さてこうやって作ったDVDを、いよいよ視聴してみることに!ビデオカメラで収録した5.1ch音声を余すことなく楽しむため、HDMI端子を搭載し、5.1chサラウンドを楽しめるBOSEのホームシアターシステム「Lifestyle
V30」を使用しました。Lifestyle V30はプレーヤー部を省いているため、今回はAVCHD再生にも対応しているパナソニックのHDD+DVDプレーヤー「DMR-XP12」とHDMIで接続しています。
■視聴に使用したシステム
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音響性能の高さ、簡便な操作性、複数の機器と接続できる発展性、シンプルに設置できるエレガントさを備えた同社ホームシアターシステムのフラグシップモデル。DVDプレーヤーを省略しHDMI端子を新たに搭載したメディアセンター部と5つの小型サテライトスピーカー、ベースモジュールから構成され、豊かで迫力ある音を楽しむことができる。さらにビデオのアップコンバート/アップスケーリング(1080pまで)にも対応する。 |
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再生してみてまず驚いたのは、その生き生きとした鮮やかな音。スピーカーから音が出た瞬間、撮影時の空気がさあっと視聴室内に広がるように感じました。
旧古河庭園の梅の木があるあたりは、片側を少し背の高い常緑樹に囲われているのですが、その葉が風の吹くごとにさわさわと揺れており、時折空から聞こえてくる鳥のさえずりと合わさってのどかな春らしい風景を感じさせてくれます。
柔らかい風の音や鳥の声がサラウンドスピーカーからリアリティを持って再生されたのを聴き、ボーズというと力強さのある迫力のサウンドのイメージがあるけれどこういった繊細な音もきれいに再生してくれるんだなあ、と驚きました。また、木の葉の音、鳥の声、そして玉砂利を踏みながら歩く撮影者(私)の足音などなどそれぞれの音の位置がハッキリしており、鮮やかな映像と相まって春の屋外の空間がくっきりと描き出され、梅の花の香りまで再び漂ってくるような気がしました。
また、車の往来と都電の線路が入り交じる交差点の付近で撮影したムービーでは、遠くから聞こえてくる都電の遮断機の音、だんだん近づいてくる電車の走行音が非常にリアル。街中の雑踏で撮影したシーンは、人と人の位置関係の描き出しがうまくできていて、サラウンド録音&再生ならではの醍醐味を感じました。
自分で撮ったムービーがこんなに良い音で聴けるのには驚き!ビデオカメラに搭載されたマイクの性能はもちろんのこと、「ジュエルキューブスピーカー」の効果でもあると感じました。ジュエルキューブスピーカーは、“ダイレクト・リフレクティング理論”により、上下のスピーカーの向きを変え反射音を効果的に利用することで、音の広がりや奥行き感を得ることができるとのこと。「こんな小さいスピーカーなのにすごいね」と友人も驚いたようす。
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視聴室内に広がる映像と音が撮影時の空気を甦らせてくれ、終始笑いが絶えませんでした |
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コンパクトながら鮮やかで迫力ある音を再生し、奥行きある空間を表現してくれるジュエルキューブスピーカー |
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ちなみにボーズ独自のデジタル音場補正技術“ADAPTiQ”で、ヘッドセット型の測定マイクを用い、部屋内5箇所の視聴ポイントで最適なサラウンド効果を得られるよう音場を調整することも可能です。友人数人と集まって視聴するときも、全員がサラウンド音声をいい音で楽しむことができます。Lifestyle
V30は、1080pまでアップスケーリング/アップコンバートする機能もあるので、SD画質で保存したDVDでも、よりきれいな映像で観ることができます。
ムービーの面白さは、「その時交わした会話が入っていること」でもあるなあと感じました。あの時あんなこと話したよね、と、撮影した映像を観ながらまた会話が盛り上がりました。楽しかった時がサラウンドシステムを使うことで鮮やかに甦り、思い出を二倍楽しむことができました。これからの季節、お出かけの機会はもちろん入学式やGWの行楽などなどのイベントも増えるはず。みなさまも是非、大切な時間をムービーに残し、ホームシアターシステムで楽しんでみてはいかがでしょうか。 |