公開日 2011/06/14 18:32
アキュフェーズ、セパレート型SACDプレーヤー最上位機「DP-900」「DC-901」を発売
創立40周年記念モデルの第2弾
アキュフェーズ(株)は、SACDトランスポート「DP-900」とMDSDデジタルプロセッサー「DC-901」を発売する。
SACDトランスポート「DP-900」7月中旬発売 ¥1,155,000(税込)
MDSDデジタルプロセッサー「DC-901」7月下旬発売 ¥1,155,000(税込)
両モデルは「アキュフェーズ創業40周年記念モデル」の第2弾となる製品で、DP-800/DC-801の後継機となるセパレート型SACD/CDプレーヤーだ。
DP-900は構造や部品を見直すことで剛性・制振性を高めたモデル。SACDドライブは本体をアルミフレームで固定。総重量10.7kgに及ぶ重量級で、可能な限り低い位置に配置。低重心で安定感ある駆動を実現するという。
基本となるメカニカル・ベース部は、ベース厚15mm、フレーム厚17.5mmのアルミブロック削り出し材を使用している。ピックアップなど光学系のマウント部分をつかさどる「トラバース・メカニズム」は軽量化し、ドライブのローディングメカニズムからは分離されたフローティング構造となっており、振動などの影響を受けないよう設計されている。
ディスクトレイはアルミブロック削り出しに硬質アルマイト処理と梨地処理を施したもので、デュアル・ステー構造のスチール製ベアリングシャフト採用によりスムーズなローディング機構としている。またブリッジは1.4kgの大型アルミ削り出しとなっている。
信号読み取り用レーザーピックアップには、1つのレンズにCD用/SACD用の2種類のレーザーダイオードを配置した1レンズ/ツイン・ピックアップを搭載。ピックアップ全体の小型化により、SACD/CDの切り替え時間とアクセス時間を短くすることができる。また、ピックアップ制御用サーボ電流の変動も大幅に減らすことができるという。
SACD/CDメカの駆動部と信号系を分離した2個のトロイダルトランスと、カスタム仕様のフィルターコンデンサー10個を採用した強力な電源部も備える。
インシュレーターには、ハイカーボン鋳鉄に特殊な熱処理を施し硬度をアップさせたものを採用。
出力端子は、同社独自のHS-LINKとXLR端子を搭載。DP-800の付属品よりも太くなった新開発のHS-LINKケーブルも付属する。
DC-901は、DSD信号をダイレクトにD/A変換する、同社独自の「MDSD」(Multiple Double Speed DSD)方式を採用したデジタルプロセッサー。
MDSD方式は「MDS方式D/Aコンバーター」により変換誤差を極小化すると同時に、15次「完全直線位相特性」の優れたハイカット・フィルター機能を両立させているのが特長。DSD信号の可聴帯域外の量子化ノイズを除去するほか、可聴帯域内の信号の変換誤差も打ち消すことができる。
「MDS方式D/Aコンバーター」とは、ΔΣ型DACを複数個並列接続することで性能を改善したもの。ESSテクノロジー社製の32bit「ハイパーストリーム DAC」を各チャンネル8回路、合計16回路を並列駆動させている。
さらに、D/Aコンバーターの電流出力信号を電圧出力に変換する「I-V」変換回路をディスクリートで構成し、動作を改良した新回路方式。安定性が向上し、より高い性能を発揮できるという。また、DAC出力の高周波領域のノイズ除去用に「Direct Balanced Filter」回路を搭載している。
信号伝送回路には、誘電率・誘電正接が低く、高周波特性が優れ、耐熱性にも優れたガラス布フッ素樹脂基材によるプリント基板を採用。銅箔面には金プレートを施し、さらなる音質向上を図ったという。
接続端子はHS-Linkに加え同軸デジタル(XLR端子)、光デジタル端子をそれぞれ2系統、USB端子(typeB)も備えており、本機をパソコンと接続して音楽を楽しむこともできる。
さらに、「EXTERNAL DSP」入出力端子を搭載。同社のデジタルボイシングイコライザー「DG-48」を接続して、デジタル領域での音場補正を行うことも可能だ。
SACDトランスポート「DP-900」7月中旬発売 ¥1,155,000(税込)
MDSDデジタルプロセッサー「DC-901」7月下旬発売 ¥1,155,000(税込)
両モデルは「アキュフェーズ創業40周年記念モデル」の第2弾となる製品で、DP-800/DC-801の後継機となるセパレート型SACD/CDプレーヤーだ。
