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公開日 2013/01/09 19:21
【CES】LGブースレポート − 湾曲パネルの55型有機ELテレビなど参考出展【情報追加】
4Kテレビもアピール
LGのブースは、プレスカンファレンス(関連ニュース)で発表した55型の有機ELディスプレイを入口に大々的に展示していた。昨年と同じくすべてのサブピクセルをホワイトとした白色の有機ELにRGBWと4色のカラーフィルターを搭載したタイプのもので、説明員によると同方式は比較的廉価に生産できるほか、4Kなど将来的な高精細化にアドバンテージがあるという。
実際に見てみると、LG製有機ELパネルの画質は2012年のIFA(関連ニュース)で披露したものから格段に進化しており、過去のパネルにあった荒く見えるようなノイズや動画で尾を引く現象もデモ映像では見られなくなっている。漆黒からハイライト部までのダイナックな映像を表示していた。
パネルの色域はBT.709を完全にカバーした上で面積比110%を達成。コントラスト比は測定器の限界以上で同社では無限大としている。なお、展示していたものは2012年の試作デザインのもので製品化段階ではスタンド部などのデザインが異なるものになる。
すでに受注可能な状態にあり、手元に届くのは韓国では2月、米国では3月からになる予定。米国での価格は12,000ドル。日本での発売も2013年上半期の発売を予定している。
また、有機ELテレビの技術デモとして、世界初の湾曲した有機ELテレビの試作機も展示。こちらも55型の3D対応のもので、中央部が凹むような形となっている。湾曲パネルも白色有機ELだからこそ生産しやすかったものだという。
■84/65/55型の4K(UltraHD)も実機デモ − 日本でも発売予定
そして、プレスカンファレンスで発表した4K(UltraHD)の84/65/55型テレビを多数用意して2D/3Dの画質をアピール。
同社は昨年10月に84型モデルを発売しているが、展示中の製品は84型の製品も含めて2013年仕様となっているプロトタイプ。すべてLGディスプレイ製のIPSパネルを採用している。価格はまだ未定だが、米国では2013年上半期には登場する見込みだ。日本でも発売を予定している。
84型の製品は、パネルのバックライトなどのユニフォーミティー(均一性)を昨年よりも向上させ、テレビとしての完成度を高めている。画質エンジンの「Triple-XDエンジン」もCPUパワーが向上したため、ノイズリダクションやエンハンス処理が効果的にかかるようになっているという。
また、4K関連の展示として、地上波放送局のKBSとLGが共同で実験をしている4K放送の映像デモを行っていた。同実験は韓国国内で昨年から行っているものだという。AVCの次世代にあたる符号化技術であるHEVCで圧縮した4Kソースを流しており、非常に自然で立体感ある映像を破綻なく視聴できていた。
■「MagicRemote 2013」搭載のCINEMA 3D対応クラスも展示
そのほか通常のCINEMA 3D対応テレビも展示が行われており、プレミアムモデルにあたる「8シリーズ」は日本でも発売を予定。直下型LEDのエリア駆動をしており、2013年モデルでは2012年モデルの24分割からさらに分割数を増やす予定だという。
そして同機に搭載されるスマートTV機能である「MagicRemote 2013」での、フィンガージェスチャー機能デモも実施。実際に筆者がテレビの前に立って試してみると、両腕を落とした状態から右手の指一本を立てるとすぐに画面にカーソルが現れ、マウスカーソルのように操作できるようになる。指を丸めるように折ると決定の操作ができるなど、非常に自然で実用性の高いジェスチャーコントロール機能となっていた。
このほか、プレスカンファレンスで発表されたレーザーTVも展示が行われていた。構造上はフロントプロジェクタだが、22インチ(55.88cm)の距離から100インチを投写できるようになっている。スクリーンにはスピーカーが一体化し、同社のスマートTV機能も内蔵。価格は約10,000ドル。
