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公開日 2005/06/03 18:46
超大画面化による新しい需要創造を:シャープ“アクオス”発表会レポート
シャープ(株)は本日、同社の液晶テレビ“アクオス”シリーズの新商品発表会を開催した。今日時点で世界最大のデジタルハイビジョン液晶テレビ商品となる「LC-65GE1」をはじめ、Gシリーズ7機種を加えた全8モデルの新製品ラインナップが華々しく紹介された。
発表会では同社取締役 AVシステム事業本部長である奥田隆司氏が登壇し、シャープの液晶テレビに関する事業戦略を説明した。
同社は2005年を国内テレビ市場にとっての大きな転換期と位置づける。具体的には液晶テレビの需要がブラウン管テレビを台数で追い抜くと予測するとともに、ワイドと4対3タイプの逆転が起こり、ワイド比率が50%を超えるだろうとしている。また、32V型以上のサイズでは、大型液晶がプラズマの3.5倍の需要を獲得するだろうと奥田氏はコメントした。
このような市場の環境を受けて、シャープとしては「超大画面化による新しい需要創造」「フルスペックハイビジョン化の促進」「ラインナップの拡充」「環境対応」の4つを液晶テレビの事業戦略のコアとして掲げる。超大画面化の第一歩として同社では本日65V型を発表したが、奥田氏は年内に50V型を投入する考えも明らかにし、同社の亀山第2工場を2006年10月生産稼働させ、超大型商品の充実を図りながら、薄型大画面市場へのニーズに積極的に応えていきたいと語った。
45インチモデル、65インチモデルはすでフルHDパネルが使われているが、今後、液晶テレビのフルHD化を30インチ台の製品でも実現する予定が明らかにされた。奥田氏は、液晶TVはフルHDの高画質を再現するのに最適なデバイスであるとし、2005年からフルHDパネルを搭載する30インチ台モデルを投入することに強い意欲を見せた。
今回は新しいGシリーズが披露され、すでに販売しているAシリーズとともに、液晶テレビ“アクオス”シリーズのラインナップが充実してきていることを奥田氏は誇らしげに語った。またシャープとして積極的に推し進めている環境対応のコンセプトについても、これまで以上に力を入れていく考えが示された。発表の最後で奥田氏は、「液晶のシャープならではのオンリー・ワン商品を提案しながら、世界ナンバー1シェアを確立していきたい」と力強く語った。
以下に本日の新製品発表会で執り行われた質疑応答の模様を掲載する。
Q:65V型の世界市場での販売スケジュールは
A:このような大画面商品は海外の方が確かに需要は高い。年内に海外でも発売したいと考えている
Q:シャープとして現在、液晶テレビの売上傾向をどのように分析しているか
A:国内はワイド化の勢いが堅調。海外もワイドへシフトしつつある。全般的にワイド商品が大きく膨らんでいる傾向にある
Q:30インチクラスのフルHDパネルは具体的にどのサイズが軸になるのか
A:幅広く検討しながら、「32V型」も可能性があればぜひチャレンジしたい
Q:現在、液晶テレビ商品の価格下落はどれほど進んでいると見ているか
A:店頭で1インチ7,000円〜8,000円ほどと見ている
Q:松下がPDPで大画面のシェアを大きく広げつつあるが、これに対抗する自信は
A:当社は「Aシリーズ」「Gシリーズ」のふたつのラインを持っている。自信をもってやっていきたい
Q:30インチ台のフルHDパネル搭載はいつぐらいから進めていくのか
A:できれば2005年内から行っていきたい
Q:「4波長バックライト」になぜ「深紅」が加わったのか
A:人間の可視光帯域の中で、深紅を加えれば鮮明かつ深みのある色彩再現が可能になることが研究により明らかになったからだ
【問い合わせ先】
シャープ お客様相談センター
西日本 TEL/06-6621-4649
東日本 TEL/043-297-4649
(Phile-web編集部)
発表会では同社取締役 AVシステム事業本部長である奥田隆司氏が登壇し、シャープの液晶テレビに関する事業戦略を説明した。
同社は2005年を国内テレビ市場にとっての大きな転換期と位置づける。具体的には液晶テレビの需要がブラウン管テレビを台数で追い抜くと予測するとともに、ワイドと4対3タイプの逆転が起こり、ワイド比率が50%を超えるだろうとしている。また、32V型以上のサイズでは、大型液晶がプラズマの3.5倍の需要を獲得するだろうと奥田氏はコメントした。
このような市場の環境を受けて、シャープとしては「超大画面化による新しい需要創造」「フルスペックハイビジョン化の促進」「ラインナップの拡充」「環境対応」の4つを液晶テレビの事業戦略のコアとして掲げる。超大画面化の第一歩として同社では本日65V型を発表したが、奥田氏は年内に50V型を投入する考えも明らかにし、同社の亀山第2工場を2006年10月生産稼働させ、超大型商品の充実を図りながら、薄型大画面市場へのニーズに積極的に応えていきたいと語った。
45インチモデル、65インチモデルはすでフルHDパネルが使われているが、今後、液晶テレビのフルHD化を30インチ台の製品でも実現する予定が明らかにされた。奥田氏は、液晶TVはフルHDの高画質を再現するのに最適なデバイスであるとし、2005年からフルHDパネルを搭載する30インチ台モデルを投入することに強い意欲を見せた。
今回は新しいGシリーズが披露され、すでに販売しているAシリーズとともに、液晶テレビ“アクオス”シリーズのラインナップが充実してきていることを奥田氏は誇らしげに語った。またシャープとして積極的に推し進めている環境対応のコンセプトについても、これまで以上に力を入れていく考えが示された。発表の最後で奥田氏は、「液晶のシャープならではのオンリー・ワン商品を提案しながら、世界ナンバー1シェアを確立していきたい」と力強く語った。
以下に本日の新製品発表会で執り行われた質疑応答の模様を掲載する。
Q:65V型の世界市場での販売スケジュールは
A:このような大画面商品は海外の方が確かに需要は高い。年内に海外でも発売したいと考えている
Q:シャープとして現在、液晶テレビの売上傾向をどのように分析しているか
A:国内はワイド化の勢いが堅調。海外もワイドへシフトしつつある。全般的にワイド商品が大きく膨らんでいる傾向にある
Q:30インチクラスのフルHDパネルは具体的にどのサイズが軸になるのか
A:幅広く検討しながら、「32V型」も可能性があればぜひチャレンジしたい
Q:現在、液晶テレビ商品の価格下落はどれほど進んでいると見ているか
A:店頭で1インチ7,000円〜8,000円ほどと見ている
Q:松下がPDPで大画面のシェアを大きく広げつつあるが、これに対抗する自信は
A:当社は「Aシリーズ」「Gシリーズ」のふたつのラインを持っている。自信をもってやっていきたい
Q:30インチ台のフルHDパネル搭載はいつぐらいから進めていくのか
A:できれば2005年内から行っていきたい
Q:「4波長バックライト」になぜ「深紅」が加わったのか
A:人間の可視光帯域の中で、深紅を加えれば鮮明かつ深みのある色彩再現が可能になることが研究により明らかになったからだ
【問い合わせ先】
シャープ お客様相談センター
西日本 TEL/06-6621-4649
東日本 TEL/043-297-4649
(Phile-web編集部)