大画面シアターでニンテンドーWiiを遊んだらどのくらい楽しいのだろうか?ニンテンドーWiiのゲームをプレイする機会は、これが筆者にとって初めてとなるが、今回は「Wii
Sport」を実際にプレイしながらご紹介しよう。
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「ベースボール」ではホームランを連発し、満足げな折原氏。小学生の頃は地元のリトルリーグに所属していたこともあるそうだ |
Wii
Sportsの「ボクシング」では、Wiiリモコン(左)と、拡張リモコンのヌンチャク(右)を使ってプレイする |
最初に選んだ「テニス」は、初めてのプレイということもあり、なかなか試合で勝つことができず苦戦してしまった。操作はWiiリモコンを握り、テニスのラケットと同じように振って、体を動かしながらスポーツを楽しむ感覚でゲームに熱中できる。グラフィックだけでなく、ゲームのリアルなサウンドにも驚かされた。キャラクターがコートを縦横無尽に駆けめぐり、ボールがコート上で弾む音の強弱までもが細かく表現されている。今回はFS-321IIにつないでサラウンド再生環境も充実させた効果は高く、気が付けばいつの間にかゲームの世界に引き込まれていた。
「ベースボール」は特に大きな画面で楽しむことの良さを実感した。攻撃の際はバットを構え、打席に立つのと同じ感覚でWiiリモコンを使ってコントロールするのだが、プロジェクターが映し出す大画面の臨場感にも心躍らせながら、広々としたスタジアムでプレイする感覚が味わえる。サウンドもまるで本物のスタジアムにいるような空気感までもが、サラウンドシステムによりリアルに表現される。バッティングの際はジャストミート時は快音が響き、ファールチップでは鈍い音が響くといったように細かく作り込まれていて、体感ゲームの醍醐味が存分に味わえる。好打でスタジアムに響き渡る歓声も、サラウンドシステムが臨場感たっぷりに再現し、プレーヤーの気持ちを高揚させる。
「ゴルフ」では、ボールがフェアウェイやグリーンを、そしてラフやバンカー、ウォーターハザードといった自然障害物を移動する際に発する音のリアルな表現が印象に残る。コースによって変わる風音、波の音など、ディティールに富んだサラウンド再生も楽しみたい。大画面に映し出される雄大なコースのグラフィックと合わせて、まるで屋外でプレイしているような感覚に包まれてしまった。ゲーム自体もクラブを振るスイングのモーションにWiiリモコンがリアルに反応するため、本物のゴルフ・プレイヤーにも納得の面白さがある。
■ニンテンドーWii取材
動画レポート
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「ボーリング」でも正確なコントロールさばきが求められる。ボールのひねりを加えて投げられる本格志向だ。大画面に映し出されるレーンに、思わずフォーム吸い込まれそうになる。プレイ中はピンを倒した時の“カコーン”と鳴る快音が、サラウンド再生によって場内に軽快に響き渡る様子が再現される。隣のレーンでプレイする音までもがリアルに作り込まれているところが、体感ゲームならではの心憎い演出と感じた。
最後に「ボクシング」を楽しんだ。こちらはWiiリモコンに加えて、ヌンチャクという拡張リモコンを使って両手でプレイするスタイルだ。パンチやガードに加え、スウェーを使ってパンチをよける動作も求められるため、最も汗をかいて熱くなりながら楽しむことができた。対戦相手のキャラクターにパンチがヒットした際にはズシンと手応えのあるサウンドが響く。リングサイドから沸き上がる歓声が、プレーヤーの闘魂を熱く奮い立たせてくれた。
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