欧ソニー、LEDバックライト搭載モデルなど液晶テレビ“BRAVIA”新シリーズを発表

ソニーの欧州法人であるSony Europeは現地時間12日、欧州市場向けの新商品となる液晶テレビ“BRAVIA”「X4500」「W4500」シリーズを発表した。

上位モデルの「X4500」シリーズには55V/46V/40V型のモデルが揃い、いずれも1080p対応のフルHDパネルを搭載する。それぞれ映像処理回路には独自の「BRAVIA ENGINE 2 PRO」を採用するほか、映像信号処理技術「DRC」の最新バージョン「3.0」を搭載し、ノイズを抑えた色表現豊かな映像表現を可能にしている。

55V/46V型のモデルには、エリア駆動制御に対応する「RGB Dynamic LED Backlight」を採用。これにより黒色の表現力をさらに深め、およそ“100万対1”のコントラスト比が実現されている。さらに両モデルは動画表示性能をさらに高めた倍速表示技術「モーションフロー PRO 100Hz」機能を搭載。40V型のモデルもPAL規格にあわせたフルHD液晶パネルの“100Hz駆動”に対応する。また、いずれのモデルも撮影時に生じた画像のぼやけを検知し、補正する映像処理「IBリダクション機能」を進化させて搭載する。

HDMI入力は4系統を装備。24p映像、DeepColor、x.v.Colorの入力や、HDMI CEC機能「BRAVIA Sync」にも対応する。またDLNA対応も実現したほか、本体にUSB入力を設け、USBメモリーやデジタルカメラを直接つないで、大画面でデジタル写真を再生して楽しむことができる。

本体デザインは半透明のクリアパーツを配したベゼルを採用する“フローティング・デザイン”を採用。左右に配置するスリムスピーカーのカバーを標準のシルバーから、レッド/ブラックに衣替えできるオプションパーツも用意されている。

「W4500」シリーズは52V/46V/40V型のサイズ展開となり、いずれも1080p対応のフルHDパネルを搭載する。映像処理回路は「BRAVIA ENGINE 2」を採用し、パネルは“100Hz駆動”を実現。「IBリダクション機能」も搭載する。

HDMI入力は3系統を装備。24p映像、x.v.Colorの入力や、HDMI CEC機能「BRAVIA Sync」に対応する。DLNAやUSB端子の搭載をサポートし、デザインには独自の“draw the LINE"コンセプトが採用されている。

それぞれのモデルについて、欧州各地域での販売価格と発売時期は明らかにされていない。

（Phile-web編集部）