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公開日 2007/06/14 19:25
CATVの総合展示会「ケーブルテレビショー2007」が開幕 − STBの最新技術が登場
ケーブルテレビに関する総合展示会「ケーブルテレビショー2007」が、6月14日(木)から6月16日(土)までの3日間、東京ビッグサイトで開催中だ。
今年も数多くのハードウェアメーカーやサプライヤーが出展を行い、最新のケーブルテレビ技術・サービスをアピールした。
■新サービスを続々投入する J:COM
今回、J:COMが大々的にアピールしているのが「J:COMオンデマンド」。2年前より提供しているオンデマンドサービスだが、今年秋にリニューアルを行い、更なるサービスの充実を図る。GUIのデザインや操作性を一新し、使い勝手を高めるほか、新たにカラオケ機能の提供を開始。カラオケ機能は月額840円で使い放題となっており、ソフトウェアキーボードによる曲検索や、年代別の曲検索、演奏中の次曲予約など、一般的なカラオケに近いサービスを提供している。また新しくなったGUIはケーブルの特長を活かし、メニュー部をネット用の、動画部を放送用の伝送方式を使い受信することで、快適な動作を実現している。
また同ブースでは、インターネットを使った独自のデータサービス「インタラクTV」のデモも実施。本サービスは、ニュースや交通情報、ゲーム、地域情報などをテレビで手軽に閲覧できるサービスで、「J:COM TVデジタル」に加入していれば誰でも無料で利用することができる。なおJ:COM TVデジタルの加入者数は現在、約100万件まで達しているという。
■パナソニックはSTBの新機能を公開
松下電器産業のブースで注目を集めたのが参考出品の「マルチルームSTB」だ。リビングルームに設置したHDD内蔵STBを親機、離れた部屋に設置した通常のSTBを子機として、親機に保存した映像を子機で再生することができるシステムだ。DLNAの技術を応用して開発したという本システムは、親機と子機をLANではなく、TV同軸ケーブルで接続する独自の方式を採用。子機からはEPGを使った録画予約などを行うことも可能だ。なおブース説明員によると、子機機能搭載機は2008年、親機機能搭載機は2009年の発売を目標にしているという。
また同ブースでは、HDD内蔵のSTBや、昨日発表された外付けHDDレコーダーも展示。HDMIやi.Linkを使ったBDレコーダーとの連動性もアピールした。
■パイオニアは外付けHDD機能搭載の新STBをアピール
パイオニアは、7月より出荷開始予定の新STB「BD-V700」を大々的に紹介。本機は、デジタル放送に対応したケーブルテレビ用STB。同社のDVDレコーダーが採用する外付けHDDと同じ技術を用い、320GB HDD「BHD-V320」を接続できるのが大きな特徴だ。この外付けHDDはカートリッジタイプとなっており、家族別やジャンル別にカートリッジを使い分けができるとアピールしている。
■縦置きSTBを公開したマスプロ
マスプロは、12日に発表した縦置き・横置きが可能なSTB「DST62シリーズ」を公開。従来の約1/2というコンパクトサイズを実現し、設置性を高めた本機に注目が集まった。番組を見るための機能操作に特化した「簡単リモコン」を別売りで用意しているのも一つの特徴だ。
また同ブースでは、放送とIP通信をシームレスに融合させた「複合型IP-STB」を参考出品。テレビ放送やサーバー型放送、各種インターネットの情報を手軽にテレビで閲覧できるよう設計されており、MPEG-2/4、H.264、WMV9、VC-1などのデコード機能も搭載している。
■ソニーは放送機器を中心に紹介
ソニーは、番組の制作や放送に関するプロユースの製品を数多く展示。中でも目を引いたのが放送局向けの「デジタル番組自動送出システム」だ。本システムに組み込まれたソフトでは、放送内容を一括管理し、そこからEPGデータを抽出することも可能。SD画質の複数チャンネル同時送出を行っている様子を実際にブースで見ることができる。
(Phile-web編集部)
今年も数多くのハードウェアメーカーやサプライヤーが出展を行い、最新のケーブルテレビ技術・サービスをアピールした。
■新サービスを続々投入する J:COM
今回、J:COMが大々的にアピールしているのが「J:COMオンデマンド」。2年前より提供しているオンデマンドサービスだが、今年秋にリニューアルを行い、更なるサービスの充実を図る。GUIのデザインや操作性を一新し、使い勝手を高めるほか、新たにカラオケ機能の提供を開始。カラオケ機能は月額840円で使い放題となっており、ソフトウェアキーボードによる曲検索や、年代別の曲検索、演奏中の次曲予約など、一般的なカラオケに近いサービスを提供している。また新しくなったGUIはケーブルの特長を活かし、メニュー部をネット用の、動画部を放送用の伝送方式を使い受信することで、快適な動作を実現している。
また同ブースでは、インターネットを使った独自のデータサービス「インタラクTV」のデモも実施。本サービスは、ニュースや交通情報、ゲーム、地域情報などをテレビで手軽に閲覧できるサービスで、「J:COM TVデジタル」に加入していれば誰でも無料で利用することができる。なおJ:COM TVデジタルの加入者数は現在、約100万件まで達しているという。
■パナソニックはSTBの新機能を公開
松下電器産業のブースで注目を集めたのが参考出品の「マルチルームSTB」だ。リビングルームに設置したHDD内蔵STBを親機、離れた部屋に設置した通常のSTBを子機として、親機に保存した映像を子機で再生することができるシステムだ。DLNAの技術を応用して開発したという本システムは、親機と子機をLANではなく、TV同軸ケーブルで接続する独自の方式を採用。子機からはEPGを使った録画予約などを行うことも可能だ。なおブース説明員によると、子機機能搭載機は2008年、親機機能搭載機は2009年の発売を目標にしているという。
また同ブースでは、HDD内蔵のSTBや、昨日発表された外付けHDDレコーダーも展示。HDMIやi.Linkを使ったBDレコーダーとの連動性もアピールした。
■パイオニアは外付けHDD機能搭載の新STBをアピール
パイオニアは、7月より出荷開始予定の新STB「BD-V700」を大々的に紹介。本機は、デジタル放送に対応したケーブルテレビ用STB。同社のDVDレコーダーが採用する外付けHDDと同じ技術を用い、320GB HDD「BHD-V320」を接続できるのが大きな特徴だ。この外付けHDDはカートリッジタイプとなっており、家族別やジャンル別にカートリッジを使い分けができるとアピールしている。
■縦置きSTBを公開したマスプロ
マスプロは、12日に発表した縦置き・横置きが可能なSTB「DST62シリーズ」を公開。従来の約1/2というコンパクトサイズを実現し、設置性を高めた本機に注目が集まった。番組を見るための機能操作に特化した「簡単リモコン」を別売りで用意しているのも一つの特徴だ。
また同ブースでは、放送とIP通信をシームレスに融合させた「複合型IP-STB」を参考出品。テレビ放送やサーバー型放送、各種インターネットの情報を手軽にテレビで閲覧できるよう設計されており、MPEG-2/4、H.264、WMV9、VC-1などのデコード機能も搭載している。
■ソニーは放送機器を中心に紹介
ソニーは、番組の制作や放送に関するプロユースの製品を数多く展示。中でも目を引いたのが放送局向けの「デジタル番組自動送出システム」だ。本システムに組み込まれたソフトでは、放送内容を一括管理し、そこからEPGデータを抽出することも可能。SD画質の複数チャンネル同時送出を行っている様子を実際にブースで見ることができる。
(Phile-web編集部)