公開日 2019/12/27 06:40
長さと画質を両立!4K/HDR対応のHDMIケーブル「SUPRA HDMI 2.0 AOC」はホームシアターにピッタリ
【特別企画】しなやかな取り回しの良さも注目
近年、オーディオ・ビジュアルの世界は一気に4K化が加速している。4K対応テレビやレコーダーなどハード機の普及が進み、ソフト面でもUHD BDタイトルに加え、Netflixなどのサブスクリプションサービスでも4Kコンテンツの配信が充実してきている。そう、今や4Kは普通のスペックになりつつあるのだ。そこで次にポイントとなってくるのは、その信号を伝送する「HDMIケーブルの選択」となる。
4K/60p HDRコンテンツの伝送には最大18Gbpsの帯域が必要となる。たとえばプロジェクター環境では、BDプレーヤーやAVアンプとの接続に長尺のHDMIケーブルを必要とする場合も多いだろうが、長くなるほど伝送特性が落ちる従来型のメタルケーブルでは、5mを超えるとデータの欠落などに不安が出てくる。
そこで注目されるのが、光ファイバーを採用したHDMIケーブルである。光ファイバーケーブルのメリットは主に2つあり、ひとつは伝送速度が速く通信帯域が広い事、もうひとつは電波干渉に強い事だ。
その光伝送方式を採用したHDMIケーブルが、AVケーブルの名門SUPRA(スープラ)から登場した。最大100mまでの長尺ラインナップで、4K/60Hz信号伝送に対応するモデル「SUPRA HDMI 2.0 AOC(Active Optical Cable)」である。
筆者は以前、映像展示の仕事に携わっていた経験があり、個人的にHDMIケーブルには並々ならぬこだわりを持っている。さらに私事で恐縮だが、実は最近自宅にJVCの4Kプロジェクター「DLA-V9R」を購入して念願のホームシアター環境を構築中なのである。まさにそこに導入する長尺のHDMIケーブルを選定中というタイミングだったため、今回はSUPRA HDMI 2.0 AOCを嬉々としてテストさせてもらった。
■長さ100mまで、4K HDRを1本で伝送。取り回しの柔軟さも使いやすい
SUPRA HDMI 2.0 AOCのコンセプトは、伝送速度や通信帯域などの厳しい条件をクリアして、長尺ケーブルとして4Kコンテンツの伝送に対応する事だ。それを実現するため、上述の通り光ファイバーケーブルによる光伝送を採用している。
光伝送の場合、入力されたHDMI信号を光信号に変換し、出力側で光をHDMIに戻す機能が必要となるが、SUPRA HDMI 2.0 AOCは高品質なアクティブ制御回路を搭載することで、変換時の劣化を抑え再現性を高めている。これにより延長器などを挟むことなく、最長100mまで4K/60p/4:4:4信号の伝送に対応。そしてHDRもサポートする。
制御回路を内蔵するコネクター部にはSUPRA独自の金メッキシールドメタルハウジングを使用し、家庭内を飛び交う電波をシャットアウト。加えて制御回路は、外部電源からの電源供給やドライバーが不要だ。つまりHDMI端子に接続するだけで使用できる。
もちろんDolby Atmos、Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audioなど各種サラウンドフォーマットや最大32チャンネルの伝送にも対応し、ARC、CES、HDCP2.2などの規格もサポートするなど、スペック的には万全だ。
画質、ケーブルの品質に加えてもうひとつ大きなアドバンテージとなりそうなのが、取り回しの良さである。ケーブル直径は4.5mmと細くかなりフレキシブルで、これにより天井や壁裏のような場所でも柔軟に引くことができ、設置性が高い。長さ自体も最短6.0m(¥51,300/税抜)から最長100m(¥115,500/税抜)まで、12種類の豊富なラインナップから導入する環境に合わせて選べるのも嬉しいところだ(なお、25m以上の長さは受注生産となり、2ヶ月程度の納期を要する)。
■長尺であることを感じさせない描写力。特に高輝度の表現が素晴らしい
スペックを見る限り、ほぼ完璧な仕様に見えるSUPRA HDMI 2.0 AOCだが、気になる画質はどうだろうか。パナソニックのUHD BDプレーヤー「DP-UB9000」、JVCのプロジェクター「DLA-V5」、パナソニックの4K有機ELテレビ「TH-55GZ1000」を用いて、プロジェクターとテレビという2種類の環境でクオリティチェックを行った。ケーブルはSUPRA HDMI 2.0 AOCの10mモデルに加えて、編集部が用意した、5mのメタルケーブルも比較した。
4K/60p HDRコンテンツの伝送には最大18Gbpsの帯域が必要となる。たとえばプロジェクター環境では、BDプレーヤーやAVアンプとの接続に長尺のHDMIケーブルを必要とする場合も多いだろうが、長くなるほど伝送特性が落ちる従来型のメタルケーブルでは、5mを超えるとデータの欠落などに不安が出てくる。
そこで注目されるのが、光ファイバーを採用したHDMIケーブルである。光ファイバーケーブルのメリットは主に2つあり、ひとつは伝送速度が速く通信帯域が広い事、もうひとつは電波干渉に強い事だ。
その光伝送方式を採用したHDMIケーブルが、AVケーブルの名門SUPRA(スープラ)から登場した。最大100mまでの長尺ラインナップで、4K/60Hz信号伝送に対応するモデル「SUPRA HDMI 2.0 AOC(Active Optical Cable)」である。
筆者は以前、映像展示の仕事に携わっていた経験があり、個人的にHDMIケーブルには並々ならぬこだわりを持っている。さらに私事で恐縮だが、実は最近自宅にJVCの4Kプロジェクター「DLA-V9R」を購入して念願のホームシアター環境を構築中なのである。まさにそこに導入する長尺のHDMIケーブルを選定中というタイミングだったため、今回はSUPRA HDMI 2.0 AOCを嬉々としてテストさせてもらった。
■長さ100mまで、4K HDRを1本で伝送。取り回しの柔軟さも使いやすい
SUPRA HDMI 2.0 AOCのコンセプトは、伝送速度や通信帯域などの厳しい条件をクリアして、長尺ケーブルとして4Kコンテンツの伝送に対応する事だ。それを実現するため、上述の通り光ファイバーケーブルによる光伝送を採用している。
光伝送の場合、入力されたHDMI信号を光信号に変換し、出力側で光をHDMIに戻す機能が必要となるが、SUPRA HDMI 2.0 AOCは高品質なアクティブ制御回路を搭載することで、変換時の劣化を抑え再現性を高めている。これにより延長器などを挟むことなく、最長100mまで4K/60p/4:4:4信号の伝送に対応。そしてHDRもサポートする。
制御回路を内蔵するコネクター部にはSUPRA独自の金メッキシールドメタルハウジングを使用し、家庭内を飛び交う電波をシャットアウト。加えて制御回路は、外部電源からの電源供給やドライバーが不要だ。つまりHDMI端子に接続するだけで使用できる。
もちろんDolby Atmos、Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audioなど各種サラウンドフォーマットや最大32チャンネルの伝送にも対応し、ARC、CES、HDCP2.2などの規格もサポートするなど、スペック的には万全だ。
画質、ケーブルの品質に加えてもうひとつ大きなアドバンテージとなりそうなのが、取り回しの良さである。ケーブル直径は4.5mmと細くかなりフレキシブルで、これにより天井や壁裏のような場所でも柔軟に引くことができ、設置性が高い。長さ自体も最短6.0m(¥51,300/税抜)から最長100m(¥115,500/税抜)まで、12種類の豊富なラインナップから導入する環境に合わせて選べるのも嬉しいところだ(なお、25m以上の長さは受注生産となり、2ヶ月程度の納期を要する)。
■長尺であることを感じさせない描写力。特に高輝度の表現が素晴らしい
スペックを見る限り、ほぼ完璧な仕様に見えるSUPRA HDMI 2.0 AOCだが、気になる画質はどうだろうか。パナソニックのUHD BDプレーヤー「DP-UB9000」、JVCのプロジェクター「DLA-V5」、パナソニックの4K有機ELテレビ「TH-55GZ1000」を用いて、プロジェクターとテレビという2種類の環境でクオリティチェックを行った。ケーブルはSUPRA HDMI 2.0 AOCの10mモデルに加えて、編集部が用意した、5mのメタルケーブルも比較した。