オーディオやスマホ、白物家電もバリエーション豊富
LGのブースには、テレビのほかにもオーディオ・ビジュアルの関連製品、スマートTV機能のデモ、さらにスマート・アプライアンスというWi-Fi内蔵の白物家電ラインナップが展示されていた。なお、スマートフォンは日本でも発売済みの“Optimus G”シリーズのみが展示されていた。
実際に見てみると、LG製有機ELパネルの画質は2012年のIFA(関連ニュース)で披露したものから格段に進化しており、過去のパネルにあった荒く見えるようなノイズや動画で尾を引く現象もデモ映像では見られなくなっている。漆黒からハイライト部までのダイナックな映像を表示していた。
パネルの色域はBT.709を完全にカバーした上で面積比110%を達成。コントラスト比は測定器の限界以上で同社では無限大としている。なお、展示していたものは2012年の試作デザインのもので製品化段階ではスタンド部などのデザインが異なるものになる。
すでに受注可能な状態にあり、手元に届くのは韓国では2月、米国では3月からになる予定。米国での価格は12,000ドル。日本での発売も2013年上半期の発売を予定している。
また、有機ELテレビの技術デモとして、世界初の湾曲した有機ELテレビの試作機も展示。こちらも55型の3D対応のもので、中央部が凹むような形となっている。湾曲パネルも白色有機ELだからこそ生産しやすかったものだという。
■84/65/55型の4K(UltraHD)も実機デモ − 日本でも発売予定
そして、プレスカンファレンスで発表した4K(UltraHD)の84/65/55型テレビを多数用意して2D/3Dの画質をアピール。
同社は昨年10月に84型モデルを発売しているが、展示中の製品は84型の製品も含めて2013年仕様となっているプロトタイプ。すべてLGディスプレイ製のIPSパネルを採用している。価格はまだ未定だが、米国では2013年上半期には登場する見込みだ。日本でも発売を予定している。
84型の製品は、パネルのバックライトなどのユニフォーミティー(均一性)を昨年よりも向上させ、テレビとしての完成度を高めている。画質エンジンの「Triple-XDエンジン」もCPUパワーが向上したため、ノイズリダクションやエンハンス処理が効果的にかかるようになっているという。
また、4K関連の展示として、地上波放送局のKBSとLGが共同で実験をしている4K放送の映像デモを行っていた。同実験は韓国国内で昨年から行っているものだという。AVCの次世代にあたる符号化技術であるHEVCで圧縮した4Kソースを流しており、非常に自然で立体感ある映像を破綻なく視聴できていた。
■「MagicRemote 2013」搭載のCINEMA 3D対応クラスも展示
そのほか通常のCINEMA 3D対応テレビも展示が行われており、プレミアムモデルにあたる「8シリーズ」は日本でも発売を予定。直下型LEDのエリア駆動をしており、2013年モデルでは2012年モデルの24分割からさらに分割数を増やす予定だという。
そして同機に搭載されるスマートTV機能である「MagicRemote 2013」での、フィンガージェスチャー機能デモも実施。実際に筆者がテレビの前に立って試してみると、両腕を落とした状態から右手の指一本を立てるとすぐに画面にカーソルが現れ、マウスカーソルのように操作できるようになる。指を丸めるように折ると決定の操作ができるなど、非常に自然で実用性の高いジェスチャーコントロール機能となっていた。
このほか、プレスカンファレンスで発表されたレーザーTVも展示が行われていた。構造上はフロントプロジェクタだが、22インチ(55.88cm)の距離から100インチを投写できるようになっている。スクリーンにはスピーカーが一体化し、同社のスマートTV機能も内蔵。価格は約10,000ドル。
オーディオやスマホ、白物家電もバリエーション豊富
LGのブースには、テレビのほかにもオーディオ・ビジュアルの関連製品、スマートTV機能のデモ、さらにスマート・アプライアンスというWi-Fi内蔵の白物家電ラインナップが展示されていた。なお、スマートフォンは日本でも発売済みの“Optimus G”シリーズのみが展示されていた。