DP-900は構造や部品を見直すことで剛性・制振性を高めたモデル。SACDドライブは本体をアルミフレームで固定。総重量10.7kgに及ぶ重量級で、可能な限り低い位置に配置。低重心で安定感ある駆動を実現するという。
基本となるメカニカル・ベース部は、ベース厚15mm、フレーム厚17.5mmのアルミブロック削り出し材を使用している。ピックアップなど光学系のマウント部分をつかさどる「トラバース・メカニズム」は軽量化し、ドライブのローディングメカニズムからは分離されたフローティング構造となっており、振動などの影響を受けないよう設計されている。
ディスクトレイはアルミブロック削り出しに硬質アルマイト処理と梨地処理を施したもので、デュアル・ステー構造のスチール製ベアリングシャフト採用によりスムーズなローディング機構としている。またブリッジは1.4kgの大型アルミ削り出しとなっている。
信号読み取り用レーザーピックアップには、1つのレンズにCD用/SACD用の2種類のレーザーダイオードを配置した1レンズ/ツイン・ピックアップを搭載。ピックアップ全体の小型化により、SACD/CDの切り替え時間とアクセス時間を短くすることができる。また、ピックアップ制御用サーボ電流の変動も大幅に減らすことができるという。
SACD/CDメカの駆動部と信号系を分離した2個のトロイダルトランスと、カスタム仕様のフィルターコンデンサー10個を採用した強力な電源部も備える。
インシュレーターには、ハイカーボン鋳鉄に特殊な熱処理を施し硬度をアップさせたものを採用。
出力端子は、同社独自のHS-LINKとXLR端子を搭載。DP-800の付属品よりも太くなった新開発のHS-LINKケーブルも付属する。
DC-901は、DSD信号をダイレクトにD/A変換する、同社独自の「MDSD」(Multiple Double Speed DSD)方式を採用したデジタルプロセッサー。
MDSD方式は「MDS方式D/Aコンバーター」により変換誤差を極小化すると同時に、15次「完全直線位相特性」の優れたハイカット・フィルター機能を両立させているのが特長。DSD信号の可聴帯域外の量子化ノイズを除去するほか、可聴帯域内の信号の変換誤差も打ち消すことができる。
「MDS方式D/Aコンバーター」とは、ΔΣ型DACを複数個並列接続することで性能を改善したもの。ESSテクノロジー社製の32bit「ハイパーストリーム DAC」を各チャンネル8回路、合計16回路を並列駆動させている。
さらに、D/Aコンバーターの電流出力信号を電圧出力に変換する「I-V」変換回路をディスクリートで構成し、動作を改良した新回路方式。安定性が向上し、より高い性能を発揮できるという。また、DAC出力の高周波領域のノイズ除去用に「Direct Balanced Filter」回路を搭載している。
信号伝送回路には、誘電率・誘電正接が低く、高周波特性が優れ、耐熱性にも優れたガラス布フッ素樹脂基材によるプリント基板を採用。銅箔面には金プレートを施し、さらなる音質向上を図ったという。
接続端子はHS-Linkに加え同軸デジタル(XLR端子)、光デジタル端子をそれぞれ2系統、USB端子(typeB)も備えており、本機をパソコンと接続して音楽を楽しむこともできる。
さらに、「EXTERNAL DSP」入出力端子を搭載。同社のデジタルボイシングイコライザー「DG-48」を接続して、デジタル領域での音場補正を行うことも可能だ。
関連リンク
トピック
- ジャンルSACDプレーヤー/トランスポート
- ブランドACCUPHASE
- 型番DP-900
- 発売日2011年7月中旬
- 価格¥1.155,000(税込)
【SPEC】●接続端子:HS-LINK、同軸端子 ●消費電力:11W ●最大外形寸法:475W×156H×394Dmm ●質量:30.0kg
- ジャンルD/Aコンバーター
- ブランドACCUPHASE
- 型番DC-901
- 発売日2011年7月下旬
- 価格¥1.155,000(税込)
【SPEC】●接続端子:HS-LINK、同軸デジタル、光デジタル、XLR、USB(typeB) ●周波数特性:0.5〜50,000Hz +0dB/-3dB ●全高調波歪率:0.0005%(20Hz〜20kHz間) ●S/N比:120dB ●ダイナミックレンジ:117dB ●消費電力:26W ●最大外形寸法:477W×156H×394Dmm ●質量:23.4kg