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公開日 2019/07/03 14:10
OPPO、10倍ズーム搭載のSIMフリースマートフォン「Reno10x Zoom」
ポップアップ式カメラでノッチなしのデザインを実現
オッポジャパンは、10倍ズームとポップアップ式のインカメラを搭載したSIMフリースマートフォン「Reno10x Zoom」を7月12日に発売する。本日から予約が開始され、価格は99,800円(税抜)。カラーはオーシャングリーンとジェットブラックをラインナップする。
同社が新たに展開する「Reno」ブランドの第一弾となる製品。本日、同社が開催したReno10x Zoomの発表会にて、同社社長のトウ・ウシン氏は「今年はOPPOの新しい10年の始まりとなる年」「RenoはOPPOの新しいビジョンを背負ったシリーズ」と、Renoブランドに対する期待を込めて挨拶を行った。
続いて登壇したグローバルマーケティングディレクターのデレク・ソン氏も、「今後のスマートフォン開発における大きな原動力になる。画質、カメラ機能などの点でこれまでにはない特徴が詰まっている」と、新製品への自信を見せた。
「Reno10x Zoom」は、スマートフォンとして最高水準というカメラズーム技術の搭載を特徴としている。4,800万画素のメインレンズ(F1.7)、1,300万画素の望遠レンズ(F3.0)、800万画素の超広角レンズ(F2.2/120度)といった3つのレンズを連動することで、16-160mmの焦点距離をカバー。これにより10倍のズームが行える。
製品の説明を行ったプロダクトマネージャーの中川裕也氏によると、この望遠レンズは、潜水艦が海上を見る際に使用する潜望鏡にも使われる「ペリスコープ構造」の採用によって実現したとのこと。望遠ズームは通常長いスペースが必要だが、スマートフォンに内蔵するとなると、本体の厚みが増してしまう。一方、ペリスコープ構造では光をプリズムによって屈折することで、本体の厚みを抑えることができる。
またペリスコープ構造以外にも、同社の工夫点がある。それが「Dカットレンズ」だ。レンズは円形をしているものがほとんどだが、描写に影響のない上下をカットすることで、より厚みを抑えることに貢献しているという。そのほか、メインレンズと望遠レンズには光学式手ぶれ補正(OSI)を搭載。特に望遠撮影ではブレやすくなるため、0.001445度という高精度な手ぶれ補正を搭載したという。
インカメラ(1,600万画素/F2.0)には、斜め上にリフトアップする構造を採用した「ピポットライジングカメラ」を採用する。ポップアップに必要な時間は0.8秒となっており、静かな夜でも音が聞こえないほど動作音が静かだという。また20万回以上の耐久テストもクリアしているとのことで、「1日100回使っても5年間は問題ない」とアピールされた。落下を検知すると自動的に収納して破損を防ぐ仕組みを搭載するほか、アウトカメラ側にはLEDフラッシュが搭載される。
ズームやインカメラだけではなく、メインレンズの性能もアピールされた。ソニー製の「IMX586」を搭載し、解像度は4,800万画素。センサーの大きさは1/2インチで、レンズの明るさはF1.7。レーザーフォーカスも搭載する。ソフトウェア面では「AIウルトラクリアエンジン」によってマルチフレームノイズリダクション、マルチフレームHDR、手ぶれ補正、ダイナミックレンジの改善なども行われる。
そのほか、Ultra Night Mode 2.0によって夜景もきれいに撮ることが出来るとのこと。従来は4-5秒の処理時間が必要だったが、AIアルゴリズムにより2-3秒に短縮したという。ポートレートモードでは、HSL復元テクノロジーによって被写体が際立って印象的になるように処理した写真が撮影でき、Dazzle ColorモードではAIがピクセル単位で解析を行うことにより、ノイズを抑えながらも色合いの濃い写真が撮れるという。
動画では4K UHD撮影に対応。録音のマイクは3つ搭載し、奥行きを感じられるような録音が可能な「Audio 3D」、カメラのズームに応じてマイク音量を調節する「Audio Zoom」といった機能にも対応。「クリエイターが創造性を発揮できる機能を搭載している」とする。
デザイン面では、アウトカメラを背面ガラスの下に配置してフラットな面を実現するとともに、カメラを中央に配置するなど、シンメトリーが追求されている。唯一凹凸が感じられるのが、ワンポイント配置されるセラミック製のOドット。これは宝石をはめ込む際に使用する “石留め” によって装着される。
