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公開日 2019/07/13 20:04
<ポタフェス>ソニーの完全ワイヤレス「WF-1000XM3」発売当日試聴会/AZLA初のBAオンリーイヤホン「ZWEI」世界初披露
ピエール中野モデル完全ワイヤレス、カスタムIEMも注目
東京・ベルサール秋葉原にて、“ポタフェス2019”「ポータブルオーディオフェスティバル2019 東京・秋葉原」が、7月13日(土)と14日(日)の2日間にわたって開催されている。本稿では、ソニー/アユート/S'NEXT/バリュートレード等の注目出展についてお伝えする。
ソニーは、本日から発売となる完全ワイヤレスイヤホンの新作「WF-1000XM3」の試聴スペースを展開(関連ニュース)。約2年前に発売した従来モデル「WF-1000X」よりもノイズキャンセリング、接続性、バッテリー持ち、装着感などあらゆる面で改良したというモデルとなる。
新開発のBluetoothチップにより、左右のユニットそれぞれが独立して端末と音楽伝送を行う点や、圧縮音源を96kHz/24bit相当までアップスケーリングする「DSEE HX」を完全ワイヤレスイヤホンでは初めて搭載した点など、技術面でも注目の機種だ。
その他、同社オーディオ製品のフラグシップ“Signature Series”の試聴機も出展。バッテリー内蔵デジタルオーディオプレーヤーの中では最大級を誇る「DMP-Z1」、ヘッドホン「MDR-Z1R」、イヤホン「IER-Z1R」などがじっくり試聴できる。
アユートは、Astell&Kern/AZLA/Acoustune/CHORD/Fender/JH audio/Luminox Audio/ULTRASONEなどを出展。発売済みの人気製品、間もなく発売の新製品、開発中の参考出展が入りみだれるかたちとなっている。
Astell&Kernからは、従来のフラグシップDAP「A&ultima SP1000」を超える新モデルとして今夏発売予定の「A&ultima SP2000」の試聴機が登場。旭化成エレクトロニクス初の電流出力方式DAC「AK4499EQ」2基、それに合わせて再設計したアンプにより音質をよりブラッシュアップしたモデル。同じく今夏発売予定の専用アンプ「SP1000 AMP」を装着したSP1000と比較しながら試聴ができる。
また、Astell&&Kernとヘッドホンブランド・beyerdynamicがコラボレーションしたイヤホンの最新モデル「AK T9iE」も出展。従来モデル「AK T8iE」と同じくbeyerdynamicのテスラテクノロジーを採用しつつ、ハウジングのベントポートやノズルのフィルターを新設計して音質に磨きをかけたアップデートモデルとなる。
AZLAからは、ブランド初の2BAモデル「ZWEI(ツヴァイ)」が世界で初めて披露された。搭載された2基のBAドライバーは、帯域を分担させずどちらもフルレンジで使用しており、帯域間の繋がりの良さを活かしつつ歪みの低減を図っているという。発売時期や価格は未定だが、おおよそ3万円台で今夏中の発売を見込んでいるとのことだ。シリコンイヤーピース「Sedna Earfit」「Sedona Earfit Light」の完全ワイヤレス向けショートタイプも、8月から発売予定としていた。
その他にも、ULTRASONEの最新密閉型ヘッドホン「Edition15 Veritas」やAcoustuneのプロトタイプイヤホン、Fenderのハイブリッドイヤホン限定生産モデル「TEN 2」「NINE 2」など、試聴機を多数聴くことができる。
S'NEXTは、final/DITA/Questyle/Earsonics/YAMAHAなどを出展。いずれのブランドの試聴席も賑わっていたが、中でも長く列を伸ばしていたのはfinalブランド。担当者は「聴き込むほどに良さが感じられることを目標のひとつにしていることもあってか、発売からしばらく経った現在もBシリーズを試聴に来る方は多い」と話していた。
