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公開日 2017/12/16 21:54
<ポタフェス>64 AUDIO、新技術採用のハイブリッド型イヤホン「tia Trio」/Echoboxの木製筐体DAP
Unique Melodyから「MASON/MENTOR V3」など新製品
12月16日(土)・17日(日)と東京・秋葉原にて開催されているポータブルオーディオの大規模イベント「ポタフェス 2017 WINTER 東京・秋葉原」。本記事では、ミックスウェーブ/テックウィンド/ブリスオーディオ/linum by estron/TMネットワークの出展内容をレポートする。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブは同社取り扱いブランド製品を一斉に出展。各ブランドから新製品も多数登場した。
Unique Melodyは「MASON V3」「MENTOR V3」「MERLIN X」の3モデルを参考出展。MASON V3は、ミックスウェーブとの共同開発モデル「MASON/MASON II」とは異なり、Unique Melodyが独自企画・開発した16ドライバー搭載IEM。コネクタ部には4pin Metal Socket、付属ケーブルにはDual-tone cableを採用。Dual-tone cableは線材の4芯あるうち、外側2芯に音信号を通わせることで、1本のケーブルで左右を挿し替えて異なる2つのサウンドを楽しめるというもの。また20 - 100Hzの帯域で±5dB間の調整ができる「dB - Module」も搭載する。
MENTOR V3は12ドライバー搭載のIEM。MASON V3同様に、新たにコネクタ部には4pin Metal Socket、付属ケーブルにはDual-tone cableを採用し、「dB - Module」など新技術を搭載している。MERLIN Xは筐体素材にチタニウムを採用し、3Dプリントによる成形を施す。試作段階でドライバー数など詳細は未決定とのことだが、MASON/MENTOR V3とはエアフロー構造が異なっているという。
64 AUDIOからは、ダイナミック1基/BA2基の3ドライバー搭載のハイブリッド型「tia Trio」と、12ドライバー搭載IEM「A12t」「U12t」が披露された。日本での発売時期は未定だが、本国では1月中旬から順次出荷が開始されるとのこと。いずれも独自技術「apex」「tiaテクノロジー」を搭載している。
「tia Fourté」に続くハイブリッド型イヤホンとなるtia Trioは、ダイナミックドライバーが担当する帯域を低域から中域まで幅を広げたことが特徴。新たに「Frequency eXtension Chamber(FXC)」という独自技術を追加したことでそれを実現したという。A12t/U12tは、従来モデル「A12/U12」とドライバー数は同じだが、ドライバー自体が新規設計されたという。
qdcからは、BAドライバーを6基搭載する「Anole V6」が出展。筐体に搭載するスイッチを切り替えることで4種類のサウンドを楽しめるという新モデル。先日発売された1BAイヤホン「NEPTUNE」の売れ行きも好調とのことで、ブースには多くのユーザーが試聴に訪れていた。Beat Audioからは金を採用した「Billow」や金/銀を組み合わせた「Achelois」も展示している。
■テックウインド
テックウインドでは、Westone/MEZE Audio/CTMブランドと、新たに取り扱いを開始するというEchobox製品を出展している。Echoboxはハイレゾ対応イヤホンとポータブルプレーヤーを展開する米ブランドで、テックウインドでは来年1月中旬以降の国内展開を予定しているという。
Echoboxの「The Explorer」は、筐体素材に木材を使用したポータブルプレーヤー。別売で対応Dockも用意している。DACにバー・ブラウン製「PCM1792」を採用、最大192kHz/24bitまでのPCMをサポートする。DSD音源はPCM変換。OSはAndroid 6.0 Marshmallowで、Bluetooth/Wi-Fiも搭載する。3.5mmステレオ、同軸デジタル出力を用意。内蔵メモリは64GBで、外部microSDスロットも備える。カラーはメープル/ゼブラウッド/マホガニー/エボニーの4種類で、丸みのあるデザインを採用している。価格は8万 - 9万前後を予定。
