PW:お話を伺っていると、演奏だけではなく機材についてもすごくこだわりがあることが伝わってきました。
Chika:
NUDE VOICEを結成したときからお世話になっているレーベルの方の影響もあるかも知れませんね。その方たちは機材にものすごくこだわりのある人だったんです。それで、いろんな種類の機材を試させてくれて、私たちの声に合うマイクやPAの扱い方とか、いろんなことを教えてくれたんです。いい音を出しているアーティストさんを研究して、その人たちが使っている機材を試してみたりもしましたね。
Kohei:先ほどお話したように、ライブ会場ではいろいろな所から出てくる音を調整する
必要があります。聴いているお客さんに良い音を提供するのはもちろんのこと演奏者のやり易さという観点からも、それぞれの楽器や機材から出てくる音をどのように調和させるのかが大事だと思うんです。
だからこそPAの音は演奏者の理想に近いものでなければいけないと考えています。
PW:おふたりにとっては機材も楽器のひとつみたいなもので、目指す音楽を表現する重要な手段なんですね。
Kohei:そうですね。僕たちの目指す「生音と同じ音」を表現するために、例えば今日の会場だったら、100人くらい入れる広いところだし反響もいいのでリバーブはあまりかけなくても響くな、だから普段よりもリバーブ感は抑えめにしよう…ということを考えたり。こういう操作も“L1”を使うと調整パネル(オプションの「T1
ToneMatch audio engine」)で簡単にできるので有り難かったです。
▲(写真はクリックで拡大) |
BOSE
L1 model I system専用プロセッシングユニット
T1 ToneMatch
audio engine (取扱店限定モデル)
¥78,225(税込) >>ボーズの製品紹介ページ
L1 model I systemのオプション「T1 ToneMatch audio engine」。入力系統の拡張が可能なほか、ボーズ独自の「ToneMatch」プリセットとその音質調整を可能にする「zEQ」機能や、スタジオレベルの高音質エフェクター類など多彩な機能を備え、“L1”のパフォーマンスの幅を広げるプロセッシングユニット。 |
Chika:
だから、こうしてみたら、ああしてみたら…みたいな楽しみが増えました。音にこだわっている人間にとっては、表現の可能性が広がってとても有り難いことだと思います。自分たちのこだわりをそのままかたちにしたい、と考えている私たちには合っているなと感じています。
PW:昨年6月に2ndアルバム「WINDING
PATH」を発売されてから、もうすぐ1年が経ちます。ライブはもちろんのこと、アルバムを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
Kohei:今は次のアルバムに何の曲を入れようか話し合っている段階です。今まで作った曲から収録するものを選んでて、アレンジをして、それからレコーディングを始める予定です。次回作は、今年中にはみなさんにお届けしたいなと考えています。
PW:音にこだわりのあるお二人だけに、アルバムも素晴らしいものになるでしょうね!発売を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
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