方式のものか?
A.バックライトを連動させるようなものではなく、補完画像を挿入するタイプだ。

Q.高速液晶ドライバーはなぜ37V型のみの搭載なのか?
A.各製品の特長づけを行うため、46V型は「大画面・高精細」とした。今後は他サイズにも展開したいと考えている。

Q.高速液晶ドライバーは120Hz駆動で十分と考えているか?
A.十分だとは思っていない。それ以上のものの開発も進めているが、ドライバーだけでなくそれに対応するパネルも必要。対応するパネルの開発もパネルメーカーと共同で進めているが、現時点で240Hzの表示は難しい。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17(フリーダイヤル)
TEL/045-450-8950(携帯電話・PHSなど)

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドVICTOR
  • 型番LT-46LH800
  • 発売日2006年5月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格58万円前後)
【SPEC】●画面サイズ:46V型 ●表示画素数:1920×1080ドット ●受信チャンネル:VHF、UHF、CATV、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル ●入出力端子:HDMI×2、D4入力×1、コンポーネント入力×1、ビデオ入力×3、Sビデオ入力×2、RGB入力×1、i.LINK入出力×2、LAN端子×1、光デジタル音声出力×1 ●消費電力:295W ●外形寸法:1126W×775H×123Dmm ●質量:37.6kg(スタンド含む)
  • ブランドVICTOR
  • 型番LT-37LC85
  • 発売日2006年5月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格38万円前後)
●画面サイズ:37V型 ●表示画素数:1366×768ドット ●受信チャンネル:VHF、UHF、CATV、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル ●入出力端子:HDMI×1、D4入力×1、コンポーネント入力×1、ビデオ入力×3、Sビデオ入力×2、RGB入力×1、i.LINK入出力×2、LAN端子×1、光デジタル音声出力×1 ●消費電力:190W ●外形寸法:919W×652H×128Dmm ●質量:21.5kg(スタンド含む)
  • ブランドVICTOR
  • 型番LT-26LC80
  • 発売日2006年6月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格21万円前後)
●画面サイズ:37V型 ●表示画素数:1366×768ドット ●受信チャンネル:VHF、UHF、CATV、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル ●入出力端子:HDMI×1、D4入力×1、コンポーネント入力×1、ビデオ入力×3、Sビデオ入力×2、RGB入力×1、i.LINK入出力×2、LAN端子×1、光デジタル音声出力×1 ●消費電力:136W ●外形寸法:672W×519H×138Dmm ●質量:32.0kg(スタンド含む)
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