ディスプレイはノッチなしの6.65インチで、解像度は2,340×1,080。有機ELを採用する。新しい発光材料を用いることで、DCI-P3の色域に対応。電力変換効率を向上させることで、消費電力は8%削減された。ベゼル幅は上1.8mm、左右1.63mm。太くなりがちな端末下であっても3.49mmとなっており、画面占有率は93.1%を実現した。ディスプレイのガラス素材には、強化ガラス「Gorilla Glass 6」が採用される。
またディスプレイの下には指紋認証を搭載する。従来から認証技術のバージョンを2.0へと引き上げ、認識速度を28.5%向上させた。オーディオ面では、ハイレゾ認証を取得。ステレオスピーカーを搭載しており、Dolby Atmosにも対応する。
SoCにはQualcomm Snapdragon 855を搭載するほか、メモリ容量は8GB。また256GBのストレージを搭載し、最大256GBまでのmicroSDカードも使用可能。メモリは従来からパフォーマンスが15%向上し、17%低消費電力なデュアルチャネルの「LPDDR4x」、ストレージのフラッシュメモリには低遅延でレスポンスの高い「UFS 2.1」を採用する。
バッテリー容量は4,065mAhで、従来から速度を向上させた高速充電システム「VOOC 3.0」に対応する。充電端子はUSB Type-C。OSにはAndroid 9.0をベースにしたColorOS 6.0を搭載。UIにおけるビジュアル体験や見やすさ、使いやすさに配慮して、デザインが一新された。
ゲーミング機能として、「ハイパーブースト」にも対応。この中にあるシステム「GAME BOOST 2.0」「TOUCH BOOST」「FRAME BOOST」によって、ゲーム『伝説対決』では31.8%のフレーム安定性向上、16.2%のタッチ性能向上が可能。また『PUBG MOBILE』では44.1%の遅延発生率低下を実現したとしている。
さらに、水冷式の冷却システム、正確な振動が可能な水平リニアモーターを搭載するなど、ゲーム時のパフォーマンスについても考慮されている。そのほか、GPSでは通常とはことなり、L1とL5のデュアルバンドGPSを搭載。省エネ性能の高いL1、精度の高いL5によって、バッテリー消費を抑えながらも高精度なマップのナビゲーションが可能とのことだ。
Wi-Fiでは802.11 a/b/g/n/ac、またNFCに対応。Felicaには対応しない。Bluetoothのバージョンは5.0で、コーデックはSBC、aptX、aptX HD、LDACをサポートする。外形寸法は約162.0×77.2×9.3mmで、質量は約215g。
同社が新たに展開する「Reno」ブランドの第一弾となる製品。本日、同社が開催したReno10x Zoomの発表会にて、同社社長のトウ・ウシン氏は「今年はOPPOの新しい10年の始まりとなる年」「RenoはOPPOの新しいビジョンを背負ったシリーズ」と、Renoブランドに対する期待を込めて挨拶を行った。
続いて登壇したグローバルマーケティングディレクターのデレク・ソン氏も、「今後のスマートフォン開発における大きな原動力になる。画質、カメラ機能などの点でこれまでにはない特徴が詰まっている」と、新製品への自信を見せた。
「Reno10x Zoom」は、スマートフォンとして最高水準というカメラズーム技術の搭載を特徴としている。4,800万画素のメインレンズ(F1.7)、1,300万画素の望遠レンズ(F3.0)、800万画素の超広角レンズ(F2.2/120度)といった3つのレンズを連動することで、16-160mmの焦点距離をカバー。これにより10倍のズームが行える。
製品の説明を行ったプロダクトマネージャーの中川裕也氏によると、この望遠レンズは、潜水艦が海上を見る際に使用する潜望鏡にも使われる「ペリスコープ構造」の採用によって実現したとのこと。望遠ズームは通常長いスペースが必要だが、スマートフォンに内蔵するとなると、本体の厚みが増してしまう。一方、ペリスコープ構造では光をプリズムによって屈折することで、本体の厚みを抑えることができる。
またペリスコープ構造以外にも、同社の工夫点がある。それが「Dカットレンズ」だ。レンズは円形をしているものがほとんどだが、描写に影響のない上下をカットすることで、より厚みを抑えることに貢献しているという。そのほか、メインレンズと望遠レンズには光学式手ぶれ補正(OSI)を搭載。特に望遠撮影ではブレやすくなるため、0.001445度という高精度な手ぶれ補正を搭載したという。
