仕事を終えて帰宅したら、ここ数日到着を待ちわびていたCompanion
3が届いていた。夕食後、はやる気持ちを抑え丁寧に開梱していく。「あれ、これだけ?」と、製品の内容を知っていたとはいえ、同梱物の少なさに面食らってしまった。中に入っているのは、ベースモジュールとマイクロキューブ、そコントロールポッドと数本のケーブルのみ。取り出すのに1分もかからない。
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▲Companion
3が到着!箱を開けると意外なほどに同梱物が少なく、機器の接続も簡単だった |
スピーカーが非常にコンパクトなことにも驚いた。マイクロキューブは名刺程度の大きさしかなく、これで良い音が出るのか少し不安になったほどだ。ベースモジュールも想像よりかなり小さい。これならインテリアを邪魔せず、スマートに設置できそうだ。
さっそく製品を接続してみる。ベースモジュールはラックの隣にすんなり収まった。マイクロキューブは、液晶テレビのサイドに設置する。うれしい誤算だったのは、マイクロキューブの大きさが15インチのテレビにぴったりだったこと。カラーもシルバー同士なので全く違和感がなく、まるで一つのシステムのような溶け込み具合だ。
コントロールポッドの設置は、少し悩んだ末、テレビの脇に置くことにした。このコントロールポッドには、ステレオミニ入力のほか、ヘッドホン出力も用意されている。様々な機器のつなぎ換えを迅速に行うには、テレビの脇が一番便利なはずだ。なお、コントロールポッドの上部にはタッチセンサーが設けられており、ここに触れることで電源のON/OFFができる。ボリュームはポッドの外縁部を回すことで調整が可能だ。
場所決めに手間取った割には、設置自体は10分ほどで終了。あまりの簡単さにやや拍子抜けしてしまうほどで、ふだんAV機器を使い慣れていなくても、迷うことなく設置が行えるはずだ。
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▲スピーカーを置いてみたところ、リビングのテレビと見事に一体感がとれたことも嬉しい誤算だった |
いよいよ音を確かめる。まずはオーソドックスにテレビ番組の音を聞いてみよう。テレビに外部出力端子があったので、RCA←→ステレオミニの変換プラグを使ってコントロールポッドに接続する。テレビの電源を入れ、コントロールポッドを軽くタップすると、マイクロキューブとベースモジュールから、臨場感たっぷりの音が飛び出してきた。比較対象がお粗末で申し訳ないが、これまでの液晶テレビの音はなんだったんだ、と思わず叫びたくなるほどだ。クオリティのあまりの差に愕然としてしまう。
たとえばバラエティ番組では、出演者の声と観客の歓声がよく分離しており、さらにステレオイメージが驚くほどよく広がる。歌番組でも、アーティストの伸びやかな声が、とても心地よく伸びていく印象だ。また、名刺大ほどしかないマイクロキューブは、信じられないほど深みのある、表現力豊かなサウンドを実現している。ベースモジュールは低域だけを受け持ち、マイクロキューブが中高域全般を担当しているのだが、この大きさでよくぞここまで、とスピーカーを撫でたくなるほどの活躍ぶりなのだ。音が良くなったおかげで、番組の内容までがもっと面白くなったように感じられる。これでCompanion
3の素性の良さはバッチリ理解できた。明日以降は、ゲーム機を接続した際の使い勝手や印象を確かめてみよう。 |