Echoboxのイヤホンは「Nomad」「Finder」「Traveler」の3種類で、いずれもドイツ製のφ9.2mmダイナミック型ドライバー「POLYETHER ETHER KETONE(PEEK)」を1基搭載する。PEEKドライバーは耐久性が高く、ハウジングもチタン製と頑強な作りとのこと。Nomadはリケーブル対応で、コネクタはMMCX端子を装備。またNomadとFinderはフィルター交換による音質調整が可能だ。再生周波数帯域は15Hz - 40kHz、インピーダンスは22Ω。価格はNomadが45,000円前後、Finderが19,000円前後、Travelerが12,000円前後を想定する。
Westoneは従来ラインナップが出展されたが、特に「ES60」「ES80」が人気とのこと。日本でも数多くのアーティストが使用するなど広く認知されており、試聴を待つユーザーでブースは賑わっていた。
■ブリスオーディオ
ブリスオーディオは、KuradaとSYMと3社共同で開発中というイヤホンを参考出展。ダイナミックドライバーを2基、BAドライバーを2基というハイブリッド構成で、ブリスオーディオ製ケーブルが付属するとのこと。試聴可能でユーザーの反応を見ながら音作りを詰めていくという。方向性としては「現代の音楽に合わせた音作り」を目指すとしており、2018年春頃には完成モデルを発表予定とのこと。
ケーブル製品では、Finalの新ヘッドホン「D8000」用ヘッドホンケーブル(価格10万円前後を想定)や、LEMO端子対応ケーブル(価格8万8千円前後を想定)なども出展。また同社ではヘッドホンアンプも開発中とのことで、こちらは2018年早々に発表する予定としている。試聴スペースにはケーブルが一斉に並ぶほか、同社が開発時に使用するという試聴システムも組まれており試すこともできる。
■linum by estron
同ブースでは、estronのケーブル“linum”シリーズを展開。アラミド繊維を撚り込んだ銀メッキ銅線7本を6束(計42本)使用したシングルケーブル「Music」、Musicを2本組み合わせた「BaX」、4本組み合わせた「SuperBaX」の3種類で、それぞれMMCX/2pin端子モデルを用意している。強度の高さと軽量、細さが特徴となっている。また、取り外し/装着のしやすさにこだわって開発したというソケット「T2」も出展。こちらも強度が高く壊れにくい点をアピールしていた。
■TMネットワーク
TMネットワークのブースでは、e☆イヤホンが店頭で取り扱うカスタムIEMブランドが一斉に並び、それぞれ試聴が可能となっている。特に人気だったのはUltimate Earsで、昨年発売された4ウェイ・6ドライバー構成の「UE 18+ Pro」や、「UE Pro Reference Remastered」など、多くの人が試聴に訪れていた。その他、FlipEars、EMPIRE EARS、HUM、Jomo Audio、EFFECT AUDIOが出展。いずれのブースも、注文する前の最後の確認として試聴に訪れるユーザーが多いとのことだった。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブは同社取り扱いブランド製品を一斉に出展。各ブランドから新製品も多数登場した。
Unique Melodyは「MASON V3」「MENTOR V3」「MERLIN X」の3モデルを参考出展。MASON V3は、ミックスウェーブとの共同開発モデル「MASON/MASON II」とは異なり、Unique Melodyが独自企画・開発した16ドライバー搭載IEM。コネクタ部には4pin Metal Socket、付属ケーブルにはDual-tone cableを採用。Dual-tone cableは線材の4芯あるうち、外側2芯に音信号を通わせることで、1本のケーブルで左右を挿し替えて異なる2つのサウンドを楽しめるというもの。また20 - 100Hzの帯域で±5dB間の調整ができる「dB - Module」も搭載する。
MENTOR V3は12ドライバー搭載のIEM。MASON V3同様に、新たにコネクタ部には4pin Metal Socket、付属ケーブルにはDual-tone cableを採用し、「dB - Module」など新技術を搭載している。MERLIN Xは筐体素材にチタニウムを採用し、3Dプリントによる成形を施す。試作段階でドライバー数など詳細は未決定とのことだが、MASON/MENTOR V3とはエアフロー構造が異なっているという。
64 AUDIOからは、ダイナミック1基/BA2基の3ドライバー搭載のハイブリッド型「tia Trio」と、12ドライバー搭載IEM「A12t」「U12t」が披露された。日本での発売時期は未定だが、本国では1月中旬から順次出荷が開始されるとのこと。いずれも独自技術「apex」「tiaテクノロジー」を搭載している。
