公開日 2014/04/24 13:00
ヤマハ、フラグシップ“S3000”の技術を投入した新プリメイン「A-S2100」
ローインピーダンス&ローノイズ化を徹底的に狙った設計
ヤマハは、Hi-Fiコンポーネント新モデル“S2100シリーズ”を6月下旬に発売する。SACDプレーヤー「CD-S2100」とプリメインアンプ「A-S2100」をラインナップしており、価格はいずれも同じ250,000円(税抜)。本記事では、プリメインアンプ A-S2100について紹介する(CD-S2100についてはこちら)。
■S2100シリーズのサウンドコンセプト
S2100シリーズは、従来機種“S2000シリーズ”の後継機にあたるモデル。本体シャーシはS2000のものを流用しているが、内部には昨年発売のフラグシップ“S3000シリーズ”で採用した構成を投入し、徹底したローインピーダンス&ローノイズ化を狙った設計としている。CD-S2100とA-S2100を組み合わせることで、全段フルディスクリート構成で音楽伝送を行える。
なお、S3000とS2000は両シリーズともプレーヤーとアンプを同一の設計者がサウンドチューニングを担当していたが、今回発表の2機種はそれぞれ異なる設計者がチューニングを行っている。サウンドコンセプトは、S3000で追求した音楽性に低域のレスポンスと解像度感を向上させ、フットワークの良さを高めた。上述の通りシャーシ自体はS2000を流用しているが、全体的な外観デザインはS3000シリーズと同じで、“ヤマハの上質なHi-Fiクオリティ思想”を象徴するピアノブラックカラーを採用している。
■プリメインアンプ A-S2100の特徴
A-S2100は、フラグシップモデルA-S3000(関連ニュース)と同じMOS FET採用のフローティング&バランス増幅パワーアンプを搭載するプリメインアンプ。定格出力は90W+90W(8Ω、20Hz〜20kHz、0.02%)/150W+150w(4Ω、20Hz〜20kHz、0.02%)。
フローティング&バランス増幅パワーアンプ構成は、A-S2000でも採用されていたヤマハ独自の構造。これに+側と−側で同一極性のMOS FETを初使用したのがA-S3000で、今回のA-S2100にも引き続き採用された形となる。これにより、フローティング&バランスパワーアンプの特徴である「極性の違いによる音質差を抑えた構成」をさらに進化させ、SN比が高く、音場感の高い音質再現を狙っている。
加えて、細部にわたってA-S3000と同じくローインピーダンス化に徹底的に配慮した構成としており、プリアンプ部/パワーアンプ部とも、A-S3000と同じく結線はネジ留め方式を採用した。
さらにSP線はAWG14、電源の一次線はAWG16と、それぞれ従来モデルA-S2000で使用していたものより1ランク太いワイヤーを使用している。MCヘッドアンプ付きフォノイコライザーもA-S3000と同等のものを搭載し、フルディスクリート構成を採用。
電源部はA-S2000の仕様を引き継ぎ、大型EIトランスと22,000μFのブロックケミコンを4基搭載。定電圧電源と定電流電源を両方搭載して電圧と電流を一定にし、ノイズの少ないクリーンな電源供給を実現するとしている。
ボリュームには、A-S3000と同等のJRC製の高品位電子ボリュームを搭載。トーンコントロールをバイパスしたことで、音に余分な色づけがされない状態で再生が可能としている。
本体フロントにはA-S3000と同じくPEAK/VU切替式のレベルメーターを搭載しているが、サイズを一回り小さくし、表面をアクリル製とすることでコストを抑えている。本体背面のスピーカーターミナルもA-S3000を引き継ぎ、真鍮削り出しのものを採用した。
本体サイズは435W×157H×463Dmmで、質量は23.4kg。本体下部のレッグは鉄製で、製品にはマグネットタイプのレッグカバーが付属する。本機の製品保証は5年間。
【問い合わせ先】
ヤマハミュージックジャパン カスタマーサポート部
お客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-011-808
TEL/053-460-3409
■S2100シリーズのサウンドコンセプト
S2100シリーズは、従来機種“S2000シリーズ”の後継機にあたるモデル。本体シャーシはS2000のものを流用しているが、内部には昨年発売のフラグシップ“S3000シリーズ”で採用した構成を投入し、徹底したローインピーダンス&ローノイズ化を狙った設計としている。CD-S2100とA-S2100を組み合わせることで、全段フルディスクリート構成で音楽伝送を行える。
なお、S3000とS2000は両シリーズともプレーヤーとアンプを同一の設計者がサウンドチューニングを担当していたが、今回発表の2機種はそれぞれ異なる設計者がチューニングを行っている。サウンドコンセプトは、S3000で追求した音楽性に低域のレスポンスと解像度感を向上させ、フットワークの良さを高めた。上述の通りシャーシ自体はS2000を流用しているが、全体的な外観デザインはS3000シリーズと同じで、“ヤマハの上質なHi-Fiクオリティ思想”を象徴するピアノブラックカラーを採用している。
■プリメインアンプ A-S2100の特徴