インカメラ(1,600万画素/F2.0)には、斜め上にリフトアップする構造を採用した「ピポットライジングカメラ」を採用する。ポップアップに必要な時間は0.8秒となっており、静かな夜でも音が聞こえないほど動作音が静かだという。また20万回以上の耐久テストもクリアしているとのことで、「1日100回使っても5年間は問題ない」とアピールされた。落下を検知すると自動的に収納して破損を防ぐ仕組みを搭載するほか、アウトカメラ側にはLEDフラッシュが搭載される。
ズームやインカメラだけではなく、メインレンズの性能もアピールされた。ソニー製の「IMX586」を搭載し、解像度は4,800万画素。センサーの大きさは1/2インチで、レンズの明るさはF1.7。レーザーフォーカスも搭載する。ソフトウェア面では「AIウルトラクリアエンジン」によってマルチフレームノイズリダクション、マルチフレームHDR、手ぶれ補正、ダイナミックレンジの改善なども行われる。
そのほか、Ultra Night Mode 2.0によって夜景もきれいに撮ることが出来るとのこと。従来は4-5秒の処理時間が必要だったが、AIアルゴリズムにより2-3秒に短縮したという。ポートレートモードでは、HSL復元テクノロジーによって被写体が際立って印象的になるように処理した写真が撮影でき、Dazzle ColorモードではAIがピクセル単位で解析を行うことにより、ノイズを抑えながらも色合いの濃い写真が撮れるという。
動画では4K UHD撮影に対応。録音のマイクは3つ搭載し、奥行きを感じられるような録音が可能な「Audio 3D」、カメラのズームに応じてマイク音量を調節する「Audio Zoom」といった機能にも対応。「クリエイターが創造性を発揮できる機能を搭載している」とする。
デザイン面では、アウトカメラを背面ガラスの下に配置してフラットな面を実現するとともに、カメラを中央に配置するなど、シンメトリーが追求されている。唯一凹凸が感じられるのが、ワンポイント配置されるセラミック製のOドット。これは宝石をはめ込む際に使用する “石留め” によって装着される。
ディスプレイはノッチなしの6.65インチで、解像度は2,340×1,080。有機ELを採用する。新しい発光材料を用いることで、DCI-P3の色域に対応。電力変換効率を向上させることで、消費電力は8%削減された。ベゼル幅は上1.8mm、左右1.63mm。太くなりがちな端末下であっても3.49mmとなっており、画面占有率は93.1%を実現した。ディスプレイのガラス素材には、強化ガラス「Gorilla Glass 6」が採用される。
またディスプレイの下には指紋認証を搭載する。従来から認証技術のバージョンを2.0へと引き上げ、認識速度を28.5%向上させた。オーディオ面では、ハイレゾ認証を取得。ステレオスピーカーを搭載しており、Dolby Atmosにも対応する。
SoCにはQualcomm Snapdragon 855を搭載するほか、メモリ容量は8GB。また256GBのストレージを搭載し、最大256GBまでのmicroSDカードも使用可能。メモリは従来からパフォーマンスが15%向上し、17%低消費電力なデュアルチャネルの「LPDDR4x」、ストレージのフラッシュメモリには低遅延でレスポンスの高い「UFS 2.1」を採用する。
バッテリー容量は4,065mAhで、従来から速度を向上させた高速充電システム「VOOC 3.0」に対応する。充電端子はUSB Type-C。OSにはAndroid 9.0をベースにしたColorOS 6.0を搭載。UIにおけるビジュアル体験や見やすさ、使いやすさに配慮して、デザインが一新された。
ゲーミング機能として、「ハイパーブースト」にも対応。この中にあるシステム「GAME BOOST 2.0」「TOUCH BOOST」「FRAME BOOST」によって、ゲーム『伝説対決』では31.8%のフレーム安定性向上、16.2%のタッチ性能向上が可能。また『PUBG MOBILE』では44.1%の遅延発生率低下を実現したとしている。
さらに、水冷式の冷却システム、正確な振動が可能な水平リニアモーターを搭載するなど、ゲーム時のパフォーマンスについても考慮されている。そのほか、GPSでは通常とはことなり、L1とL5のデュアルバンドGPSを搭載。省エネ性能の高いL1、精度の高いL5によって、バッテリー消費を抑えながらも高精度なマップのナビゲーションが可能とのことだ。
Wi-Fiでは802.11 a/b/g/n/ac、またNFCに対応。Felicaには対応しない。Bluetoothのバージョンは5.0で、コーデックはSBC、aptX、aptX HD、LDACをサポートする。外形寸法は約162.0×77.2×9.3mmで、質量は約215g。