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公開日 2012/02/13 18:36

「Xperia acro HD/NX」の完成度は? − Xperia arcユーザーの記者がハンドリングテスト

動画/静止画撮影や音楽再生を中心に試す
ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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“Xperia arc”によって、日本におけるAndroidスマートフォンの存在感を一気に高めた感があるソニー・エリクソンのXperiaシリーズに新モデル「Xperia NX」と「Xperia acro HD」が投入される。現在Xperia arcを使用中の記者が、動画/静止画撮影や音楽再生を中心に、新モデルの使い心地を試してみた。


■ガラケー機能も備える“Xperia acro HD”はドコモ/au両キャリアで発売

まずスペック面のおさらいをしておくと、両モデルとも基本性能はほぼ同等。Xperia acro HDはおサイフケータイや赤外線通信、ワンセグなどいわゆるフィーチャーフォン機能も備える日本独自仕様モデルで、Xperia NXはそれらの機能が省かれたグローバルモデル(海外では「Xperia S」として展開)という位置付けだ。バッテリーの容量や外観デザインも異なっているほか、Xperia acro HDはシリーズで初めてIPX5・IPX7に準拠した防水性能を備えている。

Xperia acro HDは、ドコモとau両キャリアで発売。ドコモ向けには「docomo with series Xperia acro HD SO-03D」として3月頃(関連ニュース)、au向けには「Xperia acro HD IS12S」として3月中旬以降に発売を予定している(関連ニュース)。

Xperia acro HD

一方のXperia NXはドコモのみでの発売。「docomo NEXT series Xperia NX SO-02D」として2月に発売し、こちらは事前予約受付を2月10日より開始している(関連ニュース)。

Xperia NX

両機ともOSはAndroid 2.3で、1.5GHzのデュアルコアCPU(MSM8260)を搭載。解像度1,280×720ピクセル・342ppiで約4.3インチのHD "Reality Display”液晶ディスプレイを採用し、フロントパネルは光の乱反射と拡散を低減した「クリアブラックパネル」を搭載するなど機能強化が図られている。

なお両モデルは記憶媒体やバッテリー容量が異なっており、Xperia acro HDは16GBの内蔵メモリに加えmicroSD/SDHCスロットを搭載。バッテリー容量は1,840mAh。Xperia NXはmicroSD/SDHCスロットを搭載しない代わりに内蔵メモリ容量が32GBと多い。バッテリー容量は1,700mAh。また、SIMカードもXperia acro HDが通常SIMであるのに対し、Xperia NXはmicroSIMを採用している。

Xperia acro HDはmicro SIMを採用。本体左側面にスロットを装備している

なお、裏面のカバーはXperia NXのみ取り外し可能だが、Xperia NXはSIMカードの抜き差しだけしか行えない仕様で、カバーが外れないXperia acro HDはもちろん、Xperia NXもバッテリー交換などはショップへ依頼する形になる。

Xperia NXの背面

カバーを開けたところ。ユーザーが行える作業はSIMカードの抜き差しのみ


Xperia acro HDの背面。カバーは開けられない仕様

■デザインだけでなく端子類の配置などにも様々な違い

デザインなど外観について見てみよう。Xperia NXは、透明素材“Floating Prism”をアクセントにしたデザインが特徴。そしてXperia acro HDはフロント面がスクエアで背面に曲線を使ったラウンドフォルムを採用。個人的な印象を言えば、よりデザインコンシャスなXperia NX、質実剛健なXperia acro HDといったところだろうか。

透明な“Floating Prism”をデザインの一部に採り入れている

裏側からでもホームアイコンなどを確認できる

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