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公開日 2015/10/25 17:35

<ヘッドホン祭>OPPO「PM-3」カラバリ/ラックスマン「DA-250」披露/「Edition M」改良版が参考出展

ミスウルトラゾーンにも迫る
編集部:小澤貴信
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10月24日・25日の2日間にわたって開催されたフジヤエービック主催「秋のヘッドホン祭 2015」。今回は例年以上に多数の新製品が出展され、多くの来場者を迎えることとなった。本記事では、各出展ブースの模様を、新製品を中心にお伝えしていきたい。

エミライ - Mr.Speakersのヘッドホン「ETHER」「ETHER C」を出展

エミライは、開催前日に発表した米国Mr.Speakers社の平面磁界駆動型ヘッドホン「ETHER」「ETHER C」(関連ニュース)を出展。24日には同ブランドの創立者にして製品開発者であるダン・クラーク氏を迎え、製品発表会を開催した。こちらの模様および製品の詳細は別記事にてお伝えする。

「ETHER」

「ETHER C」

ETHERは開放型モデル、ETHER Cは密閉型モデルで、それぞれ独自の特許技術を用いたV-Planar振動板を採用。平面振動板の表面に特殊加工を施すことで、さらなる歪の抑制や過渡特性の向上を実現させている。3Dプリンターで製作された音響調整機構をハウジングに収め、密閉型・開放型それぞれに最適化した綿密なチューニングを行っていることも特徴だという。

MrSpeakersのダン・クラーク氏


OPPO Digital Japan - PM-3のカラバリや4極リケーブルを出展

OPPO Digital Japanは、平面磁界駆動型ヘッドホン「PM-3」の新たなカラーバリエーション(関連ニュース)を出展。これまでも数色が度々参考出展されてきたが、「Cherry Red」「Steel Blue」がラインナップに正式追加された。これによりPM-3は従来のホワイト/ブラックと併せて4色での展開となる。また、ヘッドホンの新色に合わせてポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」のカラーバリエーションも参考出展されたが、こちらは製品化するかどうか現時点で未定とのことだ。

PM-3/HA-2のレッド(HA-2カラバリは参考出展)

PM-3/HA-2のブルー(HA-2カラバリは参考出展)

PM-3用の4極グランド分離接続ケーブル「6N-OFC Balanced Headphone Cable」の製品版も登場した。価格は9,900円(税抜)で10月24日より発売された。

PM-3用4極グランド分離ケーブル

PM-3レポートでも詳細をお伝えした通り、PM-3とHA-2はそれぞれ4極グランド分離での入力/出力に対応。本ケーブルを用いることで、PM-3とHA-2の組みあわせでさらなる高品位な再生が可能となる。


タイムロード(ULTRASONE/CHORD) - ミスウルトラゾーンが登場!

タイムロード・ブースには、ULTRASONEのイメージキャラクター“ミスウルトラゾーン”に就任したタレントの延時成実さんが登場。自らULTRASONEのヘッドホンを手にとって、その魅力をアピールしていた。

“ミスウルトラゾーン”の延時成実さん

EditionシリーズはじめULTRASONEのヘッドホンを多数出展

会場にはULTRASONEのヘッドホンも勢揃い。新たなトピックとしては、Editionシリーズ初のオンイヤー型ヘッドホン「Edition M」の改良バージョンが出展されていた。これは従来のEdition Mよりヘッドバンドのアーム部を長くしたもので、「スライダーを最大に伸ばしても装着感がややきつい」という声に応えたものだという。今回の出展などで意見を聞きながら、正式に改良版に仕様を変更するか決定するとのこと。仕様を変更する場合は、すでに購入したユーザーの製品についてもパーツ交換で新仕様への対応を行う予定だ。

改良版「Edition M」

現行品(右)と改良版(左)。アームが長くなっている

会場には同社が取り扱うCHORDのD/Aコンバーターやヘッドホンアンプも出展。据え置きタイプのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「Hugo TT」に加えて、CHORDの新フラグシップとなるD/Aコンバーター「DAVE」も登場。ULTRASONEの「Edition 5 Unlimited」と組み合わせて、ラグジュアリーにヘッドホンのサウンドを楽しむことのできるハイエンドな据え置きシステムを提案していた。

CHORD「DAVE」とULTRASONE「Edition M Unlimited」

ラグジュアリーにヘッドホンを楽しめるシステムを提案

ラックスマン - USB-DAC/ヘッドホンアンプ「DA-250のデモを実施

ラックスマンは先日発表されたばかりのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DA-250」(関連ニュース)を披露した。本機は東京インターナショナルオーディオショウにも出展されたが、その際は展示のみだった。今回はヘッドホンと組み合わせての試聴を行うことができ、さらにはプリ機能を用いてアクティブスピーカーと組み合わせたデモも行われた。

DA-250

アクティブスピーカーと組み合わせたデモも

DA-250は、2010年の登場から長きにわたって高い評価を得てきたUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DA-200」の後継機種。新たに192kHz/32bitまでのPCMや5.6MHz DSDに対応。さらにディスクリートバッファー回路によるヘッドホンアンプや、ハイエンドアンプにも搭載されているフルバランスタイプの独自ボリューム「LECUA」の採用など、従来モデルから大幅に性能を強化した。


RHA/GRADO - 圧倒的なコスパで話題のRHA「S500」

RHA/GRADOのブースでは、10月初旬の発売以来、そのコストパフォーマンスの高さで注目が集まるRHAのイヤホン「S500」(5,900円/税抜)が披露。トップエンドモデル「T20」や、GRADOのヘッドホン/イヤホンと共に試聴することができた。

RHA「S500」

RHA「T20」


KuraDa - 金属を用いた“響かない”ヘッドホンを参考出展

KuraDaはアルミを全面に用いた開放型/密閉型ヘッドホンを参考出展。これは木の響きを活かすことを命題としたヘッドホン「KD-FP10 響」で培ったノウハウを逆に活かして、「まったく響かない、音の色付きを排除したヘッドホン」を目指して開発中の試作モデルとのこと。アルミパーツの使用に加え、開放型は音を外部にスルーさせることで、密閉型は内部の反響をフェルトなどを用いて徹底して処理することで、「鳴き」を排除している。

金属を全面採用したヘッドホンの試作品。左写真が密閉型、左写真が開放型。



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