「tia Fourté」に続くハイブリッド型イヤホンとなるtia Trioは、ダイナミックドライバーが担当する帯域を低域から中域まで幅を広げたことが特徴。新たに「Frequency eXtension Chamber(FXC)」という独自技術を追加したことでそれを実現したという。A12t/U12tは、従来モデル「A12/U12」とドライバー数は同じだが、ドライバー自体が新規設計されたという。
qdcからは、BAドライバーを6基搭載する「Anole V6」が出展。筐体に搭載するスイッチを切り替えることで4種類のサウンドを楽しめるという新モデル。先日発売された1BAイヤホン「NEPTUNE」の売れ行きも好調とのことで、ブースには多くのユーザーが試聴に訪れていた。Beat Audioからは金を採用した「Billow」や金/銀を組み合わせた「Achelois」も展示している。
■テックウインド
テックウインドでは、Westone/MEZE Audio/CTMブランドと、新たに取り扱いを開始するというEchobox製品を出展している。Echoboxはハイレゾ対応イヤホンとポータブルプレーヤーを展開する米ブランドで、テックウインドでは来年1月中旬以降の国内展開を予定しているという。
Echoboxの「The Explorer」は、筐体素材に木材を使用したポータブルプレーヤー。別売で対応Dockも用意している。DACにバー・ブラウン製「PCM1792」を採用、最大192kHz/24bitまでのPCMをサポートする。DSD音源はPCM変換。OSはAndroid 6.0 Marshmallowで、Bluetooth/Wi-Fiも搭載する。3.5mmステレオ、同軸デジタル出力を用意。内蔵メモリは64GBで、外部microSDスロットも備える。カラーはメープル/ゼブラウッド/マホガニー/エボニーの4種類で、丸みのあるデザインを採用している。価格は8万 - 9万前後を予定。
Echoboxのイヤホンは「Nomad」「Finder」「Traveler」の3種類で、いずれもドイツ製のφ9.2mmダイナミック型ドライバー「POLYETHER ETHER KETONE(PEEK)」を1基搭載する。PEEKドライバーは耐久性が高く、ハウジングもチタン製と頑強な作りとのこと。Nomadはリケーブル対応で、コネクタはMMCX端子を装備。またNomadとFinderはフィルター交換による音質調整が可能だ。再生周波数帯域は15Hz - 40kHz、インピーダンスは22Ω。価格はNomadが45,000円前後、Finderが19,000円前後、Travelerが12,000円前後を想定する。
Westoneは従来ラインナップが出展されたが、特に「ES60」「ES80」が人気とのこと。日本でも数多くのアーティストが使用するなど広く認知されており、試聴を待つユーザーでブースは賑わっていた。
■ブリスオーディオ
ブリスオーディオは、KuradaとSYMと3社共同で開発中というイヤホンを参考出展。ダイナミックドライバーを2基、BAドライバーを2基というハイブリッド構成で、ブリスオーディオ製ケーブルが付属するとのこと。試聴可能でユーザーの反応を見ながら音作りを詰めていくという。方向性としては「現代の音楽に合わせた音作り」を目指すとしており、2018年春頃には完成モデルを発表予定とのこと。
ケーブル製品では、Finalの新ヘッドホン「D8000」用ヘッドホンケーブル(価格10万円前後を想定)や、LEMO端子対応ケーブル(価格8万8千円前後を想定)なども出展。また同社ではヘッドホンアンプも開発中とのことで、こちらは2018年早々に発表する予定としている。試聴スペースにはケーブルが一斉に並ぶほか、同社が開発時に使用するという試聴システムも組まれており試すこともできる。
■linum by estron
同ブースでは、estronのケーブル“linum”シリーズを展開。アラミド繊維を撚り込んだ銀メッキ銅線7本を6束(計42本)使用したシングルケーブル「Music」、Musicを2本組み合わせた「BaX」、4本組み合わせた「SuperBaX」の3種類で、それぞれMMCX/2pin端子モデルを用意している。強度の高さと軽量、細さが特徴となっている。また、取り外し/装着のしやすさにこだわって開発したというソケット「T2」も出展。こちらも強度が高く壊れにくい点をアピールしていた。
■TMネットワーク
TMネットワークのブースでは、e☆イヤホンが店頭で取り扱うカスタムIEMブランドが一斉に並び、それぞれ試聴が可能となっている。特に人気だったのはUltimate Earsで、昨年発売された4ウェイ・6ドライバー構成の「UE 18+ Pro」や、「UE Pro Reference Remastered」など、多くの人が試聴に訪れていた。その他、FlipEars、EMPIRE EARS、HUM、Jomo Audio、EFFECT AUDIOが出展。いずれのブースも、注文する前の最後の確認として試聴に訪れるユーザーが多いとのことだった。