公開日 2011/08/11 09:30
公式サイトには載っていない “ブルーレイDIGA” 11年秋モデルの進化点
機能や仕様の詳細を紹介
8日に発表された、パナソニックの新“ブルーレイDIGA”。本稿では、ニュース記事や公式サイトでは紹介されていない項目を中心に、細かな画質・音質技術の改善や機能などを紹介していこう。
■USB-HDD録画を新搭載。使い勝手に配慮した
機能面で注目したいのは、シングルチューナーモデル以外の5機種が、新たにUSB-HDD録画に対応したことだ。東芝のREGZAブルーレイが先行して搭載していた機能に、今回DIGAがキャッチアップした格好だが、後発の優位性を活かして使い勝手を高めてきた。
まずDIGAのUSB-HDD録画では、USB-HDDからBDへ直接ダビングを行うことができることに注目したい。これにより、USB-HDDに録画したり、ムーブした番組をBDに記録する必要が生じた際、いったん内蔵HDDに移し戻すという手間が必要なくなる。
また複数同時録画機能も強力で、3チューナー内蔵モデルなら内蔵HDDに2番組、USB-HDDに1番組、スカパー!HDを1番組、という録画も可能。REGZAブルーレイでは内蔵HDD×1、USB-HDD×1の最大2番組同時録画という制約があるため、この点はDIGAに軍配が上がる。
ただし、REGZAブルーレイではUSB-HDDにAVC長時間録画を直接行えるのに対して、DIGAはUSB-HDD録画の際は、いったんDRモードで行われる。だが、録画後にUSB-HDD内でAVC圧縮を行い、録画モードを変更することは可能だ。
なお、DRモード録画のため処理の負担が小さいこともあってか、USB-HDD録画中にBDビデオの再生を行うことも可能。REGZAブルーレイの場合、USB-HDD録画中のBDビデオ再生は行えない。この点もアドバンテージになるだろう。
またREGZAブルーレイの場合、USB-HDDと内蔵HDDの録画番組一覧を切り替える際にドライブ切り替え操作を行う必要があるが、DIGAは番組一覧の上部に表示されたタブを切り替えることで、手軽に内蔵HDD/USB-HDDを行き来できる。
なお後述するように新DIGAは、ネットワーク系機能も大幅に向上させている。新DIGAでは、USB-HDDに録画した番組を、そのままDLNAの「お部屋ジャンプリンク」で配信することもできる。内蔵HDDやUSB-HDDの機能制限の違いを気にするのは面倒なもので、制約は少ない方がありがたく、この仕様は大いに歓迎できる。
ただし、DIGAの外付けUSB-HDDには、個別の名前(たとえば「おとうさんのHDD」など)を付けることはできず、数字のみで識別する仕様となっている。USB-HDDは8台まで登録できるが、複数台のUSB-HDDを使うヘビーユーザーならば、名称を個別に設定する機能は欲しいところだろう。この点は今後の改善に期待したい。
■AVコマンド採用のUSB-HDDで動作保証
今回のDIGAのUSB-HDD録画では、パナソニックが動作を保証している他社製HDDを公開し、AVに適した製品のみ公開している。
これは同社が調査したところ、通常のUSB-HDDの場合、録画が失敗となるケースが少なからずあったことが理由なのだという。通常のPCコマンドで動作するHDDでは、あくまで正確にデータを記録することを主眼としているため、エラーがあった場合、書き込みを繰り返そうとするため、先に進めない。これにより録画が中断される可能性がある。
今回のDIGAは「ATA-7 AVストリーミングコマンドセット」(AVコマンド)に対応したHDDのみを推奨している。録画再生処理のリアルタイム性を管理するこのコマンドは、情報が途切れないように記録することを目的としたもので、録画中断のリスクが小さい。もちろんPCコマンドの、通常のHDDが使えないというわけではなく、録画再生を行うことはできるはずだが、パナソニックとして動作を保証していないことに留意したい。
■USB-HDD録画を新搭載。使い勝手に配慮した
機能面で注目したいのは、シングルチューナーモデル以外の5機種が、新たにUSB-HDD録画に対応したことだ。東芝のREGZAブルーレイが先行して搭載していた機能に、今回DIGAがキャッチアップした格好だが、後発の優位性を活かして使い勝手を高めてきた。
まずDIGAのUSB-HDD録画では、USB-HDDからBDへ直接ダビングを行うことができることに注目したい。これにより、USB-HDDに録画したり、ムーブした番組をBDに記録する必要が生じた際、いったん内蔵HDDに移し戻すという手間が必要なくなる。
また複数同時録画機能も強力で、3チューナー内蔵モデルなら内蔵HDDに2番組、USB-HDDに1番組、スカパー!HDを1番組、という録画も可能。REGZAブルーレイでは内蔵HDD×1、USB-HDD×1の最大2番組同時録画という制約があるため、この点はDIGAに軍配が上がる。
ただし、REGZAブルーレイではUSB-HDDにAVC長時間録画を直接行えるのに対して、DIGAはUSB-HDD録画の際は、いったんDRモードで行われる。だが、録画後にUSB-HDD内でAVC圧縮を行い、録画モードを変更することは可能だ。
なお、DRモード録画のため処理の負担が小さいこともあってか、USB-HDD録画中にBDビデオの再生を行うことも可能。REGZAブルーレイの場合、USB-HDD録画中のBDビデオ再生は行えない。この点もアドバンテージになるだろう。
またREGZAブルーレイの場合、USB-HDDと内蔵HDDの録画番組一覧を切り替える際にドライブ切り替え操作を行う必要があるが、DIGAは番組一覧の上部に表示されたタブを切り替えることで、手軽に内蔵HDD/USB-HDDを行き来できる。
なお後述するように新DIGAは、ネットワーク系機能も大幅に向上させている。新DIGAでは、USB-HDDに録画した番組を、そのままDLNAの「お部屋ジャンプリンク」で配信することもできる。内蔵HDDやUSB-HDDの機能制限の違いを気にするのは面倒なもので、制約は少ない方がありがたく、この仕様は大いに歓迎できる。
ただし、DIGAの外付けUSB-HDDには、個別の名前(たとえば「おとうさんのHDD」など)を付けることはできず、数字のみで識別する仕様となっている。USB-HDDは8台まで登録できるが、複数台のUSB-HDDを使うヘビーユーザーならば、名称を個別に設定する機能は欲しいところだろう。この点は今後の改善に期待したい。
■AVコマンド採用のUSB-HDDで動作保証
今回のDIGAのUSB-HDD録画では、パナソニックが動作を保証している他社製HDDを公開し、AVに適した製品のみ公開している。
これは同社が調査したところ、通常のUSB-HDDの場合、録画が失敗となるケースが少なからずあったことが理由なのだという。通常のPCコマンドで動作するHDDでは、あくまで正確にデータを記録することを主眼としているため、エラーがあった場合、書き込みを繰り返そうとするため、先に進めない。これにより録画が中断される可能性がある。
今回のDIGAは「ATA-7 AVストリーミングコマンドセット」(AVコマンド)に対応したHDDのみを推奨している。録画再生処理のリアルタイム性を管理するこのコマンドは、情報が途切れないように記録することを目的としたもので、録画中断のリスクが小さい。もちろんPCコマンドの、通常のHDDが使えないというわけではなく、録画再生を行うことはできるはずだが、パナソニックとして動作を保証していないことに留意したい。