また、昨日正式に発表した平面駆動型ヘッドホン「D8000 Pro Edition」も、ベースモデル「D8000」と共に出展(関連ニュース)。一般的なユーザーより大きめの音量で聴取する録音エンジニア等に向け、D8000の繊細な音質を大音量でも発揮できるよう再チューニングしたというモデルだ。チューニングの違いにより得意とする音量や音楽ジャンルも変わることを、ベースモデルと比較しながら実際に体感できる。
DITAからは、約25万円前後で今夏発売予定のイヤホン「Dream XLS」の試作モデルを出展。今回の試作モデルはさらに調整を進め、中高域の響きを改善した“バージョン3”にあたるとのこと。モデル名に付けられたXLS(Xtra Sound Stage)の通り、広い音場の再現が特徴だとしている。
その他、Questyleからは新フラグシップDAP「QPM」を参考出展。純A級のフルバランスアンプを搭載するDAPの最新モデルで、新たに4.4mmバランス端子を採用。アンプのパワーや音質も、従来モデル「QP2R」からさらに向上しているという。EarSonicsブランドは、従来のユニバーサルモデルに加えカスタムモデルの取り扱いも予定。まずは8月上旬より、3ドライバーモデル「EM32」の声優・小岩井ことりさん/平山笑美さんコラボデザインモデルの限定受注からスタートするとのことだ。
バリュートレードは、AVIOT/Cambridge Audio/Spinfitなどを出展。中でも話題沸騰なのは、今朝発売日が正式決定したばかりのAVIOT「TE-BD21f-pnk」(関連ニュース)。ダイナミック/BAドライバーハイブリッド構成の完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21f」をベースに、人気ドラマー・ピエール中野氏が完全監修して制作されたというスペシャルモデルで、イヤホンファンだけでなくピエール中野氏のファンも多数来場。試聴に整理券が用意されるほどの盛況となっていた。
ベースモデルのTE-BD21fや、ネックバンドタイプのハイブリッドBluetoothイヤホン「WE-BD21d」、エントリーモデルの「TE-D01e」などもラインナップ。また、AVIOTブランド以外からも、Cambridge Audio初の完全ワイヤレスイヤホン「MELOMANIA 1」が出展。5.8mmグラフェンドライバー、最長約9時間のバッテリーを搭載し、50年間積み重ねてきたブランドならではのチューニングを施したというaptX/AACコーデックのモデルとなっている。
サンバレージャパンは、TaoTronicsブランドから先日発表した完全ワイヤレスイヤホン「Duo Free+」、Bluetoothイヤホン「TT-BH07S Plus」「TT-BH07S Boost」を出展した(関連ニュース)。Duo Free+は、カスタムIEMを意識した形状のハウジングに5.5mmダイナミックドライバー、クアルコムの最新チップ「QCC3020」を搭載したモデル。約7時間のバッテリー、ワイヤレス充電対応ケース、aptX/AACコーデック対応など従来モデル「Duo Free」から音質/使い勝手が向上しており、来場者からも好評だという。
TT-BH07S Plusは「バランスド・メンブレンドライバー」の搭載が特徴的なモデル。これは薄膜の振動板を磁石で挟み込みプッシュプル動作させるもので、歪みを小さく抑えられる利点があるという。同様の構造はこれまでにも存在していたが、今回あらためて「バランスド・メンブレン」と命名されたとのこと。また、本機のドライバーユニットは、バランスド・メンブレンのトゥイーターと10mmダイナミック型ウーファーが一体となっている点も特徴的だ。
(株)カンパーニュは、自社ブランドmusashino LABELのオーディオアクセサリー類を出展。本日より発売の、取っ手付きで複数のイヤホンやDAPを収納できるセミハードケース「キャリングバッグ」や、aptX HD/aptX/AACに対応し、連続再生時間は最長約6時間のMMCXケーブル「AIR」、各社のDAPに対応するケースなどを展示している。
日本ディックスは、同社が製造する4.4mm バランス端子「Pentaconn」の関連製品を出展。形状や材質も様々なPentaconnプラグや、それらのプラグを用いて同社が製作したヘッドホン/イヤホンケーブルなどを展示。ケーブルも2万円台の銀コート線8芯ケーブルから、10万円を超える純銀線8芯ケーブルまで取り揃えている。
ソニーは、本日から発売となる完全ワイヤレスイヤホンの新作「WF-1000XM3」の試聴スペースを展開(関連ニュース)。約2年前に発売した従来モデル「WF-1000X」よりもノイズキャンセリング、接続性、バッテリー持ち、装着感などあらゆる面で改良したというモデルとなる。
新開発のBluetoothチップにより、左右のユニットそれぞれが独立して端末と音楽伝送を行う点や、圧縮音源を96kHz/24bit相当までアップスケーリングする「DSEE HX」を完全ワイヤレスイヤホンでは初めて搭載した点など、技術面でも注目の機種だ。
その他、同社オーディオ製品のフラグシップ“Signature Series”の試聴機も出展。バッテリー内蔵デジタルオーディオプレーヤーの中では最大級を誇る「DMP-Z1」、ヘッドホン「MDR-Z1R」、イヤホン「IER-Z1R」などがじっくり試聴できる。
アユートは、Astell&Kern/AZLA/Acoustune/CHORD/Fender/JH audio/Luminox Audio/ULTRASONEなどを出展。発売済みの人気製品、間もなく発売の新製品、開発中の参考出展が入りみだれるかたちとなっている。
Astell&Kernからは、従来のフラグシップDAP「A&ultima SP1000」を超える新モデルとして今夏発売予定の「A&ultima SP2000」の試聴機が登場。旭化成エレクトロニクス初の電流出力方式DAC「AK4499EQ」2基、それに合わせて再設計したアンプにより音質をよりブラッシュアップしたモデル。同じく今夏発売予定の専用アンプ「SP1000 AMP」を装着したSP1000と比較しながら試聴ができる。
また、Astell&&Kernとヘッドホンブランド・beyerdynamicがコラボレーションしたイヤホンの最新モデル「AK T9iE」も出展。従来モデル「AK T8iE」と同じくbeyerdynamicのテスラテクノロジーを採用しつつ、ハウジングのベントポートやノズルのフィルターを新設計して音質に磨きをかけたアップデートモデルとなる。
AZLAからは、ブランド初の2BAモデル「ZWEI(ツヴァイ)」が世界で初めて披露された。搭載された2基のBAドライバーは、帯域を分担させずどちらもフルレンジで使用しており、帯域間の繋がりの良さを活かしつつ歪みの低減を図っているという。発売時期や価格は未定だが、おおよそ3万円台で今夏中の発売を見込んでいるとのことだ。シリコンイヤーピース「Sedna Earfit」「Sedona Earfit Light」の完全ワイヤレス向けショートタイプも、8月から発売予定としていた。
その他にも、ULTRASONEの最新密閉型ヘッドホン「Edition15 Veritas」やAcoustuneのプロトタイプイヤホン、Fenderのハイブリッドイヤホン限定生産モデル「TEN 2」「NINE 2」など、試聴機を多数聴くことができる。
S'NEXTは、final/DITA/Questyle/Earsonics/YAMAHAなどを出展。いずれのブランドの試聴席も賑わっていたが、中でも長く列を伸ばしていたのはfinalブランド。担当者は「聴き込むほどに良さが感じられることを目標のひとつにしていることもあってか、発売からしばらく経った現在もBシリーズを試聴に来る方は多い」と話していた。
また、昨日正式に発表した平面駆動型ヘッドホン「D8000 Pro Edition」も、ベースモデル「D8000」と共に出展(関連ニュース)。一般的なユーザーより大きめの音量で聴取する録音エンジニア等に向け、D8000の繊細な音質を大音量でも発揮できるよう再チューニングしたというモデルだ。チューニングの違いにより得意とする音量や音楽ジャンルも変わることを、ベースモデルと比較しながら実際に体感できる。
DITAからは、約25万円前後で今夏発売予定のイヤホン「Dream XLS」の試作モデルを出展。今回の試作モデルはさらに調整を進め、中高域の響きを改善した“バージョン3”にあたるとのこと。モデル名に付けられたXLS(Xtra Sound Stage)の通り、広い音場の再現が特徴だとしている。
その他、Questyleからは新フラグシップDAP「QPM」を参考出展。純A級のフルバランスアンプを搭載するDAPの最新モデルで、新たに4.4mmバランス端子を採用。アンプのパワーや音質も、従来モデル「QP2R」からさらに向上しているという。EarSonicsブランドは、従来のユニバーサルモデルに加えカスタムモデルの取り扱いも予定。まずは8月上旬より、3ドライバーモデル「EM32」の声優・小岩井ことりさん/平山笑美さんコラボデザインモデルの限定受注からスタートするとのことだ。
バリュートレードは、AVIOT/Cambridge Audio/Spinfitなどを出展。中でも話題沸騰なのは、今朝発売日が正式決定したばかりのAVIOT「TE-BD21f-pnk」(関連ニュース)。ダイナミック/BAドライバーハイブリッド構成の完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21f」をベースに、人気ドラマー・ピエール中野氏が完全監修して制作されたというスペシャルモデルで、イヤホンファンだけでなくピエール中野氏のファンも多数来場。試聴に整理券が用意されるほどの盛況となっていた。
ベースモデルのTE-BD21fや、ネックバンドタイプのハイブリッドBluetoothイヤホン「WE-BD21d」、エントリーモデルの「TE-D01e」などもラインナップ。また、AVIOTブランド以外からも、Cambridge Audio初の完全ワイヤレスイヤホン「MELOMANIA 1」が出展。5.8mmグラフェンドライバー、最長約9時間のバッテリーを搭載し、50年間積み重ねてきたブランドならではのチューニングを施したというaptX/AACコーデックのモデルとなっている。
サンバレージャパンは、TaoTronicsブランドから先日発表した完全ワイヤレスイヤホン「Duo Free+」、Bluetoothイヤホン「TT-BH07S Plus」「TT-BH07S Boost」を出展した(関連ニュース)。Duo Free+は、カスタムIEMを意識した形状のハウジングに5.5mmダイナミックドライバー、クアルコムの最新チップ「QCC3020」を搭載したモデル。約7時間のバッテリー、ワイヤレス充電対応ケース、aptX/AACコーデック対応など従来モデル「Duo Free」から音質/使い勝手が向上しており、来場者からも好評だという。
TT-BH07S Plusは「バランスド・メンブレンドライバー」の搭載が特徴的なモデル。これは薄膜の振動板を磁石で挟み込みプッシュプル動作させるもので、歪みを小さく抑えられる利点があるという。同様の構造はこれまでにも存在していたが、今回あらためて「バランスド・メンブレン」と命名されたとのこと。また、本機のドライバーユニットは、バランスド・メンブレンのトゥイーターと10mmダイナミック型ウーファーが一体となっている点も特徴的だ。
(株)カンパーニュは、自社ブランドmusashino LABELのオーディオアクセサリー類を出展。本日より発売の、取っ手付きで複数のイヤホンやDAPを収納できるセミハードケース「キャリングバッグ」や、aptX HD/aptX/AACに対応し、連続再生時間は最長約6時間のMMCXケーブル「AIR」、各社のDAPに対応するケースなどを展示している。
日本ディックスは、同社が製造する4.4mm バランス端子「Pentaconn」の関連製品を出展。形状や材質も様々なPentaconnプラグや、それらのプラグを用いて同社が製作したヘッドホン/イヤホンケーブルなどを展示。ケーブルも2万円台の銀コート線8芯ケーブルから、10万円を超える純銀線8芯ケーブルまで取り揃えている。