A-S2100は、フラグシップモデルA-S3000(関連ニュース)と同じMOS FET採用のフローティング&バランス増幅パワーアンプを搭載するプリメインアンプ。定格出力は90W+90W(8Ω、20Hz〜20kHz、0.02%)/150W+150w(4Ω、20Hz〜20kHz、0.02%)。
フローティング&バランス増幅パワーアンプ構成は、A-S2000でも採用されていたヤマハ独自の構造。これに+側と−側で同一極性のMOS FETを初使用したのがA-S3000で、今回のA-S2100にも引き続き採用された形となる。これにより、フローティング&バランスパワーアンプの特徴である「極性の違いによる音質差を抑えた構成」をさらに進化させ、SN比が高く、音場感の高い音質再現を狙っている。
加えて、細部にわたってA-S3000と同じくローインピーダンス化に徹底的に配慮した構成としており、プリアンプ部/パワーアンプ部とも、A-S3000と同じく結線はネジ留め方式を採用した。
さらにSP線はAWG14、電源の一次線はAWG16と、それぞれ従来モデルA-S2000で使用していたものより1ランク太いワイヤーを使用している。MCヘッドアンプ付きフォノイコライザーもA-S3000と同等のものを搭載し、フルディスクリート構成を採用。
電源部はA-S2000の仕様を引き継ぎ、大型EIトランスと22,000μFのブロックケミコンを4基搭載。定電圧電源と定電流電源を両方搭載して電圧と電流を一定にし、ノイズの少ないクリーンな電源供給を実現するとしている。
ボリュームには、A-S3000と同等のJRC製の高品位電子ボリュームを搭載。トーンコントロールをバイパスしたことで、音に余分な色づけがされない状態で再生が可能としている。
本体フロントにはA-S3000と同じくPEAK/VU切替式のレベルメーターを搭載しているが、サイズを一回り小さくし、表面をアクリル製とすることでコストを抑えている。本体背面のスピーカーターミナルもA-S3000を引き継ぎ、真鍮削り出しのものを採用した。
本体サイズは435W×157H×463Dmmで、質量は23.4kg。本体下部のレッグは鉄製で、製品にはマグネットタイプのレッグカバーが付属する。本機の製品保証は5年間。
【問い合わせ先】
ヤマハミュージックジャパン カスタマーサポート部
お客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-011-808
TEL/053-460-3409
関連リンク
- ジャンルプリメインアンプ
- ブランドYAMAHA
- 型番A-S2100
- 発売日2014年6月下旬
- 価格¥250,000(税抜)
【SPEC】●定格出力(20Hz〜20kHz 0.07%THD):90W+90W/8Ω、150W+150W/4Ω ●実用最大出力(1kHz 10%THD):120W+120W/8Ω、190W+190W/4Ω ●ダンピングファクター:250以上(1kHz 8Ω) ●最大許容入力(1kHz 0.5%THD):PHONO MM…50mVrms/MC…2.2mVrms、CD ect…2.80Vrms、BAL BYPASS…2.80Vrms/ATT.(-6dB)…5.60Vrms ●定格出力電圧/出力インピーダンス:REC OUT…200mVrms/1.5kΩ、PRE OUT…1.0Vrms/1.5kΩ ●周波数特性:CD etc…+0/-3dB(5Hz〜100kHz)、CD etc…+0/-0.3dB(20Hz〜20kHz) ●全高調波歪率:PHONO MC→REC OUT…0.02%(20Hz〜20kHz 1.2mV)、PHONO MM→REC OUT…0.005%(20Hz〜20kHz 1.2mV)、CD,etc→SP OUT…0.025%(20Hz〜20kHz 50W/8Ω)、BAL→SP OUT…0.025%(20Hz〜20kHz 50W/8Ω) ●S/N比:PHONO MC…85dB(500μV input shorted)/MM…93dB(5mV input shorted)、CD,etc…103dB(200mV input shorted) ●入力感度/入力インピーダンス:PHONO MC…100μV/50Ω/MM…2.5mV/47kΩ、CD etc…200mV/47kΩ、MAIN IN…1.0V/47kΩ、BAL…200mV/100kΩ ●chセパレーション:PHONO MC…66dB以上(input shorted 1kHz -30dB)/77dB以上(input shorted 10kHz -30dB)/MM…90dB以上(input shorted 1kHz -30dB)/77dB以上(input shorted 10kHz -30dB)、CD etc…74dB以上(input 5.1kΩ Terminated 1kHz)/54dB以上(input 5.1kΩ Terminated 10kHz) ●入力端子:XLR×1、RCA×4、MAIN×1、フォノ(MM/MC)×1、リモートイン×1、トリガーイン×1 ●出力端子:レックアウト×1、プリアウト×1、リモートアウト×1 ●消費電力:350W(待機時0.3W) ●外形寸法:435W×157H×463Dmm ●質